カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

ヘクター’87 その②

2006年04月23日 | ヘクター’87

開発スタッフの意気込みの強さをひしひしと感じつつ、まずは「1面BGM」の作曲に取りかかりました。いつものように開発ルームで完成度50%くらいのグラフィックを見せてもらい、プログラマーのヘクターさんからは「とにかく『カッコよく』『イケイケな感じで』『ノリのいい曲』を」…と条件を出されたように記憶しています。キノコさん、張り切りましたよ。「ヨーシ!全国の小学生が友達どうし、学校帰りに大声で唄いたくなるようなカッコイイ曲を作るぞ!」
で、「フンフン作曲法」で割とすんなりとメロ、リズム、ベースラインが浮かんできて「お?これはいいんじゃねえ?ノリノリでイケイケだぜ!」と結構自信満々でプレゼンしたのが「20世紀ファミコン少年」でいうと②-#64。ところが結果はあっさりとNGでした。
NGの理由はたしか「メロが抽象的で唄いずらい」「長尺すぎて展開が難しい」だったと思います。んー。言われてみればなるほど…納得です。こういう傾向は私の悪いクセなんですね。ちょっとでも油断するとすぐPOPな方向から曲が離れてゆくんですよ。自分では「フンフン作曲法」で精一杯POPに作ったつもりでも結果的に「机の上で書いたような解りずらい曲」になってしまう。この曲のNGはとても勉強になりましたね…

コメント (2)
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