カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

梅本竜、生後1年の音感エピソード

2014年08月17日 | ともだち

 私の「心の友」であり「人生の師」でもある梅本竜がこの世を去ってから3年経ちました。昨日が彼の3回目の命日であり、私はご両親宅を訪問し、彼の遺影の前で1年間の活動報告をしてきました。 Photo お父様からは彼の「お金の途い方」について興味深い話を聞かせていただきました。「自身のためでなく、他人のために」あるいは「時間を買う」為にお金を使っていた、というのです。これは竜さんの生前の言葉「自分は“間者”なんです。自分自身は何もしない、誰かと誰かを有機的に結びつける役割をしたいだけなんです」とか、37年間の短い生涯を「生き急ぐように」駆け抜けていった事実と符合します。感慨を新たにしました。
お母様からは幼年期(1歳前後)の彼のエピソードを伺いました。まだ歩行器で移動している年頃の竜さんの話なのですが、家族だんらんでTVを見ていて「刑事コロンボ」が始まるとTVの前から一目散に逃げ出した、というのです。お母様の観察によると、どうもテーマ曲に怯えていたらしいのです。 「刑事コロンボ」のテーマ曲といえば私は大好きな曲です。曲調も長調で明るいし、リズムも跳ねる系で軽快。今まであの曲が怖い、と言った方にお目にかかったことがありません。1歳の梅本竜に既に常人とは異なる「音楽に対する感性」が備わっていたと窺い知ることができるエピソードだと思います。 ちなみにキノコさんが幼年期に怖かった曲は「大岡越前のテーマ」です…これ多くの方が怖がりますよネ。至ってフツーの感覚でした。はーめでたしめでたし。
 こうして梅本さんに年に一度活動報告をすることは、自分自身の良い区切り、振り返りにもなっています。また来年しっかりとした報告ができるように「今、自分が出来ること」を「初心を忘れず」にやっていきたいと思います。
※写真はホワイトボードに遺された彼の直筆の伝言メモです。多忙だった彼の様子が偲ばれますね

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする