ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

地震騒動の裏で…

2011-09-30 | 白い花


昨日は地震が続いてまいった。
最初の19時過ぎのは、凄まじい地鳴りが最初に来て、下から突き上げる揺れ。
テレビのテロップでは、いわきで震度5強と出た。
これを見て、息子と二人で逆に驚いた。
いや、確かに揺れは強かったけれど、5強まではいっとらんだろうと。

その後に出たテロップで、市内内陸部(山の方)の三和地区がその揺れで、この辺りはやはり震度4。
震源が浅くて、山中が5強だったので、本当に福島県沖かと訝しく思ったほど。
その後も震度1~2程度の小さな揺れが続く続く。
深夜2時頃の地震、この辺りは1になっていたけれど、一瞬、突き上がるような揺れを感じた。

気象庁の地震情報サイトを覗いてみる。
昨日の19時から今日にかけて、福島県沖は勿論、沖縄や北海道、宮城や岩手、信州辺りでも地震が暇なし生じているのが分かった。
揺れはさほどではないにしても、広範囲でこうも揺れが起きていることが気持ち悪い。

ところで、夕べは地震よりも、沖合を行ったりきたりするヘリの方が恐ろしかった。
揺れが治まって間もなく、ヘリのローター音が海の方から聞こえてきた。
その時点では、何だ?と思っているうちに音も遠ざかったこともあって、深く考えなかった。
それが、20分も経たないうちに、またローター音。
勝手口を開けて空を見上げると、民間の小型ヘリでなく、大型のヘリが北に向かって飛んでいくのが見えた。
直後、だんなから、市内の総合病院の屋上付近にヘリが来てるよ、とのメール。
こちらでは、またヘリが北に向かって飛んでいく音がして…。

原発に何かあったのでは?
嫌な予感が頭を駆け抜けたのは言うまでもない。
義父は、そうだったらニュースで流れるでしょうよと呑気なもの。
この半年以上の経験で、国も東電も、緊急に知らせねばならない情報をすぐには流さないことは、はっきりしている。
この地震で原発には問題なしとは言ってても、飛んでいくヘリに「そうですか」と信じるバカがどこにいる。

今朝の新聞でも、地震の震度分布は掲載されていたが、ヘリに関しては何にもなかった。
これが、揺れで怪我人が出たから搬送した、なんてことがちょっとでも載ってれば「ああ、そうだったのか」なんだが。
本当にあのヘリはいったいどこに飛んでいってたのだろうか?
今も尚、心落着かず、イライラしている。


そんなわけで、今日は家にいるのがとっても嫌で、揺れが激しかった地区の東側にある林道をうろついていた。
市内の林道を粗方、走り回っているだんなに、そこが車でもちゃんと抜けれることを確認してだったけど。
でも、地震のせいか、先の台風のせいか、落石があちらこちらで起きていた(冒頭写真も)。

県道から林道に入ってしばらくは、木の枝や葉っぱが散乱していたし…。


悶々としながら、所々で車を停めては、周囲をうろうろ。
マムシグサ、ちょっとずつ色づきだしていた。

まだ緑だけど、こんなずんぐりむっくりなのも。

オトコエシも、もう花は終盤なんだけど、今回、初めて種になっているのを見てびっくり。

この形状って、イタドリと同じじゃない!

オトコエシはオミナエシ科、イタドリはタデ科だけど、風にのって種を飛ばすという点は同じなのね。

今日もノダケはスズメン(我が家でスズメバチのこと)に大人気。


他にもキクやミゾソバといったタデ類の花がたくさん咲いているのに、余程、口にあうのだろう。

ツリガネニンジンの花の後は、あの薄紫の花の清楚さはどこへやら、イガイガと攻撃的?



そして、ここでも見つけた、大好きなアケボノソウ!

虫はちゃんと、花びらの先の黄緑のポッチから蜜が出てるのを知っている。

この花を眺めながら、ふと、今、原発で騒動が起きた場合、この地から離れなければならないのに気づいた。

いや、ずーっと前から頭じゃ分かっている事なんだけど、改めてそう感じた。
何年にも渡って、市内のあちこちに咲く野草の地図が頭ではできている。
毎年、それを頼りに、花をあちこち探しに行っているわけだ。


基本的に故郷ではないからか、この地を離れる事にはあまり抵抗がない。
でも、新しく移り住んだ場所で、また一からこの作業をしなければならないわけだ。
楽しいかもしれないが、土地勘がない場所で、今と同じ野草マップを頭にこさえるのは大変だろうなあ。
それ以前に、来年この場所にまた来れるという保障だってないじゃないか。
そんな事を考えていたら、不覚にも涙が溢れてきた。

住んでいた場所を追われ、別の土地で暮らしている避難民の気持ちが、ちょっと分かったような気がした。
でも、私は心が狭いので、今でもこんな不安に陥れてくれた、大熊や双葉の人たちに同情する気はない。
自分達だけ被害者ぶっているが、原発の恩恵に預かってきたのだから、文句を言う筋合いなどない。
原発給付金なんて、聞こえはいいけれど、裏を返せば危険手当だ。
それを知ろうともせずに、原発を乱立させ、こんな騒動を起こしたのには、町にも責任があろう。
大体、今度の騒ぎが起きなければ、お金を得るために、更に2機増設+プルサーマルも受入れると言ってただろうが。

年間5ミリシーベルトに満たない地域には、除染の援助はしないと国は言い出した。
最後まで面倒をみるって言ってたような記憶があるが、こうやって国は簡単に言い分を180度、変えてくれる。
10年後、20年後に甲状腺癌などを発症しても、のらりくらりと言い訳して、因果関係を認めやしないだろう。

これからの季節、風は北からのものに変わる。
今度、爆発騒ぎが起きた場合、放射線は北ではなく南へと流れる。
今まではいわきも放射線値が距離の割には低めであったけれど、今後はどうなるのか?
季節の移り変わりを素直に喜べない。
何ともきっついこの頃である。
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日射し眩しい一日

2011-09-29 | 白い花
写真はナンバンハコベ(南蛮蘩蔞)
日本原産のナデシコ科の…。
これも、図鑑によって多年草だとか越年草だとか、何だかばらばら。
毎年、大体同じ場所で見るものの、こぼれ種から発芽している可能性もあるから、判断のしようがない。
初めてこの花を見たのは、山中の旧国道沿い。
何とも奇妙な花が咲いていると感じたのを覚えている。
きっと、花びらが離れて伸びていたせいだろう。
咲き始めはハコベっぽく見えなくもない。

でも、花が開くと萼片が星状に大きく広がる。

その姿が異様と思えたのか、在来種なのに「ナンバンハコベ」などという名が付けられたらしい。
私はこの花は勿論だけど、終わった後の種の形状の方が好きだったりする。

最初は緑で、だんだん黒くなっていく。

このところ、なかなか花が見つからず、この実になってから、ああ、こんなとこに…と嘆いていた。
まあ、今年はぎりぎりで花も見られてラッキーだったかな。



朝からとってもいい天気。
秋晴れ!という言葉がぴったりの青空が広がっている。
気温も昼頃に23度。
日射しが強いので、それ以上に暑さを感じる日であった。

息子は本日、全学年で会津若松に校外学習へ。
原発の風評被害もあってか、今年は会津方面も客足が途絶えてピンチ状態。
そのせいか、県では子連れ旅行やこの手の学校の校外学習などに補助を出して、観光地への誘致に躍起になっている。
先週の娘たちの合宿も、この補助のおかげで親が出す経費は0だった。
今回も同じようで、特にバス代を徴収するという連絡はない。

そのせいで、今朝も5時半起きでお弁当作り。
昼食をとる時間があまりないと言うので、メインはおにぎりで、おかずはちょっとだけ。
日帰りなんだから、もうちょっと余裕のある行程を組めばいいのにと、親はため息。
案の定、全てが慌ただしく、昼食も10分で食べなければならなかったよう。
博物館もほとんど見れずに駆け足だったとかで、それを楽しみにしていた息子はご立腹だった。

私は午前中、バザー部の集まり。
先週は5人だけだったけど、今日は倍以上の参加で賑やかだった。
9月から入園して、強制的にバザー部に放り込まれた親も何人か。
その中には、お隣の広野町から避難してきて、仮設住宅住まいの方もいた。

終わって家に帰ったら、麦がやってきた。
昼のニュースで、小名浜は23度まで上がっていたと言ってたけど、ちょっと暑いくらい。
麦も家の中よりも外の方がよかったのだろう。

「今日はポカポカお日様でしよ」

「気持ちがいいでしね」

「あったかくて、あくびもでるでしよ」

「あ、おじちゃんがきたでし」

「おばさん、ようやく帰ってきおったか」

「さあ、わしにおいしいご飯を用意しなさい」

台所に来たら、カリカリの小袋を開けてあげるよ。
勝手口を開けたら、のそのそと入ってきたので、シーバをあげた。
残ったのは麦がたいらげる。

そうそう、名前ばかり出てくるもーちゃん。
カメラを向けると逃げ出すけど、元気でやっとります。
「その黒いのを向けるのは、怖いからやめて下さい、おばさん」
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マメ科マメ科

2011-09-28 | 紫系(赤紫/青紫)の花
朝のうちは曇っていたけれど、やがて雲も晴れていいお天気に。
強風注意報発令で風が強かったものの、爽やかで過ごしやすい一日だった。
週末には最低気温が一桁になるとの話もちらほら。
そのうち、あの猛暑が懐かしく感じる季節になるのか。
いや、あの暑さはたくさんだわ。

今朝は息子の久々のお弁当日だったので5時半起き。
明け方、隣の隠居や車庫の一部が、竜巻でも通ったのか、一部滅茶苦茶になっているという夢を見ていた。
隠居の被害にあった部屋は書庫化しているので、本が散乱して、しかも雨まで降っているという構図。
あまりにリアルな夢で、目覚ましに起こされた後もドキドキしちゃった。

野はマメ科の花がたくさん咲いている。
昨日に引続き、近くの田んぼの畦道を、園の帰りにうろうろ。
日陰でも目立っているのはこれ。

○ナンテンハギ(南天萩):日本原産のマメ科の多年草

ナンテンに似た葉っぱに、萩のような花でナンテンハギ。
鮮やかな紫色が目を引く。
蕾の頃は長靴みたい。

花の咲いた時期によって、微妙に色が青っぽく変わっていくグラデーションも素敵。
 

似たような花だけど、こちらは白ベースでほんのり紫に染まっているヤブマメ。
○ヤブマメ(薮豆):日本原産のマメ科の一年草

こちらは蔓性植物で、周囲の草に絡まりながら繁殖中。
色合いはナンテンハギよりも、こちらの方が優しげで好き。


同じマメ科の一年草だけど、花の形も色も違うノアズキ。
○ノアズキ(野小豆):日本や朝鮮、中国など原産のマメ科の一年草

野生の小豆でノアズキ。
でも、小豆の原種とされているのは、これではなくてヤブツルアズキ。
この2種、花はよく似ていて、種にならないと区別が難しい。

こちらは同じ黄色でも、形状がナンテンハギと同じノササゲ。
○ノササゲ(野大角豆):日本原産のマメ科の多年草


昨日は蕾だった、ここでは最後のギボウシ、開花していた。

ノダケの花にスズメバチ飛来中。

派手な色の蝶は少なくなって、こんな地味目な色のばっかり見つかる。
○ヒカゲチョウ

○イチモンジセセリ

風が強くて、葉っぱに細い足でしっかと捕まっている感じ。
虫たちも強風時は大変だ。

その後、ショッピングセンターのポイント2倍デーだったので、そちらへ。
今日は特に買う物もなく、本とバザー用の手芸材料をちょっと買っておしまい。

家に帰れば、今日も麦が日だまりの中で熟睡中。

このところ、午後になるとものすごい眠気に襲われる私には、羨ましい姿でもある。
明日も息子はお弁当なので、今夜は早寝だ!
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シロバナサクラタデ見頃に

2011-09-27 | 白い花
朝のうちは雲が広がっていたけれど、昼前には日射しが出始めた。
日射しがあるせいか、昨日よりは体感温度は高め。
風があるものの、過ごしやすい日である。

娘は本日、幼稚園でピザ作り。
夏休み前にも一度、やっていた記憶があるのだけど、今回は生地から子供たちの手で作るんだそう。
エプロンと三角巾を用意して、朝からホールでコネコネしていたんだろうなあ。
お昼は勿論、そのピザ。
きっと美味しく食べていることだろう。

私は園に送っていった帰り、川の近くの小山付近の散策。
今年はどうだ?のシロバナサクラタデ。
昨年にも増して、白い花をつけた穂が風に揺れていて感動!
冒頭写真の白い花、全てこれ。
○シロバナサクラタデ(白花桜蓼):日本や朝鮮原産のタデ科の多年草

最初に見つけた畦道沿いは、一昨年辺りから花数が減って、今はまばら。
今年もそんな調子でがっかりだったけれど、そこからあまり離れていない休耕田で大繁殖!
 
そして、今回、丈が1mにもなることを知ってびっくり。
今まで見たものは、大きくても50cm前後で、しゃがみ込まないと写真が撮れなかったのだもの。
今回はちょっと目線を下げるだけで花が間近に見れて、嬉しかったなあ。

雌雄異株と図鑑にはある。
そうなると、写真はいずれも雄花っぽい。
もう一度、花をしっかり眺めて確認しないといけないな。

サクラタデは今年はまだ見つからず。
その名の通り、桜色をしたとってもきれいなタデなんだけどな。

アルコール臭を発していたクヌギは、涼しくなってからはその匂いも治まった。
そのせいで、蝶やスズメバチの姿もすっかりなくなって、これはこれで残念だ。
その代わり?すぐ側のセリ科植物の茎にくっついている、キアゲハの幼虫を見つけた。

西向き斜面で日射しが当たらず、じっと動かないのが気になったけど、どうしようもない。

木の枝にはカマキリが、これまたじっとしてとまっていた。

「何か用かね?」

カメラを近づけたら睨まれちゃった。

ノダケ

花数が減ったツリガネニンジン

もう実の時期に入っているものが多いというのに、今頃、花を咲かせているヨウシュヤマゴボウ。
○ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡):北アメリカ原産のヤマゴボウ科の多年草(根は有毒)

これは、おそらくツリバナの実。
○ツリバナ(吊花):日本や中国原産のニシキギ科の落葉低木

待っておくれよ。
こんな所にあったなんて、気づきもしなかったよ。
この花もずーーーーっと実物を見たくていたのに!
来年もここで咲いてほしいぞ。

用水路にも畦道にも道沿いの草っ原にも、いるわいるわのクロベンケイガニ。

一歩、足を踏み出す度に、ガサガサと逃げ惑う蟹の足音?が聞こえてくる。
じっとしていた方が見つからんのにと、いつも感じる。

気がついたら1時間半も経っていて、トイレにも行きたくなったので引き揚げた。
もっとじっくりゆっくり植物を眺めていたいんだけど、生理現象には勝てない。
帰宅したら、居間のソファで麦が熟睡。
日射しが当たるポカポカの場所というのが猫らしい。

最近は那智も最中も勝手口の猫扉から中に入るようになって、ちょっと一安心。
朝晩は気温も下がるようになったので、できれば家の中で過ごしてほしいもの。

ただ、歓迎しない輩も出没するようになって大弱り。
黒光りするゴッキーさん、夕べも私が一匹、帰宅後のだんなが一匹退治。
ヒーターが必要になる頃まで、彼らとの戦いが続く。
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水石山散策

2011-09-26 | 桃色の花
今日は朝から雲が多い。
午前中はそれでも日射しが射すことがあったけれど、午後になってすっかり曇ってしまった。
予想最高気温は22度。
何となく、そこまでいってないんじゃないかな?な、涼しさである。

娘を園に送っていってから、今日は馬と戦いに水石山に向かった。
残念ながら、こうやって気合いを入れて行った時に限って、馬の姿はなし。
あるのは馬糞のみ。
そして、その馬糞からキノコがニョキニョキと…。

帰宅後にネットで検索をかけてみると、「馬糞/キノコ」で出てくるわ出てくるわ。
でも、画像は少ないし、サイトによってキノコの姿が異なっている。
「馬糞茸(バフンダケ)」という名で、覚醒作用があるので危ないとか、食べて美味しいとか…。
いったい、どれが正しいかは分からないけれど、野生のキノコには手を出しません、私は。

薄曇りの水石山からの眺望は、肉眼だと何となく海が見えるくらい。

寿命だとだんながのたまうカメラだと、陸と海の境界も潰れてよく分からない。
木の影に写っている建物は、かつてレストハウスだったものらしい。
今はガラスも破れて扉もなく、廃屋状態だ。

人の気配のない草地の斜面を歩くと、花がたくさん咲いている。
ワレモコウ、アザミ、ツリガネニンジン、カワラナデシコ…。
そして名前の判別がつかないキクの花や、これまた名称不明のシソ科植物が何種も。

驚いたのが、側溝の脇でアケボノソウがこっそり咲いていたこと。

芝山で見たものよりも花は小さいし、他の植物に紛れていて、すぐには気づかなかった。

カワラナデシコは終盤に入りつつある。
通常、見かける薄いピンクのや、やたらと濃いピンクのもあったりで賑やか。
○カワラナデシコ(河原撫子):日本原産のナデシコ科の多年草


真っ白な花のツリガネニンジンを見つけて驚喜。
○シロバナツリガネニンジン(白花釣鐘人参):日本原産のキキョウ科の多年草

最初は色が抜けてしまったものかと思ったのだけど、ちゃんとこういう名称で存在するのね。

フワフワした綿毛が風に揺れていた。
○ベニバナボロギク(紅花襤褸菊):アフリカ原産のキク科の多年草

花はこんなで筒状花。
ボロのような冠毛をつけるので、こんな名前になったらしいけど、ちょっとひどいなあ。

ゲンノショウコの別名「ミコシグサ」は、種が弾け飛んだ後のこの形状からついた。


草原から林道沿いに移ると、花と種が混在しているキンミズヒキがたくさん。
○キンミズヒキ(金水引):東ヨーロッパ原産のバラ科の多年草

これが種になると、全くイメージが変わる。
センダングサなどと同じで、この種はひっつき虫だ。


ヤマノイモも種を見かけるように。
○ヤマノイモ(山芋):日本原産のヤマノイモ科の多年草


風が冷たくて、昆虫の活動も今ひとつ。
アザミの花の蜜を吸っていたのはミドリヒョウモンらしいけど、もう羽がボロボロ…。


そして、場違いな自衛隊のトラックがいたりして…。

災害派遣の垂れ幕をつけて、こんな所でアンテナを伸ばして何をしていたのやら。

本日、小学校は午前授業で13時半一斉下校。
これがなければ、もうちょっと散策できたのだけど仕方ない。
蕾でこれから何が咲くのか分からないものもあったので、また出直そう。
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今年の米は?

2011-09-25 | 桃色の花
写真はシュウカイドウ(秋海棠)
中国やマレー半島原産のシュウカイドウ科の多年草。
今日は買物の帰りに、また近くの小山を越える林道を通ってきた。
目当てはこれだったんだけど、先だての台風の暴風のせいか、茎は倒れ、花びらも傷んでいるものが多かった。
雌雄異花で、黄色いぼんぼり状のもの(葯)が下がっているのが雄花。
雌花は貝殻状をしていて、この写真だと向かって右端の方に見える。
この花は寒さに弱いような印象を受けるのだけど、球根で越冬できるそう。
そのせいで、野生化しているとの話もあるものの、うちの辺りじゃ、野生のはここでしか見たことがないな。



今日は雲が多い一日だった。
湿度は低く、風は爽やかで、気温は低かったけれど過ごしやすくはあった。

だんなは休日出勤で7時にはお出かけ。
私は子供たちと8時半を過ぎてから朝食をとり、テレビを見たり新聞を読んだり。
10時近くなってから、昨日ミシン到着の電話があったことを思い出した。
ずっと悩んでいたミシン、意を決して購入を決めたのが先週のこと。
たまたま在庫がなかったので、注文扱いになっていた。

それを引取りにイオンまで3人で出かけることに。
物は小さいくせに、箱は大きくて、持ってこられた物を見た時はちょっとびっくり。
ずっとミシンははずれが多かったけれど、今回のはどうだろう?
実はまだ開けていないので、ドキドキである。

帰りは冒頭にも書いたように、近くの林道を越えて帰宅。
勿論、途中でちょこちょこと散策。

カマキリが葉っぱの上で日光浴中。

ギボウシは、ここではこれで最後みたい。

まだ蕾なので、花が終わるまでは楽しめるかな?
周辺を草刈りしたみたいなので、他のは刈られちゃったのかもしれない。

サンショウも実が赤く色づき始め、はじけて種が顔を出しているものも。

サルナシもはるか頭上で、今年もちゃんと実をつけていた。

センニンソウも種の方が目立つように。

まだこの林道沿いの田んぼは、刈取りが行われていない。
二本松市の米の予備調査で、500ベクレルの放射線セシウムが検出された。
この辺りはどうなのかは定かではないものの、既に刈取りが始まっている田んぼもありで不安は残る。
検出限界値以下だとしても0じゃなければ、毎日2~3食とっていったら、結構な累積数になりそうだもの。

さて、明日からはまた平日が始まる。
今週は息子がお弁当×2回ありで、ちょっと頭を痛めているところ。
明け方ちょっと肌寒くなってきて、布団が心地よい季節になりつつある。
これから、お弁当作りの早起きは、布団の温もりの誘惑との戦いになりそう。
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再び芝山へ

2011-09-24 | 白い花
朝から青空が広がり、湿度も低くて絶好の行楽日和。
義父は趣味のサークルの集まりで、新潟に一泊でお出かけ。
磐越西線が先の豪雨でまだ復旧していないため、新潟行きの段取りを組むのが大変だった。
毎度、出かける時の交通に関しては、私に丸投げ状態。
今回も磐越西線の時間を調べてと言われてたんだけど、案の定、バスの代替輸送中。
そんなものに頼ってたら、いつまで経っても着かないと、高速バスの乗継ぎで行程を組んだ。
今頃は仲間とご機嫌よろしく宴会が始まっているかな?

だんなは仕事で福島へ。
義父もいないし、一緒についていって、温泉宿にでも泊るべか、なんてプランも。
残念ながら、明日も休日出勤で朝一で職場に行かねばならないそうで、それもペケに。
そんなわけで、今月2回目の三連休も、特に出かけることもなくである。

とは言え、あまりに天気がよいので、家でじっとしているのも勿体ない。
先週、息子が休まなければ行くつもりだった、芝山に3人で出かけることに。
思っていたほどの交通量ではなく、40分ほどで目的地に。
いつも、私が動くルートに子供たちも付合っての散策となった。

今回の目的はカシワバハグマ。
前回、来た時には、まだ固い蕾ばっかりだったので、咲くのを楽しみにしていた。
ところが、なかなか見つからず、あったと思えば花が終わった後ばかり。
今度は遅すぎたか~と、気落ちしながら歩いていたら、小山の斜面に発見

ところで、ずっとカシワバハグマだと思っていたこれ、どうも違うらしい。
葉っぱの形から、正解はオクモミジハグマだと、今回、判明した。

○オクモミジハグマ(奥紅葉白熊):日本原産のキク科の多年草

カシワバハグマは柏の葉っぱに似た葉で、ちょっと大ぶり。
こちらは紅葉の葉っぱに似ていて、子供の手の平大の小ぶりなものだった。

咲き始めはこんな感じ。

これの母種は「モミジハグマ」だそうだが、分布は西日本で、こちらでは見られないらしい。
オクモミジハグマに比べると、葉の切れ込みが深いそうだけど、並べて比較しないと分からないだろうなあ。

もうひとつ、確認したかったアケボノソウ。
あるにはあったけれど、初めて見つけた時に比べると数が激減。
あと何年、見ることができるだろうか?な状況になっている。

○アケボノソウ(曙草):日本や中国、朝鮮など原産のリンドウ科の二年草

図鑑には5弁花とあるけれど、4弁花のもよく見かける。
何か理由があるのかなあ??

道端を赤く染めていたのはヤマボウシの実だった。
○ヤマボウシ(山帽子):中国原産のミズキ科の落葉高木

これも、原発騒動がなければ、喜んで食べちゃうのになあ…。

ひょろっと伸びたセリ科の花。
蕾が白じゃなくて紫がかってたならノダケだ。
○ノダケ(野竹):日本原産のセリ科の多年草


子供たちは仕方なく付合ってくれている部分もあろう。
でも、栗を拾ったり、虫を見つけては悲鳴をあげたりと、それぞれに楽しんではいた。
帰り足、昼食はお蕎麦を。
ちょっと遠いので、ちょくちょくは行けない山手集落にあるお蕎麦屋さんだ。
珍しく息子も天ぷら付きのを希望したので、二人でそれを。

娘は盛りそば(と言っても、私の皿から、天ぷらを横取りしてくれていた)。
本日も美味しゅう、いただきました。

それにしても、ひとり運転+山歩きで、今日も疲れた~である。
今夜は気持ちよく眠れるといいなあ。
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バッテリー交換

2011-09-23 | 黄色の花

写真はキバナアキギリ(黄花秋桐)
日本や中国、朝鮮など原産のシソ科の多年草。
薄暗い林道沿いの草地の中に、ボヤーッと浮き上がる薄黄の蛇の頭部。
毎年、目にすると、こんなふうに感じる植物がこれ。
首をもたげ、口をぱくっと開けて、ご丁寧に赤い舌みたいなのまで伸ばしている。

ユニークと言えばユニークな花なんだろうけど、何とも不思議な形。
シソ科には他にもこの形状のものがある。
でも、それらは山中に咲いているものではないので、印象がまた変わるのだろうなあ。
気味が悪いと言う人もいるけど、これが咲いていると、私は秋到来という気分になる。



朝のうちは日射しもあっていい天気だったけれど、午後になって雲が広がり出した。
たまに雨もぱらついて、風もひんやりで肌寒い。
平年並みになったといえばそこまでか。
ただ、あの暑さの後だけに、ちょっと身体がひより気味だ。

午前中、車をディーラーに持っていった。
朝一ではかかったエンジン、出かけるためにかけてみたら、またかからない。
JAFの人にはしない方がいいと言われたけれど、だんなの車と直結してエンジンをかけた。
かかってしまえば、あとは問題なく動くのだけどなあ。

結論はやっぱりバッテリーだった。
どうも、この車を購入した時から、一度も交換していなかったらしい。
バイクのはちょくちょく交換しているせいで、している気になってたんだろうなあ。
電圧は問題なしだったものの、蓄電できなくなっていたようだ。
そりゃ、ぼちぼち10万キロになるのだもの、当然だ。
久々に元気よくかかる始動音に、さっさと交換しとけばよかったと感じた。

午後からは線香上げにだんなの義妹と子供たちがやってきた。
娘よりも一つ下の男の子、幼稚園に今年から通い出して、やんちゃぶりがパワーアップ。
かいがいしく面倒を見ていた息子と同じ6年の姉は、最近は鬱陶しがっているみたい。
娘と交換するかい?と聞いたら、真面目な顔で頷いていた。
余程、持て余しているに違いない。

それ程、はしゃいでいたわけではない娘だったけれど、義妹一家が帰った後、ソファで眠ってしまった。
布団をかけてあげようとしたら、ちゃっかり麦も一緒になって寝ている。

昨日は午前中は晴れて、ミニ尾瀬公園を散策してきたというから、やっぱり疲れてるんだろうな。
私も明け方、地震で起こされて、何となく中途半端に眠い。
こうなると、今夜も早寝になるのだろう。
明日の朝はゆっくりできるかなあ…。
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慌ただしい1日に

2011-09-22 | 白い花
写真はアカネ(茜)
日本や中国原産のアカネ科の多年草。
毎年、これの茎や葉っぱが目につく頃、これって見覚えがあるのだけど…と首を傾げる。
その後、忘れてしまって、花が咲き出すと思い出すのだ。
根っこは染料として使われるが、これはムラサキと同じ。
双方とも花は白くて小さく、染料になると聞いてもピンとこない。
根っこを掘返してみると、きっと納得いくのだろうなあ。



台風は夜の間に通り過ぎたらしいけれど、台風一過とはいえない空模様。
午後からは雨も降り出して、気温も上がらず肌寒い。
明日以降は晴れマークが並び、気温もそこそこ上がるようだ。
さすがに猛暑にはならないけれど、気温変動が大きくてちょっとまいっている。

夕べは娘がいなくて、21時過ぎには布団に入り、久しぶりにぐっすり眠れた。
どれだけ「ぐっすり」だったかというと、22時半の地震に全く気づかなかったくらい。
いつもだと、揺れがくる前に目が覚めるし、そうでなくても揺れには気づく。
震度1や2ならともかく、3で目が覚めなかったのだから、熟睡していたのだろう。
珍しく朝にこの地震の話題が出ず、揺れたのを知ったのがバザー部の集まりの席。
寝耳に水で驚いちゃった。

バザー部の集まりは2週間ぶりの参加。
でも、集まりが悪くて5名だけ。
うち1名は9月に転入してきた方。
那須からだんなさんの転勤でこちらに越してきたそうだ。
夏休み以降に転入してきた子の親は、有無をいわせずバザー部になってしまう。

昼まで活動を行い、その後は久々にリンパマッサージに。
もう2ヶ月以上、行っていなかったので、痛いのなんのって。
でも、多少ではあるけれど、調子が上向きになった感じ。
その後、整骨院にも寄って、怪しくなっていた腰を矯正してもらって帰宅。

生協の荷物を片付けて時計を見たら15時半を既に過ぎていて慌てる。
息子、朝は晴れていたので傘を持っていってない。
多少の降りなら濡れて帰れ、だけど、昨日と同じで土砂降りになったりもする。
学校に迎えに行って程なく合流。
娘は17時に園に到着予定だったから、一度、帰ってと思ったら…。

予定よりも早く到着するので、16時10分頃にお迎えをとメールが。
帰る間もなく幼稚園へ。
時間前には到着し、他のお母さん達と一緒にバスを待っていたけど、これが来ない。
16時半を過ぎて、ようやく到着。
娘を回収してさあ戻ろう、となったらば…。

車のエンジンがかからないのである。
何度回してもキュキュッと音をたてて沈黙。
これはバッテリーが上がった音だと天を仰ぐ。
バスが私の車のせいで曲がりきれずにいたので、息子に後ろを押してもらって移動。
JAFに連絡して、その後30分ほど待つ羽目に。

このところ、エンジンのかかりが悪かった私の車。
バッテリーのせいかと見てもらったりもしてたのだけど、電圧に問題なしとのことだった。
今回、息子が20分近くエンジンを切った状態で、MDを聞いていたのがまずかったのだろう。

JAFの人も電圧には問題ない数値とは言っていたけれど、交換することを勧められた。
他にMT車でクラッチを踏みながらエンジンをかけるタイプだと、そこの接点に原因がある場合もあるそうな。
いずれにしても、一度、徹底的に点検をしてもらわないといけないなあ。

そんなわけで、1日、外に出ずっぱりになっちゃって、帰ってこれたのは17時半を過ぎてから。
さすがに疲れたわ。
今日もさっさと風呂に入って、早寝しよう。
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台風接近中

2011-09-21 | 桃色の花

夜からの雨は朝になってもやまず。
たまに降りが弱まったりするけれど、バケツをひっくり返したような雨にもなったり。
上空の雨雲の状態にもよるのだろう。
風もゴーゴーと音をたてていたかと思えば、ぱたっと静まったりで落着かない。

息子は勿論、送りになった。
この調子だと、午後は一斉下校になるかもと思っていたら大当たり。
5時間目終了の14時15分に帰らせるとの連絡が(本日は6時間の日)。
迎えに行ってきたけれど、周辺の道路は車でごった返していて大変だった。

娘は予定通り、南会津に合宿へと出かけていった。
集合時間帯はちょうど雨も上がっていたので、荷物を運ぶのも楽だった。
同行する親も結構いたみたい。
今日は昼食後、近くの森へ散策予定だったけれど中止だな。
予報通りだと、明日は台風が抜けて晴れるみたいだから、それに期待したいところ。
こちらでは、まだ園外へのお散歩は厳しいので、こういう機会に存分に楽しんできてもらいたい。

台風は先ほど、静岡県浜松市付近に上陸したとニュースで言っていた。
中心気圧は950haと、勢力が強いのが変わりない。
飛行機も列車も次々と運休が始まって、今日一日、大混乱になりそうだ。

麦も朝から家に入りこんでソファでぐっすり。

「こういう日は、暖かい場所で眠るのがいちばんでしよ」

那智にも入るよう促したのだけど、どこかに行ってしまった。


冒頭写真は、トリカブトを撮影した林道沿いの沢。
ここも今日は増水して、どえらいこっちゃになってるのだろうなあ。
こんな天気でどこにも出かけられないので、今日は今月に入ってから撮影した植物からタデをまとめて。

○ハナタデ(花蓼):日本や朝鮮、中国など原産のタデ科の一年草

○ヤナギタデ(柳蓼):日本原産のタデ科の一年草

○イヌタデ(犬蓼):日本や中国など原産のタデ科の一年草

○オオイヌタデ(大犬蓼):日本を始めとした北半球原産のタデ科の一年草

○オオケダテ(大毛蓼):インドや中国南部、東南アジアなど原産のタデ科の一年草


ヤナギタデは確定できたわけではないのだけど、おそらくそうじゃないかな?と。
ハナタデ共々、上記の林道沿いで撮影。
イヌタデが子供の頃からおままごとの道具に使っていたので、いちばん馴染みが深いかも。
オオイヌタデは白とピンクの2色あり、撮影した場所には混在して咲いていた。

◯◯タデとつく中でも、オオケダテは花色も鮮やかで大型なせいか、最近は花壇で育てているお宅もよく見る。
これは道端で撮影したものだが、道路の上の方に民家があるので、ここの方が育てていると思われる。
昨年は行きつけの内科の駐車場脇にあったのだけど、今年は咲いていなかった。

◯◯タデをまとめて掲載しようか、というのは、前から考えていた。
でも、今回はサクラタデとシロバナサクラタデを掲載し損ねた。
毎年、咲く場所を知っているけれど、今年は津波で滅茶苦茶になってしまったので駄目だった。
どこか、別の場所で出会えるといいなあ。
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