昨日は朝から頭がガンガンに痛かったのです。理由は単純、肩こり&寝不足です。
ーもう、おばさんなんだから真夜中の3時半まで起きてるんじゃないよ、バカ~!!―
と、心の中で叫んでも、やる事が何気にあったりで、そのやる事から逃げていたりで深夜族。
そんなわけで昨日はすっかり疲れていましたが、そんな疲れた私の乾燥した目と心を潤してくれたのが、「龍馬伝」と「我が家の歴史」と言うドラマでした。(二つ一緒に書こうとしたのでこういう書き方ですが、三行で終わるかなと思った「龍馬伝」が思ったよりも長くなってしまったので、結局分けました。)
<龍馬伝>
歴史的ドラマの進行は大した事はなく、藩主山内豊範と共に京に入った武市半平太は、攘夷派の三条実美に、幕府に攘夷を実行させるために勅命を持って江戸に乗り込む事を提案し、その意見が通る所です。進行は大した事がなくても、大事な所ですね。ちょっと頭の中で「篤姫」とリンクしてしまいました。
この先、将軍を京に動かした、そのスタートはこんな感じだったのかと思いました。
そして「人切り以蔵」、完全始動。
「殺せ」と命令されなくても、「奴は許せない。」「奴は邪魔だ。」と半平太が言うと、殺しに行く以蔵。
なんか切ない。
いろいろ飛ばしまして、京で再開した加尾と龍馬と以蔵のシーンは、凄く良かったです。
あっ、ちょっと「我が家の歴史」の話。山本耕史演じる作家阿野が
「良かったです。面白かったです。」は挨拶で、感想じゃないと言っていましたが、ムムム、胸が痛かったです。でも挨拶は大事と言う事で、まあいいか。
以蔵に人の道を説く龍馬。(説くと言うほど偉そうないい方ではありませんでしたが)
あるがままの自分でいることを受け入れてくれる龍馬に、以蔵は
「龍馬は、前からあんな男だったかの。」と癒されて帰っていきます。ずっと龍馬が傍にいたら、「人切り」は誕生しなかったかもしれません。でもそう思う事は何も意味のない事。
人は時を経て、時代時代の角を曲がり、それぞれの道を進んで行くしかないのですね。人は変わる。だけど歩んでいる道が変わっていくだけの事なのかもしれません。
闇の道を行く者。進むべき道に迷っている者。分岐点に立つ女。
この三人を見ていたら、
「幕末青春記ー愛と殺戮」と言う副題が頭に浮かんできました。
ちょっと横道。実は私、ちょっと苦手な女優さんが若干名いまして、申し訳ないのですが広末さんはそのひとり。で、今まで加尾のシーンはあまり真剣に見ていない事もあったのですが、今回は良かった~(とまたも、挨拶)
龍馬を自分から解放してあげる、加尾。
その加尾の口から、勝林太郎の名前を出させる事が粋な演出だと思いました。
―男を導き、その道を指し示すもの、汝の名は女。―
と言う演出は、好きですから。
でもその別れのシーンは切なくて。
今思い出しても切なくて。
「土佐で待ってるね、あたし。」なんて、自己ちゅうな事を言わなかった加尾を抱きしめてあげたくなってしまいます。
「いい女やな~」と泣きはしないが、目が湿ります。
そしてラスト、以蔵も龍馬も、加尾もそれぞれの道を旅たっていく所で終わりました。次週も楽しみです。
と、大切な弥太郎ちゃんの事を書き忘れました。でも弥太郎ちゃんシーンは、みんな奥さんの喜勢に持っていかれましたね。お役目放棄して帰ってきた弥太郎は、役所を首になり農民暮らしでしたが、腐っていました。またも、ヒステリックに叫ぶ弥太郎に、喜勢は優しく厳しく一言。良いセリフだったのに、忘れてしまいました。ポイントはそのセリフじゃなくて家族の反応。
「出来ている!」
「何で、あんないい嫁が弥太郎に来た!?」
「俺にもわからん。」と弥太郎。
出番は少なくても、インパクトありでした。
ふと気が付けばこんな時間、「我が家の歴史」の感想も書く予定ですが、だんだん怪しくなってきました。
とりあえず書いておきます。
「我が家の歴史」、とっても良かったです。と、ご挨拶。←しつこいって。