ぽんぽこ山ふくろう亭

日々の出来事+時々猫

スカ山探検

2010-01-31 16:58:32 | 桃色の花
写真はアルピニア・オセアニカ
ソロモン諸島、バヌアツ原産の、ショウガ科の常緑多年草。
つくば実験植物園の温室にて撮影したもの。
帰宅後に色々と調べてみたけれど、詳細はよく分からなかったが、花穂はもう少し伸びるようである。
ショウガ科の名の通り、葉っぱは我が家のジンジャーに酷似していた。


雲が多かったものの、今日も雨の気配すらなく一日が暮れようとしている。
週間予報は明日の雪だるまは消えて、晩に傘マーク、明後日は雪となっている。
さて、26日ぶりのお湿りは期待できるのか?
手加減せずに、徹底的に降ってほしいぞ。

息子は昨日に引き続き、午前中は友達とスカ山探検。
スカ山…海沿いの県道に並行して南北に走る、防風林のことである。
なんでこんな名称がついているのか定かでないが、この辺りの人たちは、皆こう呼んでいる。

一応、国有林だから、樹木の伐採などはまずいのだろうが、広大な面積を占めるので、管理はなされていないに等しい。
なので、海に抜けるための道が、あちこちに作られている。
だんなが子供の頃は松がメインだったうちの近所も、今ではすっかり雑木に取って代わられている状況。
だんなは真面目な顔で、枯れ枝や下草除去のため、火を放ちたいと言うことがある。
その気持ちは、午後になって理解できることに。

と言うのも、午後、息子を友人宅に送ったあと、だんなと娘の3人+麦で、スカ山探検に出かけたためだ。
女の子が一緒だったこともあってか、息子はあまり奥までは行けなかったらしいが、私らは枯れ枝を折ったり踏みつけたりしながら、奥へと。
たまに、伐採された木の幹が整然と並べられていたりするので、多少は手が入っているのかな?
でも、やはりたまった枯れ草、枯れ枝を見ると、一度、火を放ってさっぱりさせたいという、だんなの気持ちがよく分かった。

麦は付かず離れず、うっそうとした林を走り回り、調子にのって松の木に上っていった。

庭にあるような背丈が低く、横に枝が張り出している松ではないのに、どんどん上っていく麦。
はっと気づいた時には、あっさりと下りれる状況になく、細い枝に両足を入替え向きを替え、情けない声で下にいる私たちに助けてと訴える。
高さ5m以上の位置にいる麦を、助けられるわけもなく、自力で下りてこいと叫ぶだんな。
ほとんど落ちるように、麦は下りてきたようだが、この猫は本当に木登りが好きだわ。

その後、海岸へと足を運ぶ。
県道は麦を抱きかかえて渡り、防波堤沿いで離すと、喜んで砂浜の方へと駆けていった。
こんな遮るものが何もない広い空間でも、猫って平気なんだろうか?

砂の上は気持ちがいいのか、ごろごろ転がったり砂に手を突っ込んだり。
2枚目の足下にある竹が割れたのは、だんなが防波堤の上から投げたものだが、犬のように追いかけていって、足で押さえつけたのには笑えた。
残念ながら、お持帰りまではしないけれど、犬のようだなあ。


川の近くにはヤシャブシがたくさんあるのだが、こちらも若芽が、昨年の木の実と一緒にたくさん顔を出していた。

3月頃には黄色い穂状の花が見られるはず。

道行く人も獣もいないのか、引っ付き虫のセンダングサの種が残っていた。

こうなると、子孫を残せなくてちょっと可哀想かも。

1時間ばかりうろついて帰宅したけど、本当に麦は犬のようにどこまででもついてくる。
これがいいことなのか悪いことなのか、何とも言いようのない私。
せめて、遠出は誰かと一緒の時だけにしてほしいわ。

下の写真は、昨日の夕方、だんなが娘と麦を連れて海岸まで行った時のもの。
話を聞いた時は「まさかぁ」だったけれど、この写真+今日の足取りで、納得せざるを得なかった次第。
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雨が恋しい

2010-01-30 16:33:03 | 果実・種
写真はアコウ(赤榕)
暖地の海沿いにはえる、クワ科の常緑高木。
日本だと紀伊半島南部、四国南部、九州、沖縄などに分布している。
樹高は10~20mにも及ぶというから、かなりな大きさだ。
幹の周囲から木根を伸ばし、岩場などにも着生して育つそうだが、種子が他の樹木にて発芽すると、親樹を木根で覆い尽くして枯らしてしまうそう。
5月頃にイチジクに似た形状の小さな花をつけるが、無花果。
しかも、写真のように枝から直接ぽこぽこと出てくるようだ。


今日も朝からいい天気。
家計簿のメモを見返してみたら、最後に雨が降ったのは5日だったようなので、実に25日間、晴天続きということになる。
勿論、曇りの日もあったろうけど、雨が降らないのだからどうしようもない。
週間予報だと、2月1~2日にかけて雪だるまマークが出ていた。
雪でなくてざんざん降りの雨になってほしい。

夕べも娘に蹴飛ばされ、麦に顔の上を横断され、眠いままに朝を迎えた。
それでも、休みだから布団の中でしばらくゴロゴロしていたが、眠いことには変わりない。
7時半頃に起き出して、着替後に畳の上の髪の毛を拾っていたら、何やら白い固まりが。
つまみ上げたら、どう見ても歯。
寝ぼけた頭がぱっと目覚め、麦の牙だ~と回路がつながった。

子猫も6ヶ月くらいから歯が生え変わることは、知識として知っていた。
でも、うちにやってくる猫たちは、そんな時期を過ぎたのばっかだから、初の体験だ。
人の歯と同じで、ちゃんと付け根の所はくぼんでおり、針の先ほどの血がついていた。
これが初めて抜けた歯なのか、何本目かは不明だけど、大きくなったのだなあと、ちょっと感激してしまった。

さて、そんな麦だが、噛み猫であることは変わらず。
大人の歯だったら、威力は数倍増しだろうか?と、ちょっと不安だ。

息子は友達と防風林探検に行くと朝から張り切っていた。
私たちは図書館に行くし、義父も出かけるから家からしめ出しだよと言っても、構わないと行く準備。
でも、お昼用に塩むすびをこさえてと言われて、おにぎりを握るのが下手な母は、一瞬固まる。
くずれるの前提(←情けない)で、3個ばかり握って持たせたが、ちゃんと食べられたかな?

先週あたりから、畑の白梅がちらほらと咲き始めた。

日当たりのいいお宅だと、紅梅が満開になっていたりもする。
椿の花は現在、この2色が庭を色どっている。

ジャングル地帯では、蕾が膨らんできたものも多数、目にするように。

こちらもジャングル地帯の、紅梅の根元にあるジンチョウゲ。

花壇のは株が弱って枯れてしまったが、こちらは今年もたくさんの花を咲かせそう。
一方、畑側の樹木たちも次々、芽吹き始めてきた。
ライラックはちんまりと、ベニカナメモチは鮮やかな紅色。
昨年、派手に伐り飛ばされたアジサイも、たくさんの芽を出している。

人間側は寒い寒いを繰返しても、アネモネなどは蕾を膨らまして咲く気満々だ。

1月も明日で終わり、更に寒い2月が待ち構えているけれど、長期予報では気温は高めで推移するそう。
今冬はこの手の予報、はずしまくっているので、信用はしていないけれど、植物たちを見ていると、そう春も遠くないかなと思えるこの頃である。
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眠いよ~

2010-01-29 16:49:27 | 黄色の花

写真はバンクシア・エリキフォリア
オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑高木。
バンクシアの仲間はオーストラリアを中心に50種あまりが知られているそう。
でも、私はこの植物は初めてで、ブラシの木よりも大きな円柱形の花序に言葉を失った。
この花序には時に千個もの花がつくこともあるとか。
花色も黄色やオレンジ色、赤色と鮮やか。
花が終わると、松かさのような、木質の堅い果実をつける。
この果実は山火事で焼けた際に割れて、種子を放つそうだが、この仕組みはブラシの木と同じだ。


今日も一日、晴天であった。
午前中、ちょっとだけ雨がぱらついたけれど、飛ばされてきた感じで、地面を濡らすような物ではなかった。
あ~あ、もうカラカラで乾燥注意法は消えないし、雨が待ち遠しいなあ。

娘が一緒に寝ると頑張るようになってから5日、連日、夜間に起こされ続け、ぼちぼち限界。
それなのに、だんなは今夜は飲み会に顔を出すとかで、きっと帰りは午前様。
今夜も娘と一緒に寝ざるを得ない。
明日は休みだけど、それにしたってそろそろ勘弁だわ。眠いよ~。

今日も午後から整骨院へ。
娘が歩いて行くというので、昨日の二の舞にならないよう、こそこそっと家を出た。
ちょうど、道路に出ようとした時、車庫の前に麦の姿を確認。
娘を小脇に抱えて、足音をたてないよう、塀の影に姿を隠す。

その後は小走りで道路を進み、後ろを振り返りつつ足を速める。
どうやら、今日は麦に感づかれることなく、家を出られたようだ。

院に到着すると、スタッフに「今日は猫ちゃんは?」聞かれていた娘。
「むじはきょうはついてこなかったよ」と元気に応えていた。
残念がっているスタッフもいたけれど、こればっかりは勘弁だわ。

肩から首にかけてのコリは、なかなか手強い状況になっているらしく、揉まれる方は悲鳴だし、揉む方も大変そう。
来週もこれるなら来なさいね~で、苦笑するしかない。
娘はみんなからお菓子を貰えるので、喜んでついてくるのだが、それはそれでちょっとねえ。
いえ、貰えるのは有り難いのだけど、それが当り前だと娘に思われるのが困るのだ。
でも、このくらいの子は言葉で言っても、まだまだ理解できない時期。
本能の方が先に出てしまうから、仕方ないかあ。


食べ終わったヨーグルトの器をもらって、麦は早速ペロペロ。

「おいしいでし、おいしいでし」
もう、夢中になって器の底の方までペロペロ。

「あ~あ、なくなっちゃたでしよ」
きれいさっぱりなめきって、物足りなさそうに器をじーっと見つける麦。

「もっとほしいでし」
口の周りをペロッとなめて、何だかもの足りなさそうな麦であった。
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麦はどこまでもついてくる

2010-01-28 17:47:47 | 黄色の花

写真はハマメーリス・インテルメディア
マンサク科の落葉低木(または小高木)。
日本のマンサクと、中国のシナマンサクの交配種である。
一般のマンサクに比べると、花が大きくて目立ち、花色には赤やオレンジもあるそう。
蝋梅を見にフラワーセンターに行った時に、ぼちぼち花が咲き始めていた。
黄色い花びらに赤い筋が入ってとってもきれい。
クルクルッと丸まって収納されている花びらは、破裂直前のクラッカーみたいだ。


今日はちょっと薄曇り。
全国的に雨になるような予報だったけれど、東北の太平洋側は期待できないとのこと。
もう、最後に雨が降ったのがいつだったか、記憶に残らないほど晴天続きなので、正直ざんざん降りになっていほしいこの頃。
結局、一時、暗雲が立ちこめたものの、すぐにそれも消え去って、雨のあの字もなく暮れてしまった。

背中がちょっと張って辛くなってきたので、今年、初めて接骨院に出向いた。
暮れにインフルエンザの騒動もあったため、一月以上ぶりだ。
娘が珍しく歩いて行くというので、時間を見計らって出発。
そしたら、私たちの後を麦がくっついてきた。

途中で引き返すだろうと放っておいたのだが、麦はどこまでもついてくる。
それなりに車が通る県道につながる広い道も平気で横断してきた辺りで、何だかや~な予感が。
次の県道につながる道は、バスも通る交通量が多い所。
そこも、私たちが渡ると、脇目も振らずについてきたので、これはまずいなと思い始める。

結局、1キロばかり離れた整骨院までついてきてしまい、途方に暮れる私。
しかも、娘にくっついて、院内まで入ってしまった。
院のスタッフは予想外の来訪猫に喜んでくれたが、犬のようにじっと待っているわけもないので、事情を話して連れ戻すことに。
娘は院で待っているというので、麦を抱えて元来た道を小走りで家まで戻った。

家に放り込んで、急いで院に戻ろうとしたけれど、また麦がくっついてくる。
これは駄目だと歩くのを諦めて、車で出直した。
院でもこんなとこまでついてくるなんて珍しいよね、なんて言われたけど、喜ばしい話ではない。

実は朝の段階で、だんなが同級生から「赤いバンダナつけた猫、知ってる?」というメールをもらっていた。
「そりゃうちの猫だよ」と返信したら、驚愕の事実が…。
彼女は今朝、旗当番で県道の横断歩道の所にいたらしいが、集団登校の子供たちにくっついて、麦がやってきたのだと言う。
足下をすりすりされて、頭を撫でてやったらごろごろ喉を鳴らしていたとか。

あ、危ない。
そのまま、子供たちにくっついて県道を渡って行ったら、帰り足に間違いなく轢かれる。
今日、ずっと後をついてこられて気づいたのは、那智は道路を渡る前に一時停止するのに、麦はその気配すらないということだ。
麦がこの先、何年生きられるのか、だんだん不安になってきた。

今のところ、一匹での行動範囲はたいしたことないのは分かっている。
でも、人大好き麦は、家人が出かけようとすると、どこまでもついて行こうとする。
通常、猫ってテリトリー意識があって、那智も後をついてくるけど、とある道路に差し掛かると、絶対にそこから先には行かない。
なので、麦はこの意識が欠落しているとしか思えない。
人に育てられたから、自分も人だと勘違いしてたりして…。
いずれにしても、ちょっと歩きで外に出る時は、気をつけないといけないな。

今回の一件で、謎だったことが一つ判明。
年が明けてから、連日、センダングサの種を体中にくっつけて帰ってきていたので、庭や畑にはないのにどこから??と悩んでいた。
その場所が分かったので、道路から手が届く範囲内、全て引っこ抜いてきた。
これで、連日の種取り騒動から解放されるといいのだけど…。


今朝は珍しく3匹が集合したので、缶詰を開けてそれぞれに出してやった。

くいしんぼ麦が最初に食べ終わるのはいつものこと。
那智と最中がまだ食べているので、「残してくれないかな?」とそわそわ。

那智が本当にちょびっとだけ残して皿を離れたら、待ってましたとばかりに皿に顔を突っ込む麦。
その意地汚さは親の遺伝なのだろうか??

にしても、3匹一緒に写真に納まると、体つきが大差ないことに愕然。
食べる子は育つと言うけど、麦はちょっと育ち過ぎだわ。
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入園前説明会

2010-01-27 16:10:46 | 黄色の花

写真はグラマトフィルム・スペキオスム
昨日のエウロフィエラが女王なら、こちらは王様?
東南アジア、ニューギニア、ソロモン諸島の低地の木の幹にはえる、世界最大のランである。
大きいものでは、茎の長さが7mあまり、植物体の重さが2トン近くにもなるとか。
一つの株に1万輪!が咲いた例もあるそうだ。
開花は自生地でも数年に一度という珍しい花を、つくば実験植物園で直に見ることができてものすごくラッキー。
ここのは2m弱の丈があったろうか。
株が大きいので花の数も多く、見応え十分であった。


今日も朝からいい天気。
昨日の風もおさまって、日射しが暖かく感じられた。

幼稚園入園の説明会の日だったので、9時半頃に家を出発。
11月以降、2ヶ月ぶりの幼稚園に娘は大喜び。
すぐに遊びに行こうとしたので、それを制してまずは受付と物品購入。
その後、説明会が始まる直前に、子供たちは先生に連れられて別室へ。
余所の子が、一緒に行こうと母親の手を引っ張ったり、ぴったりくっついて離れないでいるのに、うちの娘は満面の笑みで部屋を出て行った。

その後の1時間半の説明会の間、遊んでいた子が次々と母親の所に戻ってきたり、様子を見にきたりしているのに、一度も顔を見せなかった娘。
終了後、他の母親がぞろぞろと出てくるのに気づいて、部屋にやってきたかと思ったら、
「にゃおはまだあしょんでるからね!」
と叫んで、また園庭へと走っていってしまった。
たのもしいのか、可愛げがないのか…。

気になっていたことを先生に確認した後、園庭へ出て行ったら、娘はちょうど足を洗っている最中であった。
そう、いくら暖かいと言っても、この真冬の最中に、娘は裸足で泥遊びをしていたのである。
でも、この幼稚園では、これも当り前の光景である。

たくさんの袋物を縫わねばならないかと思っていたけど、息子の保育所時代よりも格段に少なくて拍子抜け。
不器用母は、ミシンの扱いも怪しいので、とっても助かったりはするのだが。
そして、雑巾は手縫いでと言われ、また指が穴だらけになるなあとがっくり。

覚悟?はしていたけれど、園での服装が基本、半袖、半ズボンというのには、多少の抵抗が…。
勿論、寒い時期はその上にトレーナーや長ズボンOKだけど、運動する時は真冬でも半袖、半ズボンで行うんだそう。

下着のシャツは不可、女子はスカート不可、派手な服も不可…。
肌に直にTシャツなどの半袖を着せろということだわね。
寒がり母にはとてもできないことだけど、娘は真冬でも靴下はかないくらいだから、割と平気かもしれないな。

そんな調子で保育されているせいか、他の幼稚園で休園が相次ぐ中、新型インフル感染者の数も一桁で推移していたそう。
幼児期は薄着が基本というのは、案外、理に叶っているのだろう。
私は当時からしょっ中、熱を出す子だったので、これは該当しないけど。

園バスはやはり駄目になってしまったので、4月から毎日の送迎が始まる。
でも、8時から預かってもらえるから、息子を送り出して、片付けをさっさと終わらせれば、すぐに連れていけそう。
あと2ヶ月ちょいで、また生活のサイクルが変わりそうだけど、半日は育児から解放されるので、今から期待している。
勿論、娘も待ち望んでいるのだが、実際に園生活が始まったらどうなるかな??


麦にヨーグルトをなめさせようと、容器を床に置いたら、那智が駆け寄ってぺろぺろ。
ええ、那智もヨーグルトを食べるんだ!と、意外な事実にびっくり。
「むじのぶんも、のこしてほしいでし」麦は那智がどくのを、じっと我慢の子。

ようやく、那智が満足して行ってしまったので、容器に駆け寄ってぺろぺろ麦。
那智は上の方だけなめていたので、底の方にはまだたくさん残っていたよう。

容器に顔を突っ込んで、満足げになめている麦の姿は笑えた。
小顔だからこそできる業だね(那智には無理)。
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噛み付かれたら、噛みつき返す

2010-01-26 16:00:41 | 桃色の花
写真はエウロフィエラ・レンプレリアナ
「マダガスカルの女王」の名を持つ、ラン科で最も大きくなる種の一つ。
マダガスカル東部の海岸~中央高地の標高千mあたりまでの、限られた場所にしか分布しないそう。
そして、タコノキ科タコノキ属の枝にしか着生しないという特徴を有す。
1月に温室に訪れた際には、まだ花は咲き始めの頃のようで、たくさんの蕾が見られた。
昨年の今頃は、高さ約3mに伸びた花茎から、10cmほどの花が200輪ほど咲いていたそうだ。
花の数は年によって変動するそうだが、今年はどれだけ咲いているのかなあ。


今日も朝から青空広がるいい天気。
でも、昨日とうってかわって気温が下がって、冷風が一日、吹き荒れている。
日射しがあっても、これではとても外に出ようという気になれない。
麦ですら、昼前から自室の布団の上で丸まったまんま、外に出て行こうとしないもの。

昨日は一日うろついていたので、今日はこの風のこともあって一日おこもり。
気がつくとあちこちで山になっている、本を始めとする紙の束の整理などをしていた。

夕べも娘が一緒に寝ていたのだが、やっぱり寝ぼけがひどくて何度も起こされる始末。
当時の息子と同様、むくっと起き上がったかと思うと、そのまま疾走しかけたので、慌てて止めたり…。
この夢遊病?夜驚症?には、本当に泣かされるなあ。

明け方になれば、起き出した麦が腕に噛み付いてくる。
寝不足にそんなことをされると、私もさすがに頭にきちゃって、反射的に耳に噛みつき返していた。
ギャン!という悲鳴をあげて、逃げる麦。
でも、すぐに引き返してきて、またガブリ。
私も噛みつき返して…。

逃げてまた戻ってきた麦は、前足でおそるおそる私の腕に触っては引っ込め、薄暗がりの中、私の顔をじっと見ている。
不機嫌そうな顔のまま、また噛み付くぞと、歯をカチカチさせたら、そのまま布団の中に潜ってしまった。

さて、これで噛むことに躊躇してくれるかな?と思ったが、午後に寝ている所を娘に突かれて、やっぱりガブリ。
もし、私に金輪際、噛み付こうとしなければ、反射的に噛み突き返すのは有効ということになるのだが、さてさて。


この写真は昨日の午後に写したもの。
麦も今日は家におこもりである。

畑の白梅に上って、満足げな麦。

でも、調子にのっていると、こうやって枝を踏み外して…危ない!!

何度かぶらぶらと後ろ足が空を切ったものの、何とか体勢を立て直して、ほっと一息。

ちなみに、足を踏み外した原因は、梅の木の枝に飛んできたメジロ。
下り始めた矢先に、枝先に止まって鳴き始めたメジロに気をとられた結果である。
この後、捕まえようと思ったのか、また上っていったけれど、勿論、逃げられてがっかり麦であった。
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公園散策

2010-01-25 17:12:56 | 黄色の花
写真はナルキサス・ロミエウクシィ
北アフリカ原産のヒガンバナ科の多年草。
フラワーセンターの温室で今年も咲き始めていた。
水仙の原種の一つらしいが、この季節、屋外でも開花するようだ。
でも、近所の畑の隅でも昨年、咲いているを見つけたのだが、今年はまだ。
寒さの影響なのか、畑なので掘り起されたのか、しばらく様子見である。
漏斗状の花びらのみのこの花、原種と言われなければ、水仙とは全く違う植物のように思える。


今日も朝からとってもいい天気。
気温もそれなりで、外に出ていても寒さが苦にならないほど。
でも、明日辺りからまた寒くなるような話で、ちょっとため息である。

夕べも娘と一緒に就寝。
珍しくお風呂に入る前にダウンしてしまって、自室の布団で寝かせていたのだが、そのまま目覚めずだったので仕方なく。
こういうケースだと、夜中に何度も寝ぼけるのだが、案の定、大当たり。
そんなわけで、朝、目覚ましが鳴った時は悲しかったなぁ。

今日は本屋に行ったあと、いわき公園に寄ってきた。
娘が帰りの道沿いにあった公園で遊びたいと言い出したからだ。
住宅地内の公園だと、駐車場など設けていないので、路上駐車をしてまで遊ぶ気になれないものね。

駐車場に車を停めて、丘の上の遊具のある場所へ階段を上っていく。
風もなく日向ぼっこにはいい日和で、小さな子供を連れた家族が幾組もいた。
休日と違って貸切状態の遊具を、次々と制覇していく娘。
数ヶ月前に来た時は、できない、怖いを連発していたのにと、娘の成長にちょっと驚く。
自分よりも大きな子がもたついている場所も、さっさと進んでいくので、その子の親に感心されたり。
高い場所にもネットを伝って、どんどん上っていくので、見ているこちらがはらはらしどうしだった。

一通り遊んだ後、園内の散策路を散歩。
ふわふわの毛に包まれたハクモクレンの花芽を発見。
まだまだ咲くのは先のことだろうけど、うきうきしてしまうのは何故だろう?

すっかり剪定されてしまったレンギョウも、花がちらほら。
いやあ、膝丈くらいまでばっさりと伐られても、ちゃんと花は咲くんだねえ。


昨年の11月だったか、体験幼稚園で散歩に来たコースに入ると、娘はそれを思い出した様子。
園バスのことや、たくさんの子供たちと来たことなど、元気に話し始めた。
落ち葉がたまっている所にくれば、それを両手で抱えて、私に向かって放ってくる。
側溝にたまっているのを見つければ、その中に入りこんでガサガサと音をたてて嬉しそう。

葉っぱを落とした枝にぶら下がっているのは、種をすっかり落とした、ヤマノイモ(左)とオニドコロ(右)の茶色い実。
双方、よく似ている蔓植物だけど、ヤマノイモの実の方が丸っこい。
種も薄い膜に挟まれているが、形はヤマノイモが丸いのに対し、オニドコロは細長い。

アオキの木の根元に、ジャノヒゲの瑠璃色の実を発見。
あぁ、やっぱりこの実は宝石みたいに美しい。
転がっていた実を、娘は何個か拾って喜んでいた。


冬枯れの散策路も、よくよく見てみれば小さな緑色の芽があちこちで出始め、木々も芽吹き始めている。
1月も後半で、まだ寒い時期は続くけれど、少しずつ春に近づいてきているのだな。
日も長くなって、時間の感覚が狂いがち。
ちょっと前までは16時を過ぎると真っ暗だったのに、最近は17時でもまだうっすらと明るいもの。
そんな調子なので、ついつい夕食を作り始める時間が遅れがち。
さーて、今夜は何を作ろうかなあ…。
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何か忘れている???

2010-01-24 17:08:56 | 緑の花
写真はシンビジウム・ワルツ・ロマンス
こちらも仙台市農業試験センターの温室で咲いていたもの。
写真だと黄色っぽくみえるけれど、花びらは黄緑色で、中心部の赤い色が映えてみえる。
割と丈夫で栽培しやすいそうだけど、寒さには弱いという記述と、強いという記述があって、どちらが正しいのかは不明。
植物を枯らすのが得意な私には、いずれにしても育てるのは無理なのは明確。
こういう花は、植物園の温室で楽しむに限る。


今日も一日、青空が広がるいい天気に。
寒いとは言っても、数日前の身震いする寒さは抜けて、ちょっと一息かな。
にしても、ここまで晴天が続くと、そろそろお湿りがほしいなあ。

夕べはだんなと息子と眠った娘。
やはり、日付が変わった頃に目が覚めたらしく、隣室から大泣きする声が。
てっきり、だんながいるものだと思って放っておいたのだが、泣き声はどんどん大きくなっていく。

ああ、また2階に行ったのだなあと起き出して、戸を開けて声をかけたら、布団から抜け出して飛びついてきた。
そのまま自室に連れていって、以降は一緒に眠ったが、あれだけの泣き声なのに、2階のだんなは全く気づいていないのが情けない。
居眠りしてたのかもしれないけど、この泣き声に反応するか否かって、父親と母親で差があるような気が。

まだ娘が生まれる前、息子と川の字で寝ていた頃、激しい夜泣きをする時期があった。
耳元で大音響で泣き喚いているにも関わらず、眠り続けるだんなに呆れていた。
それが数日、続くと、さすがに蹴っ飛ばしたくなる衝動にかられたけど…。
寝不足続きで愚痴をこぼしてたら、義父が自分もそうだったと言っていたので、遺伝なのかなあ…。
そんな調子だから、起きていたって耳に入らないのかもしれない。

だんなはこの寒い中、東京からバイク友達がやってくると言うので、今日も一日お出かけ。
20年くらい前は、私も冬でもバイクに乗っていたから、好きな人の気持ちは分かるつもりだけど、この年になると物好きとしか思えない。
何で気候のいい時期に来ないんだろう??

息子も午後から友達が来ると言うので、今日は出かけることもなく家でぼんやり。
ぼんやりしながら、何か忘れているような気がして、朝から気分が悪い。
忘れているくらいだから、きっとたいしたことじゃないんだと思うけど、それでも思い出せないのは落着かない。

 何か買う物があった?
 催し物に行くつもりだった?
 誰かに連絡することあった?
 食べなければならないものがあった??

今月で有効期限が切れるクーポンは昨日、使ってきたしなあ…。
急ぎの買物もなかったはずだし…う~ん、困った。

本当につまらないことだといいのだけど、たまに重要な用事をすっぽかすなんてこともやらかしているので、ま、いいかで済ませられない現実。
あ~、気になったことは、やるやらないに関係なく、カレンダーにでもメモ書きしておかないといけないな。
もやもやしながら、今日も日が暮れていく…。
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上るでし!

2010-01-23 16:35:47 | 桃色の花
写真はプリムラ・マラコイデス
サクラソウ科の一年草で、世界で500種以上の種類があるそう。
プリムラはサクラソウを指すようだけど、日本のそれに比べると、これなど花数も多くて賑やかだ。
このマラコイデスは西洋桜草の別名だそうで、色も赤や白色もある。
耐寒性、非耐寒性のものがあるけれど、いずれも夏の暑さには弱いとか。
これも、春を思わせる花のひとつである。


今日も朝からとってもいい天気。
ちょっと風はあるけれど、日射しが暖かでひなたぼっこが心地よかった。

夕べは娘が久々に一緒に寝ていた。
だんなたちと寝ていても、日付が変わる頃に寝ぼけ起きて、泣きながらこちらに来ることも多い娘。
昨夜もそんな調子で起こされるかな?なんて心配したけれど、朝までぐっすりであった。

その代わりに麦がだんなと息子と一緒に寝ていたけれど、廊下に続く引き戸を閉めていなかったせいで、6時頃にニャーとこちらにやってきた。
心地よく寝ていたのに、障子をあけろとガタガタやられて、起こされてしまった。
開けてやったらすぐに布団に駆けより中に潜り込んだので、そのまま二度寝。
次に目を覚ましたのは8時近くだった。

朝食後に、皮がすっかり硬くなったミカンを輪切りにして、庭の梅に刺しに出た。
枝に刺している間、ヒヨドリが高らかに鳴き続け、私がいなくなるのを待っている。
ミカンのほとんどは、きっとこやつのお腹に収まっているに違いない。

その後、鉢植えに水をあげていたら、麦がやってきて庭を行ったりきたり。
そのうちテンションが上がってきて、ジャングル地帯に飛び込んだかと思うと、タイサンボクの木に飛びついて、どんどん上っていく。
だんなもちょうど外に出てきたので、二人で麦を見上げてすごいね~を連発。
それが聞こえたわけではないだろうけど、麦は更に上り続け、自重を支えきれるいちばん上の枝の分かれ目まで行ってしまった。
高さ4m以上あるんじゃないかな…。

それを見ながら、いつものアテレコ。
「上るでし、上るでし!今日はタイサンボクでし!クリアするでし!!」
いえね、本当にこんな調子で上っているのですよ。

畑の白梅クリア!柿の木クリア!
家の前のツゲの木クリア!フェイジアクリア!コルディリネクリア!
ジャングル地帯の椿を次々クリア!マユミの木クリア!紅梅クリア!
そして、本日いちばん高いタイサンボクをクリアした麦。

次はどの木を上りきるつもりか??
本当にこの小さな体には、押さえきれないパワーがあふれかえっているようだ。
こんなやんちゃ坊主、家に閉じ込めておくのは不可能だったなと、しみじみと感じるこの頃である。
猫タワーぐらいじゃ満足しなかったに違いない。

写真は数日前に、椿の木に上っていた時のものだと思う。
今日のタイサンボクは、手ぶらで庭に出ていたのと、カメラを取りに戻るタイミングをはずして撮りそびれてしまった。
仮に撮れたとしても、枝葉が邪魔だし、かなり高い位置にいたので写せたかは疑問だけれど…。

「今日はツバキをクリアするでし!」

更に上の枝によじ上り、周辺を見回していたら…
「あ、あれは!」

「これは上っている場合ではないでし!」
と、途中で下り始めた麦。

勿論、視線の先には黒い大猫がおりました。
那智~、茶色い爆弾が降ってくるよ~!!!
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寒さ戻る

2010-01-22 15:42:32 | 白い花
写真はシンビジウム・プリンセスマサコ
皇太子様と雅子様のご成婚の年にできた品種だそう。
仙台市農業試験センターの温室の、たくさんのランが咲いていた一角に、堂々とした風情で咲いていた。
白い花にほのかな桃色が入って可愛らしい。
プリンセスマサコの名がついた花は、他にもカトレアやダリアにもあるようだ。
並んで咲いていたら、楽しい光景になるかもしれない。


昨日の陽気はどこへやら。
天気はいいけれど、冷たい風が朝から吹き荒れている。
勿論、気温は昨日に比べるとはるかに下がって寒い!!
何せ、小名浜では昨日の昼の段階で18度を記録したというのだもの。
そんなわけで、外に出ようなんて気力も起こらず、一日、家で過ごすことに。

朝は古紙回収日だったので、息子を送り出してから一輪車に乗っけて集積所へ。
12月に出しそびれたので2ヶ月分。
娘がいたら、一緒に乗っかっていくのだけど、この時間にはまだ眠りの世界。
その代わり、麦がとことこと付いてきた。

珍しく集積所は空っぽで、一瞬、収集日を間違えた?と不安になる。
帰宅後にもう一度、ゴミカレンダーで確認。
寒いし、暮れにまとめて出した人が多かったせいかな?

午前中はいつもは台所と居間だけの掃除機かけを、1階全体に行った。
麦が外に出るようになって、やはり細かい砂などを持ち込んでくるらしい。
廊下も脱衣所も、スリッパで歩いていると、砂の感触がする。
縁側もきっちりかけて、だんなと息子の敷き布団をそこで干す。
自室も床のあちこちにまたできた、本やカタログの山を整理して掃除機かけ。
あ~、布団があるせいもあるけれど、本当に埃はなくなることがない。

麦も寒さにめげたのか、今日はあまり外に出て行かず、ヒーターの入った部屋でグーグー。
このところ、出て行く度にセンダングサの種をあちこちにくっつけて帰ってくる。
さすがに最近は量も減ったが、数日前は体全体に悲鳴をあげたくなるほどくっつけてきて、子供と3人がかりで30分かけて取り除いた。
毛も一緒に抜けることもあってか、手負いの獣みたいに凶暴になって、私の手は引っ掻き傷だらけ。
その日のお風呂は悲鳴をあげたっけ。

那智は今日もこの寒さの中、どこへ行っているのやら。
麦が気に入らないなら、廊下に追い出すよ、なんて思ったけれど、火の気のない廊下は冷蔵庫のよう。
これでは、私は勿論、寒がり麦には耐えられないわね。

寒い時には温かいもの、と言うことで、今夜はおでんに決定。
大根をたくさん入れて、ハフハフしながら食べようっと。


外に出れば、木登りをしなければならない麦。
今回の標的はコルディリネの木に決定したようで…。

決まったからには、あとはひたすら「のぼるでし!」
一回のジャンプで、私の視線くらいまで飛びついちゃう!!

この写真で、大体3mくらいよじ上っているんじゃないかな。

ただ、この木は梅や椿と違って横に伸びる枝がないので、登り切るとあとは下りるだけ。
それでも楽しいのか、何度かよじ上っていくのを見かけている。

ちなみにこの木、我が家の猫たちは勿論、野良たちも好んで爪研ぎをする木のひとつである。
おかげで、根元の方は幹がぼろぼろで可哀想だ。
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