観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

キリストはいい人なのか?「汚れなき悪戯」

2006年10月22日 | 映画・ドラマ
 子供の頃、テレビのロードショー番組で放送され、夜だったので、当然のように寝かされたが、盗み見した。そしえt寝ている筈の私の目からとめどなく溢れる涙。
 大人に気づかれないようにそっと拭ってはまた流す…。
 とにかく子供が可愛いのと、はり付けになったままのお姿のキリスト様が「望みを叶えてあげよう」と子供の「ママに会いたい」望みを叶えちゃうのだ。そして幼き魂は天に召される。
 大人になって再度観た感想。感動も涙ももちろん無くては語れない。
 が、キリスト様ってば「ママに会いたい」望みを叶えちゃうってことは幼い子供の命を奪うことじゃん。この子の将来をうばっちゃっていいの? こんな望み叶えちゃうって、キリスト様って本当に神の子なのか?
 例えばこの子が食べ物もなく餓死寸前とか不治の病とかで将来が無く自ら死を選んだ場合ならいざ知らず、この子は死の意味も「ママに会う」ためには死ぬという方程式が=にもなっていない。分けも分からず殺されちゃった。
 キリスト様のだまし討ち。
 「怖い童話」みたいなブラックの怖さが隠れた映画だったんだ。
 アブねーアブねー。
 もう少しで、キリスト様信じちゃうとこだった。