氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

赤外線いか焼

2006-02-17 10:16:09 | 懐かし商店街
「赤外線いか焼」の暖簾や幟が商店街に翻る・・・
昭和30年代の半ばに「赤外線いか焼機」が開発発売され大阪の商店街にお店が開店した。
「たこ焼屋」や「回転焼(今川焼)屋」さんが兼業する店が多かった。

「赤外線いか焼」は従来の鉄板とは異なり上下両面の鉄板にガスバーナーが仕込んで有る画期的な優れ物です。
いかの切り身と溶いたメリケン粉を鉄板に置き卵を1個入れ上の鉄板ではさむ。
上下の鉄板の先にはテコが有り其の先を金具で留める。
両面から押さえ込まれた「いか焼」は「ジュ~ッキュッキュッ~キュ~ッ」と美味しそうな音をたてて香ばしく直ぐに焼き揚がります。

「赤外線いか焼」は卵入りで一枚30円位でした。
ソースと相性は抜群で大フアンです。
今でも大阪のデパ地下では行列するくらいの人気商品に成りました。

何処が「赤外線」なのか良く判りません・・・
あの頃に「赤外線コタツ」が人気商品に成ったので名前をパクッたのが所以か?
「赤外線いか焼」は大阪の懐かしい長寿商品です。