観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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「新美味しんぼ」観ました。第一作目

2009年11月19日 | 映画・ドラマ
 PART3を最初に観てたので、あらかた分かっていたが、第一作の方がエピソードが多く、展開も早く。かつ登場人物の個性が描かれていて面白かった。
 テーマが郷土料理や、鍋、蕎麦など庶民的な部分も味の予想がついて楽しめた。食べ物を扱った話しが嫌い人間なんかいないから、そこは得だよね。
 全体的に解説が多いのが気になるけど、そうでもしないと、料理や素材を説明し切れないのだろう。料理番組で、先生が説明しながら作るのと同じ原理か?
 谷啓、伊東四朗がいい味出してます。
 わたくしは、徳山秀典さんが出ているので観たのだが、「こういう役もやるんだなー」というのが最初の感雄。「またも、違った一面」を魅せてくれました。この人、本当に役の幅が広いと思う。役によって声まで違ってますからね。
 PART3能登気から気になったのだが、「究極のメニュー」の山岡士郎(松岡昌宏)と、実の父親だが深い確執を持つ「至高のメニュー」の海原雄山(松平健)との対決シーンで審査役でちょい顔を出して、感想を述べる、吊り眼鏡のおばちゃんは、和泉元彌のおっかさんなの? 結構本気で食べてるけど。

「父よ、あなたはえらかった~1969年のオヤジと僕」。ザックリとはいいけど…

2009年11月19日 | 映画・ドラマ
 大学を卒業したあとも定職につかず、プロの漫画家を目指して、日々実家の机でペンを走らせていた。小野寺家の二男・優(加藤成亮)。父・利一(西田敏行)や母・春美(泉ピン子)にも不満を抱え、ほとんど引き蘢り状態で孤立して いる。
 そんな中、利一が退職を勧告され、家族は新たな局面に立たされる。会社側は、優の就職を餌に退職を迫り、就職に関して、利一と対立した優は家を飛び出し、ビルの屋上から飛び降りようとする…その時…。
 気が付くと、若者たちと警官隊の一団に取り囲まれていた優。助けてくれたのは、若き日の利一(堤下敦)。連れて行かれた下宿先はラーメン屋の2階で、そこには若き日の春美(相武紗季)が…。
 父母に本心を告げられずに悩んでいた優だったが、自分と同年代の父母と共に、悩み、傷つき、励ましあいながら、親子そして家族の絆を取り戻して行く。
 西田敏行=堤下敦(インパルス)は妥当なキャスト。一方、泉ピン子=相武紗季。「これは無いだろう」と思っていたのだが、画面が、泉ピン子→相武紗季→泉ピン子と戻った時の、泉ピン子の顔が凄く可愛くて、相武紗季=泉ピン子が繋がった。
 主演の加藤成亮。KAT-TUNだったかNWESだったかも印象が薄いので(NEWSです)、ピンで役者やってる方がいい感じ。まだまだ、成長段階だけど、いい評定してるし、淡々とした若者を演じてる。生田斗真路線の方が、本人の良さが引き出せるんじゃないかいな。
 春美の憧れの人・上条靖春(忍成修吾・神田正輝)として、出演した神田正輝がおっさんになってたのにはビックリ。いつの間にこんなに歳を取ってたんだー。あんなに可愛らしかったのに。
 お話は、「バックトゥザヒューチャー」をいじくった感が否めないのと、タイムスリップする時に、現れた烏が、全くキーポイントでもなんでも無く、「だったらなぜ烏が必要だったのだ」という疑問と、元に戻るシーンが割愛されていて、どうやって戻ったのか? 戻り方が難しかったから、脚本家もしくは監督が敢てカットしたとしか思えない。
 だったら、何もタイムスリップ物にっしないで、父母のルーツをたどる旅で、その頃を知る人から彼らの青春時代の話しを聞いても良かったんじゃない?
 タイムスリップ物ではこのシーンが大切なのではないだろうか? 入れ替わりの「転校生」や「パパとムスメの7日間 」などでも、キーとして描かれているぞ。