氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

ドロップ

2006-02-26 12:12:17 | 懐かしい御菓子
昭和20年代の後半には御菓子が貴重品でした。
私は特に「ドロップ」が大好きだったのです。
普通のオヤツに食べられる御菓子では無かった。
お土産に頂くかお出かけの時に偶に買って貰うハレの御菓子です。

ブリキの長方形の缶に見た事も無い果物の絵が描いて有りました。
「サクマドロップ」と「サクマ式ドロップ」と二種類有ります。
綺麗な七色の「ドロップ」は甘酸っぱい味と香りが素敵でした。

「ドロップ」の缶を揺らしてカラコロ~カラっと手の平に受ける・・・何が出るのか?
出て来るまでのお楽しみです。
「イチゴ」味がお気に入りですが中々出て来てくれません。
「白いハッカ」は大嫌いで出て来たらお母さんや友達にあげました。
好き嫌いの多い自分勝手な難儀な子供です・・・

未だ見ぬ南国のフルーツを思いながら舐めた「ドロップ」が懐かしい。