観るも八卦のバトルロイヤル

映画・ドラマを独断と偏見(?)で、
斬って斬って斬りまくる。
※無断転載は一切禁止。

時代を経ても名作は名作「長靴下のピッピ」

2006年10月27日 | 映画・ドラマ
 赤毛のおさげ髪、左右別々の長い靴下をはいて、猿と馬と住んでいる世界一力持ち(愛馬をベランダから庭に、片手でひょいと運んじゃうほど)の9歳の女の子・ピッピ。
 母親とは死別。父親は世界の海を旅するナガクツシタ船長。
 部屋の中には金貨がぎっしり詰まった箱。どんな支払いも、金貨1枚。釣り銭をは、「そんな銀色のお金なんていらないわ」と言って受け取らない太っ腹の女の子でもある。経済観念がないんだけどね。
 「もっとお行儀よくしなさい」と言われが、それがピッピなのだから…。
 私の記憶ではキャロライン洋子が「チョラホップチョー、タリララ…」と歌い。声の吹き替えをしていたNHKの「海外名作ドラマシリーズ」(だったかな?)。
 幼心にピッピに憧れると共に、初めて海外への思いを馳せた起因となったドラマだった。大人になった今でも十分「夢」感じることができる作品だ。
 やはり名作は時代を経ても名作なのだ。
 もちろん、アストリッド・リンドグレーンの原作も読んだよ。ピッピのキャラを思いついた経緯を是非伺いたいものだ。
 特に、なぜ左右別々の長い靴下を履いているのか? 本人が片方ずつ痛んだ靴下を合わせて履いてみたりしてたのか?

エミリオちゃんの代表作に推薦。「張り込み」

2006年10月27日 | 映画・ドラマ
 エミリオ(エミリオ・エステベス)ちゃんと言えば、これだよね。文句なしに面白い。
 リチャード・ドレイファスとのコンビで張り込みするが、その相手にリチャードが惚れちゃって…。
 この時のリチャードの(相手の女性の身長が高いので)「俺たちにはデカ過ぎる」って2人で言うところ。こういう台詞が利いてるアメリカ映画って好きさ。
 欧米人って顔の表情も決まるから。
 日本でこういう役をやれるのって…押尾学かと思っていたけど…。

「ヤングガン」「ヤングガン2」

2006年10月27日 | 映画・ドラマ
 ちょっと待て。これはかなり好きで何度も観た映画なんだけど、
 エミリオ・エステベス(ビリー・ザ・キッド)
 チャーリー・シーン(ディック・ブリュワー)
 キーファー・サザーランド(ドク・スカーロック)
 ルー・ダイアモンド・フィリップス(チャベス・Y・チャベス)
 テレンス・スタンプ
 ジャック・パランス
 トム・クルーズ(カウボーイ〈カメオ出演〉)
 トム・クルーズなんて出てた? 全く記憶にないんだけど。これって「将軍家光の乱心 激突」の織田裕二的存在と考えていいのだろうか? 全く思い出せないのだ。
 この頃エミリオちゃんは輝きかけていた。ルー・ダイアモンドもこの後主演の刑事もの撮って、電車の屋根でのアクションなんか頑張っていた。キーファーも顔はでかいけど、スターだった(ような気がする)。チャーリーに至っては新鋭スターだった。
 みんな今、どこで何してるんだよー。
 映画はファンならずとも楽しめる万人向けの新感覚西部劇で、何度観ても飽きない面白さだった。
 「やはり」2ができたが、1だけでも良かったかな。

大人の心の病が隠された「千と千尋の神隠し」

2006年10月27日 | 映画・ドラマ
 これは良かった。アニメは子供向けなんて言えない、大人でもジーンとくるものがあった。
 千と千尋っていうのがなんだか分からなかったが、名前の事なんだ。名前を隠されると忘れてしまうのが神隠しだったのだ。
 夏木マリが顔のデカイババアの声を好演してるってのは聞いてたけど、とてもあの「絹の靴下」のセクシーギャルとは思えないほどだった。
 冒頭、千尋と両親がトンネルだか川だかを渡るとき、お母ちゃんが、「そんなにくっつかないで、歩きにくいから」と千尋をピシャリと撥ね除けている。自分はお父ちゃんとくっついて…。
 そうか継母だったのか。
 その後も千尋はことあるごと、まずお父ちゃんを第一にしている。うむ。やはり後妻だ。
 龍の白(はく)が凄くかっこ良くて「ほれた」と言うおばちゃんたちもいたが、はくって自分の名前も忘れてたんだよね。痴呆症入ってる?
 後、なぜか千尋になついて電車にまで乗って、どこまでも後を付けて来る顔なし。これは軽いストーカーもしくは元祖「電車男」だった。
 いんちき臭いかえるもいたけど、まあ、こいつはどうでもいいや。
 何たって文太さんだよ。菅原文太が声の出演。働き者の蜘蛛親爺だけど、働きずくめで、休息室も無く、ご飯もそこに配給されるという軟禁労働。
 こんな斜め観ばかりではなく、本当に感動する物語です。

タイトルに似合わず意外な面白さの「世にも不幸せな物語」

2006年10月27日 | 映画・ドラマ
 幼い三姉弟妹が強欲な親戚によって数々の災難に見舞われるファンタジック・コメディ。「不幸のオンパレード」をウリに世界中でベストセラーとなった「世にも不幸なできごと」シリーズを映画化。どうやら「ハリー・ポッター」と双璧をなす児童書らしい。
 裕福なボードレール家の三姉弟妹。長女のヴァイオレット(エミリー・ブラウニング)は、並外れた知恵とひらめきで日常の発明品を作る14歳の天才発明家。長男のクラウス(リアム・エイケン)は本の虫で、普通の人が一生かかっても読みきれない量の本をすでに読破している。末っ子のサニー(カラ・ホフマン、シェルビー・ホフマン)は、どんなものでも噛みついたら離さない女の子。
 そんなある日三姉弟妹が海辺で遊んでいたところ、自宅が火事になり、愛する両親は莫大な遺産だけを残し焼け死んでしまう。身寄りのない三姉弟妹は、ほどなく遠縁の親戚オラフ伯爵(ジム・キャリー)が預かることに。しかし預けられてすぐ、三姉弟妹はオラフ伯爵の目当てが自分たちの遺産だと気づくのだが…。
 というのがストーリー。
 オラフ伯爵に預けられてからというもの、命を狙われることになるが、その都度、三人の知恵と才気で乗り切っていく。
 オラフ伯爵→モンティおじさん(ビリー・コノリー)→ジョゼフィーンおばさん(メリル・ストリープ)が後見人となるのだが、変人ばかりのこの一族って一体…なのだ。
 しかし、メリル・ストリープだったとは気が付かなかった。
 タイトルにあるように「世にも不幸せな物語」だとは思えず、どちらかと言えば、子供たちの冒険活劇的。
 ラストはオラフ伯爵の存在がどうなったかを明かしていないので、続編への期待が強まるエンディングになっている。
 末っ子のサニー役のカラ・ホフマン、シェルビー・ホフマンがいかにも子供子供していて、可愛いったらない。まさに癒しキャラだ。
 どの映画評でも高評価のジム・キャリーを私は全く知りません。ごめんなさい。
 特殊メイクやCGなど画像も楽しいお勧めの一作。
 「ハリー・ポッター」と比べたら(別に比べる必要もないけど)、私の場合、「ハリー・ポッター」は、タイ語音声のタイ語字幕という世界で一番嫌な「ハリー・ポッター」だったので(意味を全く理解できずに終了)、比較対称にはならないな。後にDVDは音声選択が出来る事を知った次第。