氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

ゲルピン

2007-01-21 17:14:04 | 懐かしい言葉
「ゲルピン」も懐かしい言葉ですが最近は死語に成りました。
意味は文無し、銭無しの学生言葉です。
戦前の旧制高校のバンカラ学生が独逸語を隠語にしていたらしい・・・
ゲルは Geld(ゲルト:独語)金銭、主に戦前の学生語です。
ピンはピンチでしょうか?
賭博用語のピンで1で最低の意味か?

ゲバルトよりもゲルピンの方が古い言葉です。
我々よりもずいぶん年上のお兄さん達が使っていた言葉でした。

ゲバ棒

2007-01-16 10:43:34 | 懐かしい言葉
最近はNHKの朝の連続ドラマ「芋たこなんきん」に嵌まっています。
昭和30年代や40年代の懐かしい大阪が舞台だからでしょうか?
懐かしい言葉が沢山でてきます。

「ゲバ棒」が懐かしい・・・
私が大学受験をした年は東大紛争がピークで東大の入試が中止に成りました。
安田講堂の攻防戦はTVで中継され全学連の武装闘争は革命前夜のようです。
その時に活躍する武器が「ゲバ棒」と「火炎瓶」です。

「ゲバ」はゲバルト(Gewalt独語:暴力)で「棒」は角材でした。
全学連の学生がデモをする時には「角棒」を持って機動隊と戦ったのでこの言葉が
産まれたのだと思います。

「ゲバ棒」が「鉄パイプ」に変わりやがて爆弾へとエスカレートしました。
しかし最近の学生達はずいぶんと大人しく成ったのですね・・・

氣楽に続けます

2007-01-03 18:39:18 | 日記
このブログも去年は毎日更新を継続してきましたが・・・
今年は「氣楽亭 日乗」の名前の通り氣楽に氣儘に更新したいと思います。
不定期な更新に成りますが氣楽に続けたいと考えました。

毎日訪問して下さった読者諸賢に御礼申し上げます。

奈良の雑煮

2007-01-02 01:31:08 | 氣に為ること
今住んでいる奈良は亡き母親の郷里です。
母方の里で幼い時から休みには帰省していました。
氣に為る事は正月に食べさせて貰った奈良の「雑煮」です。

関西の「雑煮」は一般に白味噌仕立てで大根、里芋、人参、丸餅、が入っている。
奈良の「雑煮」は白味噌の汁に入っている丸餅を砂糖入りの「黄な粉」に塗して
食べるのです・・・
白味噌の塩辛さと「黄な粉」の甘さが奇妙な美味しさでした。
謂わば「安倍川餅」にして食べるのです。

我が家の「雑煮」は何故か「澄まし仕立て(現在も)」で野菜は「ほうれん草」だ
けで蒲鉾、伊達巻、鶏肉、が入っている。
家内が関東出身なので丸餅と切り餅の両方を揃えています。

「雑煮」は地方色豊かで色々なバージョンが有りますが「奈良の雑煮」は氣に為る。
しかもそれは奈良県全域ではなく北葛城郡の一部の地域限定バージョンみたいです。
我が家では食べられませんので従兄弟の家で御馳走に成るとします。