氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

バンカース

2006-03-31 10:05:38 | 懐かしい玩具
昭和30年代の前半にボードゲームが流行しました。
なかでも私は「バンカース」が大好きです。
今のモノポリーのようなゲームでした。

4~5人で遊ぶゲームでサイコロで駒を進める。
最初に銀行から資本金を貰い土地や家屋を買いながら財産を増やすゲームです。
他人の土地や家屋が有る場所に停まれば家賃や地代を持ち主に支払う。

カードと書いてある場所に駒が停まるとボードの真ん中にカードが伏せて有るカードをめくれた。

「保険金満期」のカードをめくると銀行からお金を貰える。
「株式配当金」や「利子」など子供には理解不能なカードも有ります。
貰える物は判らなくても嬉しい。
しかし貰えるカードばかりでは無く「交通違反罰金支払」など不愉快なカードも有った。
どんなカードが来るかドキドキします。

ボードには「祭礼の寄付」だの社会生活の機微が有り面白かった。

15ゲーム

2006-03-30 10:32:13 | 懐かしい玩具
昭和30年代の前半に「15ゲーム」が流行した。
プラスチックの薄い正方形の箱に1~15の数字が書いてある15個のコマが入っている。
その数字が書いてあるコマをばらばらに並べて1~15の正しい順番に並べ替えるゲームです。
単純なゲームですが流行した。

TVドラマで人気があった「ポンポン船長」の出演者「桂小金治」がドラマの中で「15ゲーム」をする場面がよく出て来ます。
そのTVの影響か大流行しました。

駄菓子屋や玩具店で50円~100円位で売られていたと覚えている。
ポケットに入るコンパクトなゲームが珍しく飛びつきました。

しかし「15ゲーム」を持って表に出ても遊ぶチャンスは有りません。
一人でするゲームなので家の中か乗り物の中での暇つぶしのゲームでした。

バイ

2006-03-29 09:45:56 | 懐かしい玩具
関西ローカルでは独楽(こま)の事を「バイ」と言っていました。
木製の独楽も「バイ」と言いましたが鋳鉄の「ベーゴマ」の事を言います。

鋳鉄製の「バイ」をコンクリートや石畳の上で一生懸命に磨きました。
鋳鉄の「バイ」は鋳物なので角が丸かったのです。

角を鋭角に磨く事で相手の「バイ」を弾き飛ばし易くする。
床から相手の「バイ」を押し出したり回転を止めたら勝ちです。
勝てば相手の「バイ」が自分の物に成る。
いわばギャンブルでした。

学校では勿論「バイ」は禁止ですが止められません。
我々の子供時代は「バイ」に明け暮れました。
懐かしい思い出です。

地球ゴマ

2006-03-28 10:15:23 | 懐かしい玩具
昭和20年代の後半から30年代の前半には「科学玩具」が流行しました。
其の中でも「地球ゴマ」が大流行します。
月刊漫画誌の通信販売の広告を賑し街の玩具屋さん模型屋さんなどの店頭を飾る。
お祭りや縁日、夜店の露天商の屋台でも売られていました。

「地球ゴマ」は従来の独楽と異なり金属製です。
太目の心棒が有り片方の端はとがっている。
もう一方の端ははマイナスの螺旋回しのような切れ込みが有る。
心棒の真ん中に紐を通す穴が開いていた。
中心にフライホイール(弾み車)が有り周りを4本の金属板でガードして有ります。
この地球儀のような外見から「地球ゴマ」と名付けられたのか?

説明書には針金を張ったところに廻した「地球ゴマ」の心棒のマイナスの切れ込みを嵌めると針金渡りをすると書いてある。
しかし子供には針金を張り渡すのが問題でした。

かわりに厚めの下敷きの端に「地球ゴマ」を嵌め込み廻します。
筆箱の端でも廻しました。

ブーーーンと勢い良く廻る「地球ゴマ」が懐かしい。

チャイナマーブル

2006-03-27 10:12:37 | 懐かしい御菓子
「チャイナマーブル」と言う飴玉が懐かしい。
関西ローカルでは「かわり玉」とよんでいた。

最初は何の変哲も無い不透明な白い飴玉です。
舐めているうちに・・・色が変わる。

硬い硬い飴玉で無理に噛むと歯が欠けるくらいです。

バーウムクーヘンのように何層にも飴の層が有り異なる色が出て来る。
不思議な飴玉でした。

人工着色料が豊富に入っていたと見えて色付きの舌に成る。
最近の「チャイナマーブル」は色があまり変わらないし舌も染まらない。
安全な御菓子になったようだが・・・趣に欠けるのでは?

動物ビスケット

2006-03-26 10:45:14 | 懐かしい御菓子
最近は余り見かけなくなったが「動物ビスケット」も好きでした。
色々な動物の形をしたビスケットの上に砂糖をのせて焼いてある。
「フローレット」のような色がついたビスケットも美味しかった。

お菓子屋にはブリキの仕切りがありガラスの蓋がついた陳列台が並んでいます。
其の中には様々な量り売りの御菓子がしまってある。
どれを買おうか?目移りして大変でした。

今のように袋菓子は余り見なかった時代の思い出です。

アルファベットビスケット

2006-03-25 10:05:27 | 懐かしい御菓子
やはり量り売りの御菓子で「アルファベットビスケット」が大好きでした。
アルファベットの型ちに焼き上げて表面に「フローレット」のような砂糖がのっている。
サクッとした食感と甘い砂糖がとても美味しかった。

幼稚園に行く前でしたがこの御菓子を食べて主なアルファベットを覚えたのです。

最後に袋の中にたまっている欠けたビスケットも好きでした。
砂糖の粉とビスケットの欠片をスプーンに入れて食べる・・・
行儀が悪いと叱られたけれど止められない。


コインチョコレート

2006-03-24 10:02:16 | 懐かしい御菓子
キラキラと光り輝く「コインチョコレート」を貰った時は驚愕しました。
500円玉位の金貨や銀貨がザックザク・・・

紅い網の袋に「金貨」や「銀貨」がドッサリ入っている。
海賊キッドの宝物のようでした。
宝島の謎の宝を手に入れたようで有頂天に成ります。

「フィンガーチョコレート」のような薄い箔ではなく金属のようでした。
爪で金貨を剥くと・・・金貨の模様が浮き出ているチョコレートが出て来る。
勿体無くてなかなか食べられない

大事に大事にポケットに仕舞い込んで・・・
食べようとしたら「コインチョコレート」は体温で溶けてドロドロ

懐かしい思い出の「コインチョコレート」です。



フィンガーチョコレート

2006-03-23 10:12:11 | 懐かしい御菓子
昭和30年代前半に初めて「フィンガーチョコレート」を食べた。
森永の袋に金色や銀色のキラキラ光る箔に包まれている。
親戚のお姉さんからのプレゼントでした。

宝物のような御菓子は本当に美味しかったのです。
大人の指くらいの金色の箔を剥くとチョコレートが出て来る。
噛んだら中はサクサクしたビスケットでした。
銀色の箔を剥いても中身は同じ「フィンガーチョコレート」です。

こんな美味しい御菓子は初めてで夢中で食べました。
チョコレートとビスケットが同時に味わえる・・・幸せな御菓子。

最近は何を食べても感動しない自分が悲しい。

フローレット

2006-03-22 09:59:01 | 懐かしい御菓子
淡い様々な色の付いた砂糖菓子・・・「フローレット」が懐かしい。
「ゼリービーンズ」のようだけど中身は「カルメ焼」のような御菓子です。

最近はとんと見かけなく成りました。
ガラス瓶やガラスの箱の中に入っていた量り売りの御菓子は何処へ行ったのでしょう?

カラフルな色の砂糖菓子は着色料や香料、甘味料の規制で作る事が出来なくなったのでしょう・・・
我々の子供時代は危険な御菓子を知らずに喜んで食べていました。
でもアトピーに悩んだり花粉症に苦しめられた事は無かったのです。

何か釈然としない思いが消えません。