氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

ミルキー

2006-02-28 10:30:34 | 懐かしい御菓子
不二家の「ミルキー」が大好きでした。
甘い練乳のような味は濃厚で舐めると幸せです。
小さな箱は10円でした。

大きな御菓子屋さんや百貨店には大箱の「ミルキー」も売っています。
小さな鞄位の大きさでモールの手提げが付いていました。
ターミナル駅の売店にも売っていたように思う。
たしか売価は100円だったと記憶しています。

お出かけの時には買って貰い電車や汽車の中では食べなかった。(長距離旅行は別)
普通「ミルキー」は「ペコチャン」の「赤箱」ですが私は「青箱」の「ポコチャン」が好きでした。
「紅い箱は女の子用!・・・僕は男だからポコチャンしか嫌や!」
中身の「ミルキー」は同じなのに・・・
なぜか「ポコチャン」の「ミルキー」は少なかったように覚えている。

「赤箱」しか無かったら買わずに「グリコ」の「大箱」を買って貰う。
「グリコ」はオマケは好いのだが味がイマイチで「ミルキー」の方が好みです。
幼い時から難儀な子供でした・・・

そうそう「オマケ」で思い出したのですが「ミルキーの大箱」にも「コケシのペコチャン」が付いていました。
小さな木製のコケシでしたが・・・残して置けば良かった。
「不二家ハイカップ」に付いていたのと同じ「コケシのペコチャン」です。


ポケットドロップ

2006-02-27 10:20:51 | 懐かしい御菓子
昭和20年代の後半に「不二家」から「ポケットドロップ」が新発売された。
缶入りのドロップで無く一個毎にポリエチレン包装が斬新です。
平らなキャンディバーでカラフルで色々な味が有りました。
透明な包装で好みの味が選べる「ポケットドロップ」が大好きです

しかし近所の駄菓子屋では売っていないのが残念でした。
今みたいに「不二家」の直営店は何処にでも有りません。
しかし駄菓子屋以外の御菓子屋には「ミルキー」や「ポケットドロップ」が置いて有ります。
駄菓子屋には一人で買いに行きましたが商店街の御菓子屋には行けません。
10円で買えるお菓子は少なくて大人に連れて行って貰い買って貰う高級な御菓子だったのです。
遠足のオヤツや偶にお土産で貰う「ハレの御菓子」でした。
でも日常に食べていた「ケの駄菓子」も懐かしい・・・

ドロップ

2006-02-26 12:12:17 | 懐かしい御菓子
昭和20年代の後半には御菓子が貴重品でした。
私は特に「ドロップ」が大好きだったのです。
普通のオヤツに食べられる御菓子では無かった。
お土産に頂くかお出かけの時に偶に買って貰うハレの御菓子です。

ブリキの長方形の缶に見た事も無い果物の絵が描いて有りました。
「サクマドロップ」と「サクマ式ドロップ」と二種類有ります。
綺麗な七色の「ドロップ」は甘酸っぱい味と香りが素敵でした。

「ドロップ」の缶を揺らしてカラコロ~カラっと手の平に受ける・・・何が出るのか?
出て来るまでのお楽しみです。
「イチゴ」味がお気に入りですが中々出て来てくれません。
「白いハッカ」は大嫌いで出て来たらお母さんや友達にあげました。
好き嫌いの多い自分勝手な難儀な子供です・・・

未だ見ぬ南国のフルーツを思いながら舐めた「ドロップ」が懐かしい。

トイトレン~2

2006-02-25 10:32:48 | 懐かしい玩具
映画の中にも「トイトレン」は偶に出て来ます。
スティブン・スピルバーグ監督は特に「トイトレン」がお好きみたいです。
DVDには成っていませんが「1941」と言う戦争喜劇は素晴らしい「トイトレン」のレイアウト(多分マルクストイ)が出て来ます。
第二次世界大戦初期のアメリカ西海岸が舞台で日本軍の攻撃を恐れパニックになるアメリカ三軍や民間人が面白く描かれている喜劇映画です。
三船敏郎が潜水艦の艦長役で出演していました。

他にも「アダムスファミリー」にも素晴らしい「トイトレン」のレイアウトが出ていました。

どちらの映画も「アメリカの古き好き時代」を表現する象徴として「トイトレン」を小道具に使っているように思えて成りません。
アメリカ人の琴線に触れる懐かしい「トイトレン」が私は大好きです。

現在所有している「トイトレイン」はもう増える事は無いけれど絶対に処分しようとは思いません。
もう走らせる事は無いけれど・・・眺めるだけで心が和むのです。

トイトレン

2006-02-24 10:29:34 | 懐かしい玩具
「Nゲージ」が粗大ゴミに成り鉄道模型から決別しました。
20年位前に商用でアメリカ(シカゴ)に行き日曜日に暇だったのでトイフェステバル(玩具の骨董市)へ顔を出します。
そこで懐かしい「トイトレン(玩具の鉄道)」に出会いました。
アメリカの「マルクストイ」と言うメーカーです。

ブリキで出来た玩具臭い「0ゲージ(軌道幅32mm)」の鉄道模型でした。
私が小学生の時に始めて出合った「三本レール(真ん中のレールから集電)」の汽車です。
信号機や駅舎などのストラクチャーも「鈍色(にびいろ)」のブリキです。
貨車や車掌車がセットに成っている「ニューヨークセントラル鉄道」の汽車でした。

荷物になるし(0ゲージはかさ張る)$350も高かった・・・
買うまいと決心したのですが・・・会場を出る時に引き返して$300に駄目元で値切りました。(断られて諦める心算)
なんと頑固そうなオヤジがOKと同意するでは有りませんか。

喜ぶべきか悲しむべきか・・・複雑な思いで大きなダンボール箱を持ちタクシーに乗ってホテルへ帰りました。
早速線路を組み立てパワーパックをコンセントに差し込んで試運転します。
メンテナンスが悪いのかぎこちない走りでしたが大満足。

日本に帰ってからは古い模型屋さんや玩具屋を彷徨う事に成りました。

鉄道模型~3

2006-02-23 10:20:20 | 模型懐古譚
「HOゲージ」に移行してからは趣味が「Uコン飛行機」や「スロットカー」など多岐にわたり行動範囲も増えて「鉄道模型」から離れます。
「HOゲージ」の機関車は高価でお金持ちの大人の趣味だったのでした。
大学生に成り趣味は車に移りIVYルックなどお小遣いはとても余裕が有りません。

鉄道模型に関心は無くなり「HOゲージ」は全部知り合いの子供に進呈してしまい何も残っていません。

時は移り結婚し子供が二人授かりました。
子供に玩具を買い与えるのが楽しみでよく玩具屋へ行きました。
そんな或る日にキディランドで「Nゲージ」と出会ってしまいます。

「Nゲージ」は軌道の幅が9mmで機関車やプラットホームなども小さくて場所を取りません。
「HOゲージ」に比較して価格も安価で買い揃え易くのめり込みました。

サブロク(3尺x6尺 90cmX180cm)の板に引き出しの台を造りレイアウトを創りました。
線路を廻らせ鉄橋を架けターミナル駅を作る。
駅前の商店街を創り機関庫を設けターンテイブルを設置します。
反対側には田舎の駅を設けます。
周りの農家と田圃に畑・・・畑には蓮華が咲き乱れる懐かしい風景。
本当に嵌りました。

増築した部屋は子供立ち入り厳禁!
何と言う非情な父親でしょうか?(反省しています

と言うのも会社から帰宅して見ると私の鉄道は大事故を起こしでいます。
駅前の商店街には「ゴジラ」が出現!
鉄橋には「キングギドラ」・・・嗚呼
何とソブビの怪獣が鎮座して居るではないか

冷静に考えれば子供には怪獣映画のセットに見えます。
怪獣のソフビで楽しく遊んでいたのは無理も無い話しですが・・・(号泣

私のジオラマは粗大ゴミに成り消滅しました。

鉄道模型~2

2006-02-22 10:13:34 | 模型懐古譚
小学生の高学年に成れば生意気にも「0ゲージ」が玩具臭くて飽きた。
今になればこの玩具臭さが懐かしくて堪らないのですが・・・その時には判らない。
「0ゲージ」はアメリカで大流行して日本からも「カツミ」「サカイ」「ハヤカワ」など沢山の模型メーカーが輸出していました。
アメリカでは「ライオネル」が有名です。
玩具臭さから「トイトレン」として大人気でした。

「0ゲージ」よりもっと精密で小さな「HOゲージ」に興味が出て「0ゲージ」はかえりみません。
集めた「0ゲージ」を全部知り合いの子供に進呈してしまいました。
まさか大人に成って再び探し回る事に成るとは思いもしません。

今では昔の「Oゲージ」の鉄道模型は手に入らない事も有り大人気です。
ネットオークションでも高値を呼んで大変に入手が困難です。

「0ゲージ」はサイズが大きいのが欠点で狭い日本の住宅事情には合いません。
各模型メーカーは昭和30年代後半には人気の凋落と共に生産を止めてしまい「HOゲージ」が鉄道模型の主流に成ります。

私も再び[HOゲージ」を線路と電気機関車から買い進めます。
苦難の迷路に踏み込んでしまうのでした・・・嗚呼

鉄道模型

2006-02-21 10:07:36 | 模型懐古譚
私は幼い時から汽車や電車が大好きでした。
ブリキの路面電車や蒸気機関車で遊びましたが小学生に成ると「鉄道模型」に目覚めます。
小学2年生のクリスマスに買って貰った0ゲージ(3本レール)の「電気機関車セット」が「鉄道模型」の原点です。
たぶん「カツミ」の「EB」が入っていました。

基本セットは線路が少なくて丸い軌道だけで直ぐに飽きます。
直線レールを10本位買い足し「手動ポイント」と「車止」も買いました。

お小遣いを貯めては「貨車」やタンク車」を買います。
「腕木信号機」を買い「ポイント」の所に設置しました。

線路の継ぎ目を電気機関車が通過する時には「カタタン~カタタン~」と本物そっくりなドラフト音が響く。

「プラットホーム」や「駅舎」に「鉄橋」・・・お小遣いはとても足りません。
少しずつ欲しい物を買い溜める事が楽しみに成りました。

金を失う道(鉄道)に踏み込んだ私は小学2年生にして苦難の道を歩くのです。

夢の話~3

2006-02-20 10:07:23 | 懐かし商店街
何度も同じ夢を見るのがもう一つ有る。
其の夢はやはり昔の商店街を彷徨いとある本屋に入るのです。
その本屋は貸本屋と古本屋を兼業しているようなお店でした。

懐かしい貸本漫画が棚に並んでいます。
水木茂の「ロケットマン」が有りました。
前谷惟光の「火星の八っちゃん」に「ロボット三等兵」が有ります。
杉浦茂の「ドロンちび丸」に「猿飛佐助」も有る。
手塚治虫の「新宝島」に「ロストワールド」・・・探していたのに見付らなかった。

月刊漫画誌も「おもしろブック」「少年クラブ」「少年」「漫画王」「冒険王」「少年画報」「ぼくら」・・・あの頃の本が勢ぞろい

昔はこんな夢を見て悔しい思いで目覚めました。
探していても見つけられない欲求不満がこんな夢を見るのだと思い込んでいたのです。

最近は少し考え方が変化してきました。
別に買い込んで自分の所有物にしなくとも好いのでは?
だから休日にも探し回る事を止めました。
「夢の中の懐かしい商店街は私の物なのです。」


夢の話~2

2006-02-19 11:34:32 | 懐かし商店街
何処とも判らない地方都市の裏町の横町を曲がる度に古臭い建物が残る地域へと進むと・・・其処はもう私の夢の中の「懐かしい商店街」です。

頭の中のアンテナはアラームを鳴らしお目当ての店が近くに存在すると知らせてくれる。
街角を曲がりふと見ると其処には古ぼけた文房具と模型を扱う店が有ります。

「マルサン」のプラモデル「昆虫の不思議」や「忠実な犬」が埃を被って飾って有る。
「タミヤ」の「ビッグジョット」も有るではないか
棚には「三共」のピーナッツシリーズが積んで有ります。

ガラスのショーケースには「カツミ」の0ゲージの電関や貨車に客車・・・ブリキの3本レールや「ポイント」に「信号機」が有る。
其の奥には「駅舎」や「プラットホーム」に「踏み切り」が有ります。
「鉄橋」も「トンネル」も有る・・・探していたけど見つからなかった物が勢ぞろい。

夢なら覚めないでくれ
頭の中には有る歌がエンドレスで流れています・・・

探し物は~何ですか?~見つけにくい物ですか?・・・夢の中へ~夢の中へ~行ってみたいと思いませんか?~ウフ~フ・・・ウフ~フ・・・ウフ~フ・・・サァ~ア~

まだまだ~探す氣ですか?~探す事を辞めた時~見つかる事も~良くある話で・・・夢の中へ~夢の中へ~行ってみたいと思いませんか?~ウフ~フ・・・ウフ~フ・・・ウフ~フ・・・サァ~ア~

ウフ~フ 最近は寝るのが楽しみに成りました。