今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、 神はこのように装ってくださる。まして、あなたがたにはなおさらのことではないか。マタイによる福音書六章三〇節
明日は炉に投げ込まれる野の花も、今日ただいまは美しく咲いています。 明日は灰になるかもしれないけれど、今日精一杯、花を咲かせています。
「生きる」ということは与えられている今日の命を存分に生きることであります。 明日のことを思い悩んで、生かされている今日をしおれてしまってはならないのです。
まして、わたしたちの命は「明日は炉に投げ込まれる」ものではありません。 永遠に向かって、神のみ手にみちびかれている命であります。
小島誠志著 「夜も昼のように」より