ライブ見に行きました。 Kurt Rosenwinkel Trio 場所は新宿Pit Innです。激アツなファンが多数集まり会場はスタンディング込みで200名くらい入ってました。大人気です。途中ブレイクをはさんで3時間のステージ。たっぷり聞くことができました。
それにしてもビックリしました。とにかく「上手い」んです。今までいろんなギタリストを聞いてきましたがナンバーワンに「上手い」です。私の好きなミュージシャンの条件は1に「やんちゃ」2に「情熱」3、4がなくて5に「ユーモア」 …って感じでテクニックとかに惚れ込むことはほとんどなかったのですが、彼だけは別ですね。呆気にとられました。例えが適切じゃないかもしれないですがあの演奏は「芸」だと思いました。お金がとれるプロの芸です。よく「楽器と身体が一体化している」というほめ言葉がありますがまさにその形容がピッタリくる感じ。あまりにも自由自在にギターで「語る」ので3曲目が終わってMCを始めた時、「あ、この人言葉も話せるんだ。ギターと口のバイリンガルなんだ」って思いましたもん。いったい1日にどれくらいギター練習してるんだろ?ただjazz初心者の方にはあまりおススメできません。突き抜けちゃってアチラの方角までいっちゃてるので何やってるのか理解できない恐れがあるからです。今後の彼の活動がどうなってゆくのか。さらに向こう側に突っ走って聴衆を置いてけぼりにするのか、それともこちら側に歩みよってくるのか・・・注目してゆきたいと思います。
それらで見るよりも実際にはすごかったのでしょうね。
「ギターと口のバイリンガルなんだ」
という表現に、キノコさんの驚きが強く感じられました。
上手いギタリストは他にもいますし、
本当に世界は広いな……としみじみしてしまいます。