観るも八卦のバトルロイヤル

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こんな辛い人もいるんだと…「永遠の仔」

2006年11月06日 | 映画・ドラマ
こんな辛い人もいるんだと…「永遠の仔」
 ずっと昔、「なんとかの仔」っていうドラマがいいと聞いて、「これか」と何度か手に取ったのだが、なんだかみんなわざと涙を流したタイトルバックがいやらしくて観ていなかった。
 後に「かなりいい、なんとかの仔」というのは、「大地の仔」だったと知り、「危ねー、危ねー」だったのだが、観てしまった。
 しかし、こちらも一気に見終わり、違った意味で「良かったぞ」。
 演技と言うより、幼少期に心に傷を受けた人は、ここまで(大人になり、それぞれに社会的に認められても)引きずるものなのか。とか、それでも親は親なのかとか、悲しいものが沸き返った。
 冒頭で、確か、父親の23回忌という話しを久坂優希(中谷美紀)の母親の志穂(長島暎子)が話してたと思ったけど、後に17年後とかいうことになり、あれは私の聞き間違えだったのか…。
 中谷美紀ってしかし、美人だよね。実物もかなり奇麗なんだろうな。
 そしてまた出ました、薄幸女優の早川奈緒子(石田ゆり子)。この人って香港で言うところのJoJoなのだろうな。幸薄い役がはまる。今ではもう石田ゆり子観ただけで、「何か不幸が襲ってくるような予感」すら抱かせる。
 有沢梁一郎(椎名桔平)は刑事に、長瀬笙一郎(渡部篤郎)は弁護士になってるけど、有沢梁一郎の方は叔父夫婦に引き取られたので納得できるが、長瀬笙一郎、どこでどう勉強したんだー。関係ないけど椎名桔平怖いよ。目つき。
 優希の弟・久坂聡志(井澤健)の行動が今イチ感もあったけど、熱い物がこみ上げた作品だった。
 それから、子役の配置が、これまたなぜか逆だった方がベターだったような気もするけど、これは難癖だよね。撤回。