氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

針金鉄砲

2006-02-06 10:05:24 | 懐かしい玩具
昭和30年代の半ばに小学校の校門の付近で子供相手に露天で商売をするオジサンが居ました。
木製のミカン箱を置いて針金をペンチで器用に曲げて玩具を作る。
なかでも人気が有ったのは「針金鉄砲」でした。
「輪ゴム」を装着して連発で発射出来る優れ物です。

価格は10円位でしたがミカン箱の上に飾って有る見本は高かった。
言わば非売品のような「重機関銃」です。
太い針金で組み合わされた三脚の上に載っている「重機関銃」は「ガットリング砲」のようにハンドルが付いていました。
そのハンドルを廻すと「輪ゴム」が次々に連射される・・・
見事な作品でした。

道草もせずに家に帰った私は10円玉を握り締めて「針金鉄砲」を買いました。
近所の「公設市場」で「輪ゴム」を貰い「針金鉄砲」に装着し下校してくる友達や下級生を見つけては的にします。

女の子達を的にしては「輪ゴム」を打ち掛けたあの頃が懐かしい。