今日は母の日ですね。その母の日に「ディドリームビリーバー」を贈ります。
でもその前に、いつものように本題に入る前の長い前書きです。
【蛍雪時代】
今の時代、自力で勉強して大学に入学すると言うのも、推薦入試やOA入試でなければ、難しいのではないかと思います。
でも昔は結構自力で勉強していたと思います。そんな時結構頼りにしていたのは、「高3コース」とか「蛍雪時代」。ラジオ講座と連動していました。でも、いつも寝てしまったり、時間が過ぎてしまったり、周波合わせに時間を費やしてしまったりで、あまり使いこなしていたとは言えなかった私です。そんな私でも、今でも心に残った講座がありました。現代国語の授業で、「背景を知る」ということがテーマだったと思います。
もちろんあまりにも昔。言葉は正確ではありません。
【背景を知ることの大切さ】
昔飛行機の墜落事故があり、そのボイスレコーダーを収拾してみると、その中に機長の
「エンヤコラ、ドッコイショ」と言う言葉がありました。その声を聴いた人は、その緊急事態に何をふざけてと思ったと言うのです。
でも、その背景・・・
あるところに何に対しても前向きな、努力家の少年がいました。その少年の小学生時代からの口癖を、学校の先生は覚えていました。これは大変だ、頑張らなければと言う危機に直面した時に、その少年は必ず
「エンヤコラ、ドッコイショ」と掛け声を掛けて、自分の中の緊張をほぐし、自分を奮起させ事に当たり乗り越えていったのです。
その少年こそ、機長その人でした。
今まさに最大の危機。その時機長はその掛け声を掛けて、自分の中の最大の力を出そうと、最後まで闘っていたのですね。
その背景を知ると、その「エンヤコラ、ドッコイショ」も違って聞こえてきますよね。私はジーンと感動しました。
私の受験勉強なんて、ろくでもないことの繰り返しでしたが、このお話一つでも覚えていたことに、意味があったかもしれませんね。
そう言えば、このお話を読んで、あの日航ジャンボ機の機長のお話を思い出した方もいられるかもしれませんね。それよりもかなり前の事なのですが、でもこのお話を知っていましたので、ジャンボ機の機長の
「ドーンと行こう・・」と言う言葉も、「パニくるな、踏ん張れ。」と言う風に、私には転換され聞こえてきて、涙が出ました。
と、ここまでが、「背景を知ることの大切さ」と言う前書きです。
【ゴールデンウィークのある日の私は・・・】
またも、お気に入りブログを朝読んでいましたら、
>連休は読書、10冊ほど読みました。
と言う文章にぶつかりました。凄い、どれだけ速読なのかしらと思いました。「読書時間」と言うのが今の私のテーマなのです。
それで私は連休何をしていたのかしら、と自分の数日を振り返ってみたりして・・・。
そうでした。
私はある日の午後、下に載せたものや他のYouTubeの音楽を聴いて、ボロボロ泣いていたのでいた。
私は最初この歌を聴いて、ずっと昔に別れた恋人を想って歌っているのかと思いました。あの時支えてくれた人がいたから、今の自分がいる。何かの事情があって別れてしまったけれど、変わらぬ想いは今もあって、それが今も支えてくれている。そんな歌なのかと思いました。
でも、その下のコメント欄も読んでいたら、その「彼女」と言うのは、亡くなったお母さんの事を言っているのだと分かりました。
パッと歌の世界が変わりました。ポロポロっと涙がこぼれました。まさに背景を知れとはこのことです。
―ずっと夢を見て 安心してた 僕は
Daydlream Believer そんで 彼女はクィーン
―ずっと夢を見て 幸せだったな 僕は
何も言う事はないですね。ひたすら泣けますよ。
ああ、こんなお母さんでいたいなあと思います。
だからねっ、
母の日と言う今日、この歌を母と言う名のあなたに贈ります。
THE TIMERS - デイ・ドリーム・ビリーバー (Hammock Mix)
・・・・。昨日は忌野清志郎さんの告別式が、青山葬儀場であったのでしたね。夜の10時半になっても献花の人の列が途絶えなかったとか。4万3千人以上の人たちが彼を見送りに訪れたそうです。
虎は死んで皮を残し、歌うたいは歌を残し・・・
その歌が忘れられない限り、彼は生きているー
多くの方が言われるとおり、
「彼は死んでなんかいない。」と言うのは本当だなと思います。
だけどやっぱり、祈ります。
地上に流れ続ける 自分の歌を聴きながら、安らかにお眠り下さい。
<追記>
最初に載せていた動画は削除されてしまいました。気に入っていたので、悲しい~。でも、この歌自信が好きなので、違うバージョンで載せさせていただきました。(2010,3,15)
〈追記2〉
さらに消されてしまいました。当たり前と言えば当たり前か。テレビの奴はダメなんですよね。
でも今日は母の日。やっぱりこの曲聴きたいですよね。
で、また共有させていただきました。〈2014.5.11〉