かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

石仏・石塔見て歩き(19:梶谷の石仏)

2012-01-31 13:58:57 | 田舎の歴史
集落のはずれにこの石仏があることは何度も聞いていたのだが、なかなか出かける機会がなかった。
で、やっと昨日行ってみた。
まだ注連縄が残る。
石垣の祠にきちんとおさめられている。



集落から離れたこんな場所に・・・
先人たちは本当に信仰心が篤かったのだと思う。
昔はここで祭りも行われていたとも聞く。
でも、なぜこの場所にあるのだろうか? どういう神様なのだろうか?



台座には「地蔵ヶ塙」とある。
「塙」とは、「山などの突き出た所。また、土地の小高くなっている所」のようだ。
確かにこの場所は、尾根が海に向かって細く延びて、海に没する当たりの岩場を“梶谷鼻”と称している。
でも、なぜそんな地形の所にお地蔵さんが必要なのだろう?
台座の側面には「嘉永六年」、「名取若連中」と刻まれている。


【失礼して 少しの間よだれかけを外させてもらった】

そして、地蔵は海を向いている。
もしかすると、沖を航行する船の安全を祈っているのかもしれない。
海で漁をする地元民の安全を願っていたのかもしれない。


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