昨日は地震が続いてまいった。
最初の19時過ぎのは、凄まじい地鳴りが最初に来て、下から突き上げる揺れ。
テレビのテロップでは、いわきで震度5強と出た。
これを見て、息子と二人で逆に驚いた。
いや、確かに揺れは強かったけれど、5強まではいっとらんだろうと。
その後に出たテロップで、市内内陸部(山の方)の三和地区がその揺れで、この辺りはやはり震度4。
震源が浅くて、山中が5強だったので、本当に福島県沖かと訝しく思ったほど。
その後も震度1~2程度の小さな揺れが続く続く。
深夜2時頃の地震、この辺りは1になっていたけれど、一瞬、突き上がるような揺れを感じた。
気象庁の地震情報サイトを覗いてみる。
昨日の19時から今日にかけて、福島県沖は勿論、沖縄や北海道、宮城や岩手、信州辺りでも地震が暇なし生じているのが分かった。
揺れはさほどではないにしても、広範囲でこうも揺れが起きていることが気持ち悪い。
ところで、夕べは地震よりも、沖合を行ったりきたりするヘリの方が恐ろしかった。
揺れが治まって間もなく、ヘリのローター音が海の方から聞こえてきた。
その時点では、何だ?と思っているうちに音も遠ざかったこともあって、深く考えなかった。
それが、20分も経たないうちに、またローター音。
勝手口を開けて空を見上げると、民間の小型ヘリでなく、大型のヘリが北に向かって飛んでいくのが見えた。
直後、だんなから、市内の総合病院の屋上付近にヘリが来てるよ、とのメール。
こちらでは、またヘリが北に向かって飛んでいく音がして…。
原発に何かあったのでは?
嫌な予感が頭を駆け抜けたのは言うまでもない。
義父は、そうだったらニュースで流れるでしょうよと呑気なもの。
この半年以上の経験で、国も東電も、緊急に知らせねばならない情報をすぐには流さないことは、はっきりしている。
この地震で原発には問題なしとは言ってても、飛んでいくヘリに「そうですか」と信じるバカがどこにいる。
今朝の新聞でも、地震の震度分布は掲載されていたが、ヘリに関しては何にもなかった。
これが、揺れで怪我人が出たから搬送した、なんてことがちょっとでも載ってれば「ああ、そうだったのか」なんだが。
本当にあのヘリはいったいどこに飛んでいってたのだろうか?
今も尚、心落着かず、イライラしている。
そんなわけで、今日は家にいるのがとっても嫌で、揺れが激しかった地区の東側にある林道をうろついていた。
市内の林道を粗方、走り回っているだんなに、そこが車でもちゃんと抜けれることを確認してだったけど。
でも、地震のせいか、先の台風のせいか、落石があちらこちらで起きていた(冒頭写真も)。
県道から林道に入ってしばらくは、木の枝や葉っぱが散乱していたし…。
市内の林道を粗方、走り回っているだんなに、そこが車でもちゃんと抜けれることを確認してだったけど。
でも、地震のせいか、先の台風のせいか、落石があちらこちらで起きていた(冒頭写真も)。
県道から林道に入ってしばらくは、木の枝や葉っぱが散乱していたし…。
悶々としながら、所々で車を停めては、周囲をうろうろ。
マムシグサ、ちょっとずつ色づきだしていた。
まだ緑だけど、こんなずんぐりむっくりなのも。
オトコエシも、もう花は終盤なんだけど、今回、初めて種になっているのを見てびっくり。
この形状って、イタドリと同じじゃない!
オトコエシはオミナエシ科、イタドリはタデ科だけど、風にのって種を飛ばすという点は同じなのね。
今日もノダケはスズメン(我が家でスズメバチのこと)に大人気。
他にもキクやミゾソバといったタデ類の花がたくさん咲いているのに、余程、口にあうのだろう。
ツリガネニンジンの花の後は、あの薄紫の花の清楚さはどこへやら、イガイガと攻撃的?
そして、ここでも見つけた、大好きなアケボノソウ!
虫はちゃんと、花びらの先の黄緑のポッチから蜜が出てるのを知っている。
この花を眺めながら、ふと、今、原発で騒動が起きた場合、この地から離れなければならないのに気づいた。
いや、ずーっと前から頭じゃ分かっている事なんだけど、改めてそう感じた。
何年にも渡って、市内のあちこちに咲く野草の地図が頭ではできている。
毎年、それを頼りに、花をあちこち探しに行っているわけだ。
マムシグサ、ちょっとずつ色づきだしていた。
まだ緑だけど、こんなずんぐりむっくりなのも。
オトコエシも、もう花は終盤なんだけど、今回、初めて種になっているのを見てびっくり。
この形状って、イタドリと同じじゃない!
オトコエシはオミナエシ科、イタドリはタデ科だけど、風にのって種を飛ばすという点は同じなのね。
今日もノダケはスズメン(我が家でスズメバチのこと)に大人気。
他にもキクやミゾソバといったタデ類の花がたくさん咲いているのに、余程、口にあうのだろう。
ツリガネニンジンの花の後は、あの薄紫の花の清楚さはどこへやら、イガイガと攻撃的?
そして、ここでも見つけた、大好きなアケボノソウ!
虫はちゃんと、花びらの先の黄緑のポッチから蜜が出てるのを知っている。
この花を眺めながら、ふと、今、原発で騒動が起きた場合、この地から離れなければならないのに気づいた。
いや、ずーっと前から頭じゃ分かっている事なんだけど、改めてそう感じた。
何年にも渡って、市内のあちこちに咲く野草の地図が頭ではできている。
毎年、それを頼りに、花をあちこち探しに行っているわけだ。
基本的に故郷ではないからか、この地を離れる事にはあまり抵抗がない。
でも、新しく移り住んだ場所で、また一からこの作業をしなければならないわけだ。
楽しいかもしれないが、土地勘がない場所で、今と同じ野草マップを頭にこさえるのは大変だろうなあ。
それ以前に、来年この場所にまた来れるという保障だってないじゃないか。
そんな事を考えていたら、不覚にも涙が溢れてきた。
住んでいた場所を追われ、別の土地で暮らしている避難民の気持ちが、ちょっと分かったような気がした。
でも、私は心が狭いので、今でもこんな不安に陥れてくれた、大熊や双葉の人たちに同情する気はない。
自分達だけ被害者ぶっているが、原発の恩恵に預かってきたのだから、文句を言う筋合いなどない。
原発給付金なんて、聞こえはいいけれど、裏を返せば危険手当だ。
それを知ろうともせずに、原発を乱立させ、こんな騒動を起こしたのには、町にも責任があろう。
大体、今度の騒ぎが起きなければ、お金を得るために、更に2機増設+プルサーマルも受入れると言ってただろうが。
年間5ミリシーベルトに満たない地域には、除染の援助はしないと国は言い出した。
最後まで面倒をみるって言ってたような記憶があるが、こうやって国は簡単に言い分を180度、変えてくれる。
10年後、20年後に甲状腺癌などを発症しても、のらりくらりと言い訳して、因果関係を認めやしないだろう。
これからの季節、風は北からのものに変わる。
今度、爆発騒ぎが起きた場合、放射線は北ではなく南へと流れる。
今まではいわきも放射線値が距離の割には低めであったけれど、今後はどうなるのか?
季節の移り変わりを素直に喜べない。
何ともきっついこの頃である。