かんじゃまのつぶやき(海の見えるチベットより)

日本一細長い四国佐田岬半島での慣れない田舎暮らしの日常や風景、
  そして感じたこと、思い出などをひとコマひとコマ

素人から見た「青白決戦」

2008-01-28 10:40:28 | スポーツ
「井の中の蛙・・・・・」 北京五輪出場権のかかった、昨日の大阪国際女子マラソン。マスコミが注目した福士選手は、30km過ぎで急激に失速して、転げながらフラフラでゴールしたようだ。マラソンへの準備期間がわすか1ヶ月半。そして、最長30kmを1度しか練習で走らなかったとのこと。レース前の彼女の目標は、「国内最高記録の更新」だったようだが、笑わせてくれますね。そうであれば、周到な準備が必要であろう。いくら、トラック長距離では国内に敵なしと言われても、初めてのフルマラソン。本人も監督もマラソンを舐めてかかったとしか思えない。あの有森が、高橋が、土佐が、野口が、どれだけ走りこんで準備をしてきたことか。素質があると思いこんで、「・・・大海を知らず」である。
私は、これまでずっと彼女を一人前のアスリートとしては認めていない。

さてさて、大相撲初場所千秋楽、48本の懸賞が出た優勝を決める結びの一番。両横綱は、いつもよりゆっくりとした動作で仕切りを繰り返す。それにつれ、館内のムードもいよいよ盛り上がる。制限時間いっぱい。 
両者の立会いはほぼ互角。そして、強烈な引き付け合い。力が入って、白熱しているかのように見えた・・・。 が、私はその後の展開をみて、この時既に両横綱は、お互い適度に力を調整、呼吸を合わせていたのではないだろうかと思えてきた。それは、以下の点がどうも素人目には素直に理解できないのである。 
疑問1:朝青龍があの中途半端な位置で(白鵬は土俵中央)、しかも自分が土俵を背にして吊り上げるということがあるのだろうか? いっぽう、吊られても全くあわてることも、抵抗することもない白鵬。普通は、吊られそうになると、身体を浮かされまいと懸命に抵抗すると思うのだが・・・。その動作が昨日の白鵬には全くうかがえなかった。しかも、いつもの朝青龍なら、吊り上げて投げを打つと思うのだが、それもなく、吊り上げたその位置にそのまま降ろしてしまった。これらをどう理解すれば良いのだろう。
疑問2:その後、白鵬が左からの上手投げを仕掛ける。すると、朝青龍の体がくるっと回転して、勝負あり。そんなに鋭い上手投げには見えなかったのだが・・・。朝青龍は、しのごうと思えば、何とかしのげたような気がするが、あっさり体を回転させてしまった。しかもゆっくりと、そして、大きく弧を描いた朝青龍の右足に、私は違和感を抱いた。私には、タイミングを合わせて、大げさに投げられたように見えてしまったのだ。

皆さんは、マラソンも青白決戦も感動しているみたいだけれど、こんなことを考えているのは自分一人なのだろうか?天邪鬼なのだろうか?ひねくれものなのだろうか?