トイショーで売った品物 其の六

「クラウン模型」の「お化けシリーズ・唐傘・ロクロ首・一つ目小僧」です。
大き目のキャラメル箱入りのプラモデルで１００円売りくらいでした。
奈良県下のＪＲ駅前に有る「模型屋」さんで「初出し」しました。
１２個入りの大箱が２つ有りましたので速攻で買いました。

従兄弟に１つは原価で分けて残りは塩漬けにして来ました・・・今回の整理で業者さんに２２０００円で
買い取って貰い大満足です。

トイショーで売った品物 其の五

「イマイ・マスコットシリーズ」の「サンダーバード」此れも小さなキャラメル箱に入った３０～５０円売りの
プラモデルです。
おそらく最初期の「サンダーバード」のプラモデルだと思います。
此れは私の従兄弟がある模型屋さんから発掘して来た貴重なプラモデルでした。
大箱（１２個入り）のまま２箱の色違いが有り私は青色を原価で分けて貰いました・・・感謝。

１個５０００円位で売りました。
此れも原価の１００倍で売れた万馬券です。

トイショーで売った品物 其の四

「タカラ」の「Ｇ・Ｉジョーの秘密基地」も忘れられない品物です。
「ハスブロ社」の委託を受けて「Ｇ・Ｉジョー」を生産していたのは日本の「タカラ」でした。
「Ｇ・Ｉジョーの秘密基地」は「リカチャン・ハウス」のような折りたたみで持ち運び出来る玩具です。
あまり売れなかったのか古い玩具店で「初出し」しました。
価格は３０００円位で売値は３００００円位でした。

トイショーで売った品物 其の参

「イマイ・マスコットシリーズ」の「ロボット一家」このプラモデルは日本最初に作られたキャラクター物です。
漫画家の「前谷惟光」先生の傑作「ロボット三等兵」などの人気キャラクターのプラモデルでした。
小さなキャラメル箱に入って定価は３０～５０円でした。

此れもディーラー・タイムで５０００円で業者仲間に売りました。

トイショーで売った品物 其の弐

「タカラ」のソフトビニール・フィギア「サザエさん」も忘れられません。
かなり希少な品物で余り見た事は有りませんでした。
此れも「ディーラー・タイム」で業者仲間に８万円で売りました。
「サザエさん」が掃除をしているバージョンともう１つ他のバージョンの二つを持っていたのです。
噂では「カツオ」と「ワカメ」が存在したらしいのですが・・・未見です。
「波平」と「船」も有ると聞きましたがこれまた未見でした。

このソフビは高さ３０ｃｍくらいで箱入りの立派な出来でしたが何故か市場には余り出回りませんでした。
此れも「初出し」で７～８００円で買った物です。

トイショーで売った品物 其の壱

トイショーで売った品物は数々有りますが其の中でも記憶に残る品物を思い出します。
「マルサン・ゴロー」・・・此れは「ウルトラＱ」の怪獣プラモデルの名品でした。
「大阪トイ・マーケット」のディーラータイムで名古屋の業者仲間に売りました。
価格の折り合いはディーラータイムでは決着が付かず上本町の私の事務所で交渉します。
結局仲間価格で１５万円のキャッシュ払いで販売しました。
当時の小売価格は東京などの高額店では４０万円などの声も聞きましたがお店の看板商品としての自慢でしょう。
実勢価格は２０万～３０万でしょうか？
１５万円の卸売価格は妥当な値付けでした。

「マルサン・ゴロー」は大阪市内の古い玩具店の倉庫整理で掘り出した「初出し品」で定価の６００円か８００円の
３割引で買った物です。
「万馬券」を的中させた様な嬉しい思い出でした。

「ディーラー・タイム」

「ディーラー・タイム」は昨日も触れましたが出展者と入場料金を支払っていち早く入場したマニア
との会場内での販売です。
仲間取引なので出展者に売る場合は値引きもします。
マニアでも顔見知りや高額な物を買う人には値引きもしました。

出展者間の取引とマニアへの「ディーラー・タイム」で目ぼしい物やお買い得な品物は全て終了します。
それでも無料入場タイムで可也の売り上げは有りました。

「アンティーク・トイ・ショウ」

「アンティーク・トイ・ショウ」とは東京や大阪・名古屋などの大都市の会場で年に数回開催される
「アンティーク・トイ・マーケット」です。
参加する個人や企業は「ディーラー」と称されテーブルの大きさや数量で決められた参加費を支払う。
当日の搬入は大混雑ですが自分の商品陳列と他店の商品の値踏みや仕入れたい物の吟味と大忙しです。

「アンティーク・トイ・ショウ」は原則入場料は無料です。
一般の無料開場の事前に有料の「ディーラー・タイム」が有り此れも楽しみでした。

「ヘッダー付き」

「ヘッダー付き」とは「未使用」の中でも「ソフビ・フィギア」で未開封の物を謂います。
「ヘッダー」とは「ソフビ・フィギア」を包装したビニール袋を上部で留めたボール紙を謂う。
其処には製造したメーカー名やフィギアの名前と版権シールなどが貼られたり印刷されている。
紙の台紙は破損しやすくデッドストックでも良い状態の品物は希少です。
特に「マルサン」「マルザン」「ブルマーク」初期の「バンダイ」などはマニア垂涎の的で高価です。

「玩具の輸出」

日本復興の一翼は「玩具の輸出」が担いました。
輸出先は主に北米でカタログ販売の「シアーズ・ローバック」や「モンゴメリー・ワード」など「ロスコー」や「グラッグストン」
などアメリカのブランドを付けた日本製の「玩具」が貴重な外貨を獲得します。
製造したのは「バンダイ」や「マスダヤ」「ノムラ」「タカラ」「トミヤマ」などのメーカーでした。
これ等のブリキ玩具は今ではマニア垂涎のコレクター・アイテムに成っています。
なかでもロボット玩具は「サザビー」や「クリスティ」のオークションで高額（数万ドル）で落札されました。

東京の葛飾に沢山有った小さなプレス工場から造られ組み立てられたブリキ玩具は北米へと出荷されました・・・