きりのBurning Spirit

2022年4月17日かすみがうらマラソンで約9年半ぶりのサブ55を達成。今シーズンこそ悲願のベスト更新へ・・・

東京マラソン2021振り返りとブログ更新に区切りをつけることについて

2022-03-12 16:22:48 | 東京マラソン
東京マラソンが終わって1週間が過ぎてしまいました。今回の結果には、自分がどう感じてるのか、まだよくわからなくて、たぶん、思い描いてた結果とは全く違うこと、そして、想定外の出来事にきちんと対処できなかったことに、愕然として、そこで立ち止まったまま、前に進めていないという状況じゃないかと思います。

では、まず、レース展開についてです。

1K~10K
コンディションがとても良くて、ペースを抑えてるつもりでも、スタートから2Kまでキロ4分を切ってしまいました。それでも、すぐキロ4:03が出たり、6K目でもキロ4:01が出たりしてしまいます。まだまだ先が長いのでペースを抑え気味にと言う意識をしていたところ、10K目で1Kを刻むラップが鳴らない事象が発生。そのままやっと10K目を刻んだ時には、5:52でした。

11K~ハーフ
どうやらビルの谷間でGPSロストしてしまったことは気づきましたが、それはしょうがないと思い、ペースがわからないまま、この位かと言う感覚で走らざるを得ませんでした。どうすることもできないまま、せめて15K地点で時間をチェックしようと考え、キロ4:09で進んだ場合、15Kでは、1:02:15と算出したものの、通過時間は1時間4分台と、2分の遅れが生じていることに気づきました。ここでマズイと危機意識を感じて、その後のレースのペース確認をどうするか焦っていたところ、やっとコースでのキロ表示で手動ラップをやればいいと気づきました。この時点で、6K位ペースの遅れを作ってしまっていたようです。

そして、ハーフ通過で、1:28台でした。このまま同じペースで後半走ると2:56以上になることに危機感を抱きました。

ハーフ~30K
本当の勝負は30K以降になるので、まだ先の長さを見るとペースアップには早すぎる時間。しかし、手動ラップでキロ4:09より速いタイムを意識して、結果的に順調なペースでレースを進めることができました。足の疲労感もまだそれほどでもないので、本当の闘いスタートまでじっくり温存出来ている感覚でした。

30K~38K
ガーミンでスタートから2時間が過ぎたところで、とうとう本当の意味での戦いの号砲を鳴らした感覚。足の疲労感は感じ始めましたが、ゴールまでの残りの距離からすると十分足は残っている感覚。徐々にペースアップして、何とか記録達成へ向けた戦いをしていこうという気力に満ちていましたが、どうも右足の親指と人差し指の間あたりに豆を作ってしまったようで、それなりに走れているけれど、足の感覚がなくなっていたり、フォームも崩れかけているのには、大きな懸念点として暗雲が立ち込め始めてきました。

38K~ゴール
右足が着地した時の感覚がおかしくなってきており、足の疲労感が急激に増してきました。ラストスパートをかける気力が徐々にうすれてペースも落ち始めてきている感覚でした。いつの間にかGPSは復旧しており、手動ラップをしなくてもよいのですが、前進するのがだんだん辛くなり、ペースが落ち始めているところで、残り2~3Kと言うところで、日比谷公園となりの大通りは、公園側にビルがなく向かい風をもろに受けてしまうところで大きく減速。ラストスパートしなければならないところで、向かい風にもがきながら進みます。やっとのことで丸の内の石畳の道路に入ってきて、残り1Kを切ったところで時計は2:53台、何とかサブ55を!と、心の中で叫びながら、とにかくダッシュするも、なかなかゴールが近づかない。やっとゴールが見えてきたところで時計は2:55台でした。ここで、むざむざと厳しい現実を突きつけられながらゴール。


◆振り返り◆
大会事務局からは、まだ正式な大会結果通知が来ないので、手元の時計の2:55:42と言う数字で考えてみれば、あと1K1秒速ければ、2:55を切れたタイム。そして、更にあと1K1秒、トータル2秒速ければ、2:54:24の自己ベスト更新でした。その1秒を削り出せるかどうかがマラソンです。

2019年金沢マラソンの2ndベストからは、10秒更新ですが、その10秒って、たぶん20~30mの差ですよね。このマラソンにおける自己記録との秒単位の闘いって、こんなシビアな戦いなんですよね。自己ベスト更新からするとあと1分18秒ですが、これもあと200m~300m位の差ですよね。ここのところのレースでは、毎度このしびれる感覚を突きつけられます。

でも、それがマラソンの記録です。最後はその秒単位の闘い、約3時間のセルフマネジメントが物を言います。しかし、今回は、何と言っても、GPSロストと言う、これまでにないハプニングながら、結果からみれば想定外としての対応となってしまい、的確に対応できなかったことに対しても自分に悔いています。

Garminを使い始めて10年以上経過して、ずれてもせいぜい500m以内と言うところで、完全に頼り切ってしまっていたんですよね。そして、本来これは当たり前でなくて、GPSがロストした時には、すぐさま手動ラップに切り替えて、レースマネジメントを継続しなければならないところ、それが的確にできなかった。この情けない事実を受け止めきれなかったようです。しかも、11年目にして初めて当選した、最高の舞台でそれが起きてしまった。

その事実を受け止めきれないのも自分に情けなかったですが、今回は、それが事実で、ゴール後から時が止まってしまったようでした。自分に何度問いかけても、無言の返事。水曜日になっても、何度心の中で声をかけようが、肩を叩いて「もう、帰ろうよ」と、呼びかけても、まるでゴール後の帰り道で、自分が座り込んで、動かないままのような感覚でした。

今回は、過去にないほど最高の練習環境で、記録を出すには絶好のコンディションだっただけに、想定内であるべき出来事に、想定外の対応となってしまったことが、こういう無様な状態となってしまったのでしょう。悔しいですが、これが事実です。

さて、11回目の抽選で初めて走らせてもらった東京マラソン。ちょっと期待を抱きすぎてしまったのが失敗でしたが、走らせてもらってとても良かったです。もし、また走らせてもらえる機会があれば、今回の借りを返したいものです。次はまた、11年後かな(笑)

振り返りは以上です。

ところで、このブログも止め時が特になく、なんとなく更新を続けてきましたが、冷静に考えてみると、当初始めた頃の情熱は落ち着いてますし、ここらへんで一旦、区切りをつけようかなと思いました。

特に今回のレース結果のせいではありませんが、自分の自由時間でやりたいことを棚卸した結果、ここらへんが止め時かなと思いました。

ただ、このブログでは、サブ55もまだ未達成。自己ベスト更新も一度も成し遂げていないという状況です。これには納得いかないので、レース結果位はアップしようかなとも思います。そして、自己ベスト更新で、締めくくりにできたらいいなぁ~と思います。一応、次のレース予定は、4月17日のかすみがうらマラソンです。

もちろん走るのは止めずに健康維持の大事な柱ですから、継続していこうと思ってます。

改めまして、これまでこのブログにお付き合いいただいた皆さま、拙い文章でお目汚しにしかならなかったかもしれませんが、読んでいただいたことについては、励みになりましたし、ブログ村などを通じてお付き合いいただいた方にもお礼を言いたいと思います。長い間、どうもありがとうございました。

今後も同じマラソン仲間ですから、お互いにナイスランで頑張りましょう!

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