観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
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力を込めるとアントニオ「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー 」

2006年11月27日 | 映画・ドラマ
 ヤクザの三代目が組を継ぐための条件として、「高校を卒業すること」を挙げられ、27歳にして3年生に編入(もちろん内緒で裏口入学)。
 クラス委員として組をまとめ学園生活から友情やら何やらを学んで成長していくという内容。
 その三代目を演じているのが長瀬智也なのだが、「もう27歳なのか」と言われれば不自然な高校生ぶり。やはり現役十代は若いわ。
 長瀬が二つの顔を使い分けるドラマってこれで3作目か? 「婿殿」「タイガー&ドラゴン」。上手いよね。今回もヤクザの顔の時と高校生の違い。でも心の声はヤクザのままとか、気合いを入れたアントニオ猪木顔とか…。笑えた。
 同級生がどれもこれも今イチ冴えないのはストーリー上、必要なかったからか?
親友として登場した桜小路役の子? なんかズラっぽいけど…。今風なのか? あの髪型。
 弟役もいい男なのか危ないのか、微妙な線の二枚目チックだけど、今風なのか?
 担任の女教師も頭に𨨞をぶっさしていた時のメイクは可愛かったけど、ナチュラルメイクの時は、うやはり「鉄仮面」。上手い事言うなー。微妙に鈴木保奈美入ってた。
 校長先生役で岩城滉一が出て来たときは、一瞬「反町隆史歳取ったなー」と思えた程、やっぱり似てるよね。いつだったか、マスコミが親子論争を醸し出し、岩城滉一が「反町君のご両親に失礼だ」と反論していたことが思い出される。
 しかし、最大のいいのか? は、舎弟役の田中聖。坊主頭のジャニーズってありなのか?
 最後の見せ場となる、校内での対抗勢力組織との乱闘。唐突に土砂降りとなって、かなりわざとらしく場面を盛り上げてくれてたけど、これは背中にモンモンを背負っていることを表沙汰にするための演出ね。
 市村正親ともたいまさこの過去を描き切れなかった(その必要も無かったのかも知れないが)のと大杉漣が恋心を抱いた担任教師への思いも中途半端に終わってしまっているのが残念。
 ストーリーは面白かったけど、主役以外の登場人物の描き方が雑だった感は否めない。
 しかし、クラスで「オーハッピーデイ」を演奏した時、泣けちゃいました。
 関係ないけど、松平健と旭豊、長瀬智也って同じ路線。松平健と永瀬はそれほど似てないけど、間に旭豊を挟むと一直線に繋がる。よって、個人的に二代目「暴れん坊将軍」は長瀬智也しかいないと思い込んでいるのだが…。
 劇終のテーマソングがどうにも中島みゆきチックに感じるのは私だけだろうか?