シスター鈴木秀子の愛と癒しの366日より
子供の価値観 親の価値観
中学生の子供がいつも一人で図書室に行ってお弁当を食べているのを知って、
気に病んでいる親がいました。
子供は皆から仲間はずれにされているではないか、
子供はさぞ寂しい思いをしているだろうと心配したのです。
ところが、子供自身は「私は一人でいるのが一番好きなの。
寂しいなんて考えたこともない」と言って一向に平気です。
そこで親は、何事も皆と一緒がよいと勝手に決め込んでいた自分に気づいたのでした。
中学生になると、子供も個性が芽生え自己主張しますから、
親の価値観には従わないのがむしろ正常な状態と思ってもよいでしよう。