7日目、6月13日。
この日が一番大変なんですと、ガイドさんが言いました。アンカラからブルサに行き、そしてイスタンブールに向かう道は、なんだかんだと540㎞の道のりで、運転手さんの交代要員も用意されました。
アンカラからブルサまでが既に380㎞あったので、ただ走っていると言うわけにも行かないとガイドさんが思ったからかどうか知りませんが、途中で「ゴルディオン」と言う所の古墳の見学がありました。
ここは最初、外側からだけの見学だったのです。
バスを降りて、そこでガイドさんが説明をしだすと、お向かいにある「ゴルディオンミュージアム」の人が飛んできて、ガイドさんに何かを言いました。
推理するに、外側からだけの見学でも見学してるのだから見学料を払いなさいと言う事だと思いました。その後、ガイドさんは頷いて、その人にお金を払っていましたから。こういう旅行って、現地のガイドさんが全部組んだり計画を立てたりするんだなあと、なんだか妙な所で実感しました。
でもお蔭で、その古墳の中に入れることになったのです !!!
わー、嬉しいと、私は思いました。日本でも古墳はあちらこちらで見る事が出来るけれど、その中に入れるって無い事ではないでしょうか。
もしもこの道を一人でたいまつ燃やしながら行けと言われたら、メッチャクチャ怖いと思います。
なんたってお墓なんですから。いいえ、お墓じゃなくても怖いですよね。
本当に、今の時代で良かった ♡
ワクワクワク ♡
またどうせ、頭の中が「インディ・ジョーンズ」にでもなっていたのでしょうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、いいえ~、たぶん気持ちは「ドラクエ」です !!
ドラクエのダンジョン、たいまつ消えたらどうする~と言うあれ。
分からない方はスルーしてくださいね(^_^;)
しかし、今この写真を見ていて、思わず自分でも笑ってしまいました。
ツアーで行って、狭い通路の誰も居ない写真を撮れる人って、一番手か二番手で歩いている人限定だと思います。もしくは帰る道で、わざとラストを狙うか。これは行きの写真です。ガイドさんが一番後ろから行くと言ったのだと思います。今はイヤホンガイドがありますから、ラストの人を把握しながら歩きたかったのでしょう。それで私、ササッと行動してこのような写真を撮れるポジションで歩いていたのだと思います。
それはまた写真のためだけではなくて、やっぱりこういう所は、出来るならば人の背中を見ながら歩きたくないなと言うのも、本音かな。
なんだかんだと遺跡好きなんですね、私。
そしてこの道が行きつくところが、ここです。ミダス王の木槨墓。
「ゴルディオン」は海の民と共にヒッタイトを滅ぼしたとされるフリュギア人の都。そこの有名な王がミダス王。
この王の伝説として(もしくは神話)、何か(手抜き)のご褒美で、触るものすべてを金にする力を得たものの、食べ物も皆金になってしまうため、誰か(またも手抜き)の許しを得て、元に戻ったと言う話の王様。
(私は、この話を聞くと「スター・トレック」を思い出します。昔テレビでやっていた頃の。知っている人いるかなぁ。いて欲しいなぁ。)
≪朝、これを読み直していて唐突に、自分の過ちに気が付きました。「スター・トレック」ではなく「宇宙家族ロビンソン」でした。Drが触るすべてを金に変える力を手に入れてしまい、最初は喜んでいたものの、ロビンソン家の次女までも金に変えてしまいアタフタとする物語でした。10/4≫←追記
それから、もっと有名なのが「王様の耳はロバの耳」の王様なのですって。ロバの耳になってしまった経緯が気の毒で、アポロンも自分勝手な神様だと思ったのですが、そんな神話と現実が交錯していた、そんな時代の王の墓。ロマンがありますよね。ミダス王の神話の数々は→ここなどで
下の説明ボードの写真、なんか勝手に雰囲気がある感じに撮れました(笑)
正面から見ないと、ただの丘です。
まあ、日本の古墳のほとんどももっと小さくて、みんなただの丘にしか見えないところが多いとは思いますが。
ついでなので、「アンカラ」についてですが、
アンカラはトルコ共和国の首都ですが、イスタンブールに次ぐ第二位の都市なんですね。
だけどまったく首都らしい風景も見ずに、この地を離れなければならなかった事は残念に思います。
車窓の旅でも、それは無しでした。
遠くに見える都市の風景。
この風景を間近で見ていないと言う・・・・物足りなさを感じました。
すぐにこのようになってしまいます。
途中トイレ休憩のガソリンスタンドから撮った街の風景です。
アンカラ県ポラトルと言う街です。
この古墳は、そのポラトルと言う所にあって、下の「家の近所ですか。」と言われても仕方がないような写真は、その古墳の前の道路です
で、次はやっとたどり着いたブルサ観光です。
もうここから先は、街ですよ~。
トルコの古墳、探検気分満載ですね!!
話は脱線しますが、先日 百舌鳥・古市古墳群が世界遺産に選ばれましたが、古市はぼくの住んでる大阪府羽曳野市にあるんですよ。
おっしゃる通り古墳は宮内庁ががっちり管理していて、学術研究員も一般人も立ち入れないですもんね。そのため発掘調査ができないので、大阪府堺市の百舌鳥古墳群の仁徳天皇陵と呼ばれている古墳も本当に仁徳天皇陵かどうかわからないんですよ。
そうなんですよ!!
ここのみではなく「カイマルク地下都市」とか「ギョレメ」とか、もうワクワクです♪
また、この古墳はそうでもありませんが、他の所は大きさの規模も違うので、かなり楽しめます。
私もこの記事を書いている時に、「百舌鳥古墳群の仁徳天皇陵」の事を思い出していました。
そのままというのも、良いような気がしますが、でも時がたてば経つほど分からなくなってしまう事も多いのではないかと思いますよね。
世界遺産に選ばれたのなら、見たいと思う人も増えると思うのですが、街中にあるし、問題がたくさんありそうですね。