キンギョバツバキ(金魚葉椿)である。
ツバキ科の常緑高木。
ヤブツバキの変異種を園芸種として作り出したもの。
葉の先が三裂しており、金魚の尾鰭に似ていることからこんな名がつけられた。
これはフラワーセンターで咲いていたもので白色だが、赤色のものもある。
朝からいい天気だったけれど、風が一日吹き荒れていた。
気温は14度だったけれど、この風のせいで肌寒かったわ。
彼岸の入りで、お墓に花を供えに行こうと、まずは近くの園芸店に仏花を買いに。
たくさんの人が、束ねられた花を吟味していた。
菊の花束も、色の組み合わせが多様だし、微妙に花の種類も異なる。
一色のみでまとめられたものや、大輪咲きのものまであり目移りする。
でもいつもと変わらず、お墓用に菊、仏壇用に小菊とカーネーションを購入した。
残った草を取るのに手袋やシャベル、また花鋏も積んでいたので、そのままお墓に行こうと思っていた。
でも、あまりに風が強いのでやめた。
花を供えても、この風で吹き飛ばされかねない。
実際、昨日も早くから供えられた花が、風で飛ばされて散乱しているのを目撃しているし。
とはいえ、明日も風が穏やかになるわけでもなさそうでまいったね。
帰ってバケツに水を張り、買ってきた花束をそこに浸けておいた。
午後になって、仏壇の花瓶を持ってきて、小菊とカーネーションを活けた。
仏間に運び込もうとしていたら、散歩に出ていた義父が帰ってきた。
でも、私が手にしている花瓶を見ても無言。
あのさあ、あなたの奥様に供える花じゃないのかい?
仏壇には自分が供えるの一言があってもいいと思うんだが。
完全無視されたので、心の中で舌打ちして、仏壇に花瓶と水の入ったコップを供えた。
もう、どうでもいいんだろうね、この手のことは。
そのくせ、他所の人に義母の話をされると、忘れたことがないとか寂しいとか言うんだよなあ。
明日は風の様子を見てお墓に行ってこよう。
ひとまず、仏壇の方は終わったので、義妹がいつきても大丈夫。
猫箱からちみっと頭を出して、周囲を伺うクロさん。
台所の爪研ぎは、前足一本だと安定しないようだ。
この箱の中にあるのは、四方が囲まれているのでずれることもなく、よく中でバリバリやっている。
他の猫は入らないのだが、どん兵衛や白玉は体の大きさ的にきちきちで、そういう点で無理なのであった。