氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

粋(スィ)

2012-03-31 10:16:05 | 懐かしい言葉
亡くなった母親(大正3年生まれ)が良く使っていた懐かしい言葉です。
関東で謂う所の「粋(イキ)」とよく似ているかも知れませんが・・・細かいニュアンスが少し違うのかも?

「粋(イキ)」はなんだか片肘を張った痩せ我慢や意地っ張りを感じます。
「粋(スイ)」は飄々として自然体なのにかっこ好い。
普通に生活して衣食住すべてがお洒落・・・無意識なライフスタイルが素敵。
洋服や着物のチョイスが他人と違い「粋(スイ)」。
でもそんな人が減りました。
天然記念物で保護動物クラスの生息数しかいないのでは?

私は「粋(スイ)」な生き方をしたいと思っています。
しかし他人から見たら「野暮」なんでしょうね・・・

支那料理

2012-03-30 21:00:50 | 懐かしい言葉
今は「中華料理」が一般的ですが昭和20年代後半や30年代には「支那料理」と言っていました。
「中華蕎麦」は「支那蕎麦」で「ラーメン」は一般的でないと記憶しています。
「ラーメン」が一般的に成ったのは昭和30年代なかばに「日清チキンラーメン」が新発売されてからでした。
インスタントラーメンが次々に発売され「中華蕎麦」や「支那蕎麦」は死語になるのです。

還暦を過ぎてから無性に「支那料理」や「支那蕎麦」を食べたくなりますが・・・平成の御世には何処にも有りません。

転禍為福 其の四

2012-03-29 10:14:37 | 日記
退院して掛かりつけのクリニックへ一ヵ月半ぶりに診察(糖尿)に行きました。
三回に亘る総合病院での手術や検査の詳細はこのクリニックへも送付済みです。
入院絶食の所為での思わぬダイエットは約10KG痩せると言う好結果でした。
其の時の体重は79KG・・・・貧血気味はそのまま。

糖尿の一番重要なグリコヘモグロビンA1Cの検査値は4.7と激減です。
今までの治療薬(血糖降下剤)では6.5が最高に良い数値で通常は7以上でした。
インスリン注射は進められても断っていたのです。

中性脂肪も80と驚くばかり・・・善玉コレステロールと悪玉コレステロールの比率である
LH比も1.8と念願の2を切る好結果でした。

先生は「血糖降下剤の服用を減らそう」とうれしい事を言ってくれます。
体重もリバウンドしなければ合併症と副作用の結果、劇的な体質改善が出来た事になりました。

それに50年近く吸っていた煙草も入院のお陰で自然に喫煙出来たのです。
禁煙治療薬のお世話にもならずラッキーでした。

現在の体重は79KG~78KGをグリコヘモグロビンA1Cは5.6~5.8をキープしています。
禁煙の結果血圧も135~90をキープしている。

大変な目に遭いましたが結果オーライで元気で健康な毎日を過ごしています。
「人生万事塞翁馬」を経験して一皮剥けた心持でした。

転禍為福 其の三

2012-03-28 09:41:13 | 日記
退院した翌朝、手洗いへ行こうと思い廊下を歩いていたら気が遠くなり再び昏倒しました。
板張りの廊下に今度は右から倒れ肘と脇腹を強打・・・大きな音に家人が駆け寄り介抱します。
前回の大吐血で出血多量になり何時も貧血気味でフラフラして宙を歩くようでした。

手洗いに行くと再度の下血です・・・(涙
退院が早すぎたのでしょう。
三度目の救急車で再再度の緊急入院です。

再度の内視鏡ですが左脇腹の肋骨損傷やえずくと胸が痛むので麻酔をお願いしました。
この病院は内視鏡での麻酔は原則不可で前回の時は胸が痛いと言っても取り合ってくれません。
しかし今回は退院した翌日の再出血での緊急手術なので此方の言い分に利があります。

「固形食も食べられない時期の退院は怪訝?」
「肋骨が折れているのに麻酔無しで内視鏡は不可解?」
「胃は丈夫だったのに胃潰瘍は循環器内科のミスでは?」

言いたいことを全部言いましたところ私の希望はほぼかなえて貰いました。
退院の時期も固形食を食べて暫くしてからにしてもらいます。
その間の暇な時に眼科へも行き眼底検査を初めてしてもらいました。
糖尿病が有るので前々から網膜剥離が気になってたのです。
眼科へ行くのが面倒でこの機会に全て不安を取り除きました。

5月の連休が明けて旬日のあと退院します。


転禍為福 其の二

2012-03-27 11:10:15 | 日記
急な大吐血と下血は抗血小板薬(血をサラサラにする薬)服用の副作用(エヌセッド)らしい。
循環器の医者が胃薬を処方しなかった所為か?
服用わずか二週間での胃潰瘍で出血多量で瀕死状態・・・

翌日になっても左側の胸の痛みは増すばかりで呼吸も困難でした。
ストレッチャーに乗せられて胸部レントゲンをとると・・・肋骨三本にひびがはいりほぼ骨折状態です。
ギプスは不可で湿布とサポーターで自然治癒を待つだけ。
咳や笑いは禁物で寝返りも不自由でした。

良かったことは絶食状態が三日、重湯から七分粥、と点滴のでの栄養補給・・・
二週間前の心筋梗塞での入院で胃拡張ぎみだったのが正常に縮んだみたいでした。

未だ固形食を取れないのにもかかわらず「ゴールデンウイーク前に退院しますか?」
との病院からの申し出があります。
ベットを空けたいのとスタッフの休暇やそれのローテーションの為か・・・
病院よりも家が良いので喜んで退院しました。

しかし災難はまだまだ終わりません・・・嗚呼

転禍為福 其の一

2012-03-26 11:12:13 | 日記
還暦を控えた59歳の春・・・心筋梗塞を発症し救急車にて緊急入院しました。
心不全を起こしていて否応無く心臓カテーテル手術で冠動脈にステントを装着します。
意識はあり半身麻酔で痛みはあまり感じませんが鈍痛はありました。
ICUに入れられて股の付け根に重しがあり足は伸ばしたままで寝返りもうてません。
寝たままの食事とベットでの排泄(尿道にカテーテルを装着)が不自由で堪りませんでした。

持病の糖尿を馬鹿にしていた所為での合併症の発症です。
高脂血症をなめていた結果が心筋梗塞で瀕死のイベントでした。
中性脂肪は1000を超える不摂生なので自業自得です。
家人はそれ見たことかとドヤ顔を見せてくれました。

2週間ほどで目出度く退院しましたが此れからの一生涯、抗血小板薬(血をサラサラにする薬)は離せ無いとの事。
循環器の医者いわく「外傷や出血には注意してください、出血すると止まらなくなります」と恐ろしい事をのたまう。
また私も「外傷に伴う出血は判りますが胃、十二指腸、小腸、大腸、など内臓の出血は如何?」と質問します。
医者は「下血が有るか排便時に注意してください」とおっしゃる・・・
それがゴールデンウイーク前の事でした。

その二日後の夜リビングで読書中(家人は横で韓流DVDを観賞)気分が悪くなり手洗いに行こうと歩き始めて昏倒。
板の間に左脇腹から倒れムカムカと何かが込み上げてきたので手近なゴミ箱へ吐くと・・・大吐血。
トイレに行くも大下血・・・血の色は黒く、吐血は赤くビビットな色でした。
救急車で再び心筋梗塞と同じ総合病院へと緊急入院です。
内視鏡手術ですが左脇腹を下に寝るのが非常に苦痛でしたが止むを得ません。
胃は丈夫でしたがスパット切れた胃潰瘍で出血多量で又もや瀕死状態でした。



カム・カム・エブリバディ

2012-03-25 09:23:33 | 懐かしいメロデイ
ラジオ(NHK)の英会話教室で歌われたメロデイが懐かしい。
メロデイはまたもや証城寺の狸囃子でこんな歌詞でした。
「~カムカム エブリバディ ハウドウユー アンド ハウアーユー ウオンチュ 
 ハムサム キャンディ ワン エンド ツウ エンド スリーフオーフアイブ
 レッハブ ア ハッピイ ソング テンララ ランランラン・・・」

戦後まだ日本が被占領下にあり進駐軍が街に溢れていた頃に大人気をえたラジオ番組です。




Sho-Jo-Ji by Eartha Kitt 証城寺の狸囃子

2012-03-24 09:57:18 | 懐かしいメロデイ
アーサー・キットを思い出したら「Sho-Jo-Ji 証城寺の狸囃子」を思い出しました。
20年位、昔 にもアサヒビールのCMでリバイバルしています。
外人の狸娘が踊る楽しいCMでした。
ウシュクダラと同じで英語の歌詞をラジオから聞き覚えの出鱈目で謡うのがとても楽しく面白かった。

歌詞は「~Sho-Sho-jo-ji, Sho-jo-jis raccoon He is always hungry So he sings a KOI-KOI-KOI
He will rub his head and tummy Rub it and Rump-ump-ump MAKERUNA and macaroni Jelly beans
and pinks for morning  KOI-KOI-KOI KOI-KOI-KOI All he says is KOI-KOI-KOI」

腹ペコのアライグマがマカロニやジェリービーンズを食べる可笑しな歌詞です。
その当時は歌詞の意味なんかは不明のままでした。
戦後の高度成長以前の昭和が思い出せる懐かしのメロデイです。

アーサー・キットも2008年に永眠しました・・・合掌

アーサー・キット

2012-03-23 14:47:38 | 懐かしいメロデイ
たまたまTVを観ていたらイスタンブールの街歩きの番組を放映していました。
ボスポラス海峡のガラタ橋ちかくの船の上で「鯖の鉄板焼」をパンにはさんで販売している場面を観た。
よく揺れる船で調理するトルコ人が大わらわで次から次へと料理する・・・

何の脈絡もなく突然ひとつのメロデイが頭の中に浮かんできてエンドレスで繰り返す。
記憶の回路は摩訶不思議でいきなり半世紀前にリンクする・・・

その懐かしい思い出の曲は「アーサー・キット」の「ウシュクダラ」です。
1950年代にアメリカで大流行し日本でもとても流行しました。
歌詞は「~ウシュクダラ・キーデーリーケン・アルドダ・ビル・ヤームル・・・」という不思議な言葉です。

「~ Üsküdara gideriken aldda bir yamur: Kâtibimin setiresi uzun etei çamur.
 Kâtip uykudan uyanm gözleri mahmur, Kâtip benim ben kâtibin elne karr ?
 Kâtibime kulal da gömlek ne güzel yakr !」

トルコの古い民謡とかでユニークなメロデイでした。
ラジオで聞き覚えたこの歌を出鱈目な歌詞で飽きることなく謡った事がつい最近のようです。
日本では江利チエミさんが謡い流行しました。
もう50年以上も昔の昭和が懐かしい・・・


白金の相場価格回復が不気味!

2012-03-22 09:59:42 | 氣に為ること
去年からの金相場の価格上昇に関係なく低迷していた白金相場がこの所回復基調にある。
昔からゴールドよりもプラチナは比重も重くどんな酸にも腐せず希少性もあり最高級な貴金属でした。
金は硝酸と塩酸をまぜた王水に融けます。
白金はその王水にも融けない無敵な金属です。
何十年も白金は金相場よりも大体1000円~1500円は高価な貴金属でありました。

20年位前に車の排気ガスの規制が厳しくなり排気ガスを浄化する触媒に白金やパラジウムが使われ相場価格が上昇しました。
その後の浄化技術の進歩で触媒を使わなくとも排ガス規制をクリアー出来るようになり相場価格は低迷してきました。

昔は火薬を大量に生産する触媒に白金が使われていた戦略物資だった為に戦争準備や開戦前には白金相場が上昇したらしい。
このところ白金相場は金相場から1000円~1500円安い相場が継続していました。
しかしイランの核開発を非常に気にするイスラエルの動向やアメリカを中心としたイラン制裁の発動、それに対抗するイランの
ホルムズ海峡封鎖など・・・非常にナーバスでシビアな状況にあります。
イスラエルのイラン核施設に対する空爆計画は最終段階に入り今や攻撃開始のカウントダウンが始まっているのか?
プラチナを買い占めて火薬を製造し戦争準備をしているのか?

金相場に並び追い越す価格の白金相場回復が堪らなく不気味です・・・