氣楽亭 日乗

大阪生まれで奈良県広陵町の長閑で氣楽な田舎暮らしの氣功師が氣ままに綴る懐かしい昭和の年代記です。

イマイ・ナガシマクン

2006-08-29 00:16:15 | 模型懐古譚
昭和30年代の中頃に「今井化学」から売り出されていた「漫画シリーズ」の
「ナガシマクン」を買いました。
月刊漫画誌「少年」に連載されていた「わちさんぺい」の人気野球漫画のキャラクターです。
キャラメルの紙箱のようなパッケージに入っているプラモデルでした。

「ナガシマクン」のお父さんは理髪店の経営者で頭が禿げていた?
いつも白衣を着用していたように覚えています・・・

巨人軍の長嶋茂雄さんとは何の関係も無い漫画でした。
しかしほのぼのとした「わちさんぺい」さんの漫画が懐かしい。

ニチモ・クラウン

2006-08-28 00:07:19 | 模型懐古譚
昭和30年代の後半にニチモから売り出された「クラウン・パトロールカー」を買いました。
ドアが観音開きの初代クラウンのパトロールカーです。

確かモーターライズのプラモデルでした。
モーターとギアボックスを組合すのが難しくて難儀した思い出が有る。

トヨペット・クラウンは当時の高級車で自家用車はあまり見かけない。
社用車にタクシーやパトロールカーの業務用だった。

TVドラマの「ダイヤル110番」や「事件記者」などでクラウンのパトロール
カーはお馴染だったのでお気に入りだったのです。

三共ピーナッツシリーズ

2006-08-27 10:03:16 | 模型懐古譚
昭和30年代の中頃にプラモデルで「三共ピーナッツシリーズ」をよく作りました。
キャラメルの箱のような小さなパッケージに入った安価なプラモデルです。
30円位の定価で小学生にも買える駄玩具のような模型でした。

「三共ピーナッツシリーズ」で世界の戦闘機を買い集めた思い出が有る。
イギリスの「スピットファイアー」やドイツの「メッサーシュミット」そして
我が日本が世界に誇る「零式艦上戦闘機(ゼロ戦)」が大好きでした。

しかしチャチな模型でも想像力で補う・・・
両手に持って空中戦(ゼロ戦とメッサーシュミット)を演じる。
口で機関砲の発射音「ドッ・ドッ・ドッ・・・」とエンジンの爆音を演じるの
で回りは唾液だらけ・・・

「三共ピーナッツシリーズ」に夢中だったあの頃が懐かしい。

マルサン・ゴロー

2006-08-26 09:59:15 | 模型懐古譚
昭和30年代の後半にTV番組「ウルトラQ」のプラモデルを買いました。
「マルサン商会」から発売された「ゴロー」です。
「ゴロー」はキングコングのような姿をしていました。

モーターライズで電池を入れたら動くギミックが当時は珍しかったのです。
「マルサン商会」は「プラモデル」の商標を持つ会社でした。
日本で始めてプラモデル「ノーチラス号」を発売した会社です。

プラモデルを発売するまではブリキの玩具メーカーで有名でした。
マニアにはお馴染の会社です。

その「ゴロー」が今ではプレミアが付いて〇〇万もするらしい!
箱付きで未組み立ての値段です。

もしも今でも置いてあればなぁ・・・組み立てて直ぐに捨てたのか?
嗚呼ぁ勿体無い・・・が懐かしい・・・

鉄道模型~3

2006-02-23 10:20:20 | 模型懐古譚
「HOゲージ」に移行してからは趣味が「Uコン飛行機」や「スロットカー」など多岐にわたり行動範囲も増えて「鉄道模型」から離れます。
「HOゲージ」の機関車は高価でお金持ちの大人の趣味だったのでした。
大学生に成り趣味は車に移りIVYルックなどお小遣いはとても余裕が有りません。

鉄道模型に関心は無くなり「HOゲージ」は全部知り合いの子供に進呈してしまい何も残っていません。

時は移り結婚し子供が二人授かりました。
子供に玩具を買い与えるのが楽しみでよく玩具屋へ行きました。
そんな或る日にキディランドで「Nゲージ」と出会ってしまいます。

「Nゲージ」は軌道の幅が9mmで機関車やプラットホームなども小さくて場所を取りません。
「HOゲージ」に比較して価格も安価で買い揃え易くのめり込みました。

サブロク(3尺x6尺 90cmX180cm)の板に引き出しの台を造りレイアウトを創りました。
線路を廻らせ鉄橋を架けターミナル駅を作る。
駅前の商店街を創り機関庫を設けターンテイブルを設置します。
反対側には田舎の駅を設けます。
周りの農家と田圃に畑・・・畑には蓮華が咲き乱れる懐かしい風景。
本当に嵌りました。

増築した部屋は子供立ち入り厳禁!
何と言う非情な父親でしょうか?(反省しています

と言うのも会社から帰宅して見ると私の鉄道は大事故を起こしでいます。
駅前の商店街には「ゴジラ」が出現!
鉄橋には「キングギドラ」・・・嗚呼
何とソブビの怪獣が鎮座して居るではないか

冷静に考えれば子供には怪獣映画のセットに見えます。
怪獣のソフビで楽しく遊んでいたのは無理も無い話しですが・・・(号泣

私のジオラマは粗大ゴミに成り消滅しました。

鉄道模型~2

2006-02-22 10:13:34 | 模型懐古譚
小学生の高学年に成れば生意気にも「0ゲージ」が玩具臭くて飽きた。
今になればこの玩具臭さが懐かしくて堪らないのですが・・・その時には判らない。
「0ゲージ」はアメリカで大流行して日本からも「カツミ」「サカイ」「ハヤカワ」など沢山の模型メーカーが輸出していました。
アメリカでは「ライオネル」が有名です。
玩具臭さから「トイトレン」として大人気でした。

「0ゲージ」よりもっと精密で小さな「HOゲージ」に興味が出て「0ゲージ」はかえりみません。
集めた「0ゲージ」を全部知り合いの子供に進呈してしまいました。
まさか大人に成って再び探し回る事に成るとは思いもしません。

今では昔の「Oゲージ」の鉄道模型は手に入らない事も有り大人気です。
ネットオークションでも高値を呼んで大変に入手が困難です。

「0ゲージ」はサイズが大きいのが欠点で狭い日本の住宅事情には合いません。
各模型メーカーは昭和30年代後半には人気の凋落と共に生産を止めてしまい「HOゲージ」が鉄道模型の主流に成ります。

私も再び[HOゲージ」を線路と電気機関車から買い進めます。
苦難の迷路に踏み込んでしまうのでした・・・嗚呼

鉄道模型

2006-02-21 10:07:36 | 模型懐古譚
私は幼い時から汽車や電車が大好きでした。
ブリキの路面電車や蒸気機関車で遊びましたが小学生に成ると「鉄道模型」に目覚めます。
小学2年生のクリスマスに買って貰った0ゲージ(3本レール)の「電気機関車セット」が「鉄道模型」の原点です。
たぶん「カツミ」の「EB」が入っていました。

基本セットは線路が少なくて丸い軌道だけで直ぐに飽きます。
直線レールを10本位買い足し「手動ポイント」と「車止」も買いました。

お小遣いを貯めては「貨車」やタンク車」を買います。
「腕木信号機」を買い「ポイント」の所に設置しました。

線路の継ぎ目を電気機関車が通過する時には「カタタン~カタタン~」と本物そっくりなドラフト音が響く。

「プラットホーム」や「駅舎」に「鉄橋」・・・お小遣いはとても足りません。
少しずつ欲しい物を買い溜める事が楽しみに成りました。

金を失う道(鉄道)に踏み込んだ私は小学2年生にして苦難の道を歩くのです。

パットン戦車

2006-02-02 10:22:58 | 模型懐古譚
昭和30年代の半ば小学5年生の時に「日本模型のパットン戦車」を買った。
モーターライズの戦車を組み立てるのは初めてです。
第二次世界大戦で活躍したアメリカ軍のジョージ・S・パットン将軍の名前が付いた「パットン戦車」が欲しかったのです。
価格はモーター込みで400円位でした。

このプラモデルは戦車砲が発射出来るギミックが付いています。
砲身のなかにバネを組み込みプラスチックの小さな弾丸が1m位飛びました。
モーターとキャタピラを動かすギアとの組み合わせが難しい・・・
なんとか完成させて動かした。

ゴムのキャタピラを動かして進む「パットン戦車」はかっこ好かった!
座布団の上もなんなく進みます。
漫画本を積み上げた坂を走らせて大満足しました。


ロボット三等兵

2006-02-01 10:07:09 | 模型懐古譚
今井科学のプラモデル「マスコットシリーズ」で漫画の「ロボット三等兵」をモデルにした模型が有りました。
キャラメルの箱を少し大きくした位の安価な模型です。
今ならさいずめ「フィギャア」と言うのでしょうか?
たしか30円~50円位の価格でした・・・

ロボットの中に輪ゴムを入れて腕や体を動かす簡単なギミックです。
他には「わちさんぺい」原作の「ナガシマくん」も有りました。
どちらも月刊漫画誌「少年」に連載されていた人気漫画の主人公です。

私は「前谷惟光」の「ロボット三等兵」が大好きでした。
他にも「火星の八っちゃん」や「極楽コンビ」「落語漫画」など沢山の漫画が有ります。
しかし「貸本屋」にしか有りませんでした。

ちゃちな模型でしたが今井科学のマスコットシリーズが懐かしい。

武蔵

2006-01-31 11:14:27 | 模型懐古譚
私のプラモデル初組み立ては「日本模型の武蔵」です。
船体は水色の成形色と喫水線から下は赤色の成形色のツートンカラーでした。

それまでの木製模型とは大きく異なり細部までが精工に出来ています。
36センチ三連装の主砲や艦橋などは本当に素晴らしかった。
プラカラーなぞ買う余裕は無いし塗装までは手が廻らない。
素組で見栄えがする成形色が素敵です。

モーターライズか如何か記憶が無い・・・
「武蔵」の価格は多分350円位だったと思う。
其の頃は「月刊漫画誌」や「週刊漫画誌」では「戦記ブーム」で「小松崎茂画伯」の挿絵がグラビアの特集を飾っていました。

プラモデルに出会い模型の虜に成る初体験が「武蔵」です。