フサザクラ(房桜)である。
フサザクラ科の落葉高木。
赤い房状の花が咲く様子を、満開の桜に見立ててこんな名が。
秋から冬にかけて、房状にぶら下がる果実を見つけたのが数年前。
さて、これは何かねえ?と調べたら、フサザクラに行き当たった。
その時点でどんな花なのかは分かってたけど、やはり実物が見たかった。
昨日も書いたけれど、花弁はなく暗紅色の雄蕊が10本以上、垂れ下がっている。
雌蕊は雄蕊の根元の部分にある。
分かりにくいけれど、下の画像の雄蕊の根元付近に見える黄緑色のもの。
雄蕊が完全に落ちると見やすいのだけど。
木が切られてしまったので、間近で見れるものがなく、なかなか写真も撮れなかった。
欄干からカメラを持った手を伸ばしてこのくらいだ。
日本固有種で、原始的な被子植物とされ、古代植物の一つといわれてるそうだ。
中国やインドに仲間が分布するようだけど、日本においてはこれのみで一屬一種の木。
サイトによっては西日本に分布するとあるけれど、東日本の北のここにあるのだから、本州全土だろうなあ。
水分の多い谷筋や渓流沿いにはえる。
花期は3〜4月だが、ダム沿いに生えているものは終盤であった。
晴れてはいたけれど、昨日のようなスカッと晴れた青空ではなく薄曇り。
午後になってすっかり曇ってしまった。
朝のラジオで夕方から雨になるかもと言ってたが、今の所はその気配はない。
夜間に一雨あるかもしれないようだけど。
気温は昨日と同じくらい上がったんじゃないかな。
学校に行った娘が暑い暑いと言いながら帰ってきたし(笑)
離任式であった。
娘の学年が世話になった英語の先生が異動になったので、娘は出席することに。
一応、離任式は必ず出なければならないわけではないから、来なかった子もいたようだ。
娘も例年なら仙台に行ってただろうから、休んだかもしれないわ。
私はちょみっと庭仕事。
花壇の芝桜の合間から伸びてくるスイバを、ちみちみとひっこぬいていた。
大分、数は減ったけれど、多年草だから根っこまで除去できないのが伸びてくる。
大した大きさになるわけではないから、放っておいてもいいのだけど、何となく邪魔。
気が付いた時に抜いているのであった。
で、その時には青々としていたい芝桜だったが、夕方に外に出たら花が咲いていたのに驚いた。
蕾も多数出ている。
いやいや、6時間くらいでこうなるものなのか?
娘には朝、見落としてたんじゃないの?と言われたけど、それはまずあり得ない。
目立たない色ならともかく、この鮮やかな色を見落とすわけがない。
植物の成長の早さには驚かされることが多い。
昨日は枝しかなかったのに、今日には葉っぱがついていることもザラだもの。
どんだけの早さで細胞分裂してるんだと感心するばかりである。
庭木の剪定を少しだけどしたり、傷んだ椿の花を落としたり。
晩秋に義父が蒔いた春菊と小松菜だけど、わずかばかりが花を咲かせている。
結局、99%がダメになったんだろうなあ。
数本の生き残りが、食べられもせずに花を咲かせているのが悲しくもあり。
さて、今年は畑仕事をする気があるんだろうか、あの人は。
クロさんは限定して外に出してあげている。
暖かくなって外に出る欲求が半端なく強まり、手に負えなくなってきたからだ。
大体が朝、起きた時に一回、その後、1、2回くらいかな。
午後は基本、出さないが、納得しているのかあまり駄々をこねてはいない。
人の座椅子を乗っ取って、ぐっすり寝ていることが多いな。
3月も明日でおしまい。
今年も4分の1が過ぎ去ってしまったよ。
来週から学校も始まるし、束の間の休息期間だなあ。
明日は何をしようかしらね?