喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

また会いましょう

2010-06-09 | ブログ
 法事が終わった翌日の日曜日。
 ついで参りというものは、避けなくてはいけないので、
日曜日に他のお墓参りをされました。

 名残おしさもありながら、
最後の写真を撮りました。
 左から、若松明おじさん・静子おばさん。
阿部隆行おじさん。坂元トミ子おばさん。阿部義明おじさん。
 前列は、姪の白澤百恵ちゃんと娘の浅野さやか・ひかるです。

 まるで未来へのたすきリレーのような感じです。

 今度、いつ会えるかはわかりませんが、
必ずまた会いましょう。
 
 ふるさとに吹く6月の風は、とてもさわやかでした。

                 岬人(はなんちゅう)
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20年ぶりのふるさとのお墓参り

2010-06-09 | ブログ
 手を合わせ祈っているのは、阿部隆行おじさん。

 今回の法事での帰郷について、こんな話を聞きました。

『今回の帰郷が20年ぶりとなった隆行おっちゃん。
なつかしい姉妹の顔を見るなり、お互いが涙々でこちらまで胸をうたれました。

 隆行おっちゃんは体調がすぐれないものの、
この日のために日々体調管理に気をつけてきたとのこと。
 
「ワクワクしてね、恥ずかしながらこの歳になって修学旅行の前のような気分だった。
平礒のことや姉妹のことを色々思い出して、眠れない夜がいく晩もあったよ。」
と話してくれました。

 考えてみれば、阿部家の兄姉だけでなく、
親が生きている間は帰省しても、親が亡くなると足が遠くなる方もたくさんおられるはず。
 みなさん、それぞれの場所でそれぞれの人生を歩みながらも、
胸の奥にはいつも故郷があるのでしょうね。

 今回の法事が本当に良い機会になりました。
フジ子ばあちゃんもきっと
「遠いがに、ようもんてきてくれたのぅ。」
と喜んでいるでしょう。』

 この話を知って、胸が熱くなりました。
よく帰って来てくれました。

 ふるさとがある、ふるさとに住める
ということは、本当に幸せなことです。

 今回、こんな幸せな気持ちになれたのは、
法事のおかげです。
 田舎の行事には、ずいぶんと人の心が通っているようです。

                        岬人(はなんちゅう)
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父を想う

2010-06-09 | ブログ
 手を合わせ祈っているのは、広です。
河野正司あんちゃんの一人息子。

 正司あんちゃんは、50歳過ぎで短い生涯を終えました。
広志が中学生だったでしょうか。
ふだんは仕事の都合で離れて暮らすことが多かったのです。
 もっと、もっと話をしたかったであろうし、
親孝行したかったと思います。

 豪快でおおざっぱな正司あんちゃんは、
やさしい広が自慢の息子だったと思います。

 そんな亡き父への合掌。
胸が熱くなります。

                     岬人(はなんちゅう)
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法事のかわいい参列者

2010-06-09 | ブログ
 この度の法事には、写真のようなかわいい子も参列しました。
暑い日だったので、もう夏の装いでした。
 
 私の姪にあたる宇都宮文乃ちゃんです。
もちろん、この子は供養する人を全く知りません。
 でも阿部惣太・フジ子ばあちゃんがいなければ、
この子も生まれていないのです。
 
 この子たちが、未来をひらいていきます。
それを思うと、歴史は点から線となってつながっていくのですね。

 ご先祖さまも、さぞ喜んでいると思います。

                        岬人(はなんちゅう)
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手を合わせる姿 

2010-06-09 | ブログ
 人が手を合わせる姿は、胸が熱くなります。
純粋で、敬虔で。

 写真は、阿部フジ子ばあちゃんの長男、阿部義明おじさん。
どんな想いで、手を合わせ祈っているのでしょうか。

 義明おじさんは、法事のあいさつで、感きわまっていました。
やさしい目に涙がいっぱいたまっていました。
その表情は、亡きフジ子ばあちゃんによく似ていました。
 
 80歳を迎え、今は離れて暮らすふるさとへの想い。
亡き祖父、母、甥への想い。

 人は歳を重ねるたびに、清らかな姿にもどっていくのでしょう。

                 岬人(はなんちゅう)
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お墓参りまでの道3

2010-06-06 | ブログ
 下の川という川があります。
上水道がなかった頃は、郷の人たちの命の水でした。

 郷はずれにあるので、この世とあの世の境目である「三途の川」のようにも思えます。

 この場所には、毎年大草鞋(おおわらじ)がつられます。
郷内の無病息災を祈って。
「この郷には、こんな大きな草鞋をはく、大男がいるので、
悪さをしたらひどい目にあうぞ。」
という意味があるらしいです。

 これもまた、古き良きものです。

 この先、茅場の急な坂道をのぼれば、お墓参りです。
信仰深い、ご先祖さまを大切にするみなさんの姿があります。

 つづく。

                    岬人
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お墓参りまでの道2

2010-06-06 | ブログ
 30㍍のまっすぐ道をぬけると、急にひらけます。
みかんの木の緑と空の青そして石垣の白。
何ともいえないコントラスト。
私が幼いときと全く変わらない風景。

 この急な坂道をのぼっていくと、
郷を見下ろす高いところに、ご先祖が眠る場所があります。

 
                       岬人
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お墓参りまでの道

2010-06-06 | ブログ
 写真のここは、かつての平礒のメインストリート、4つ角。
阿部家の家のすぐ上にあたります。

 ここを通り、お墓参りへ参ります。
石垣に咲いた花が、あまりにもかわいらしかったので撮りました。
きっと、誰かが植えたのでしょう。

 石垣に咲く赤い花。

 そうなんです。
平礒は、石垣の郷(さと)なんです。

                    岬人
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平礒の法事

2010-06-06 | ブログ
 平礒の法事は、昔ながらのしきたりにのっとって行われます。

 写真のように、南無阿弥陀仏という念仏を、鉦を打ちながら行います。
節回しや文句は、地区によってちがいますが、
基本的に誰もが言えるような簡単な文句のくりかえしになっています。
「南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏」

 阿部惣太66回忌、フジコ13回忌、河野正司13回忌。
兄弟姉妹、親戚一同が集まりました。
実に10年ぶりの方もおられたり、
初めてお目にかかる方もおられたり。
 これがすばらしいのです。

 亡き人のありし日を想い出しながら、
それぞれの想いで、話をします。
 みなさん大満足のようでした。

 この後は、お墓参りに続きます。
                   
                 
                    岬人
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田舎の法事

2010-06-04 | ブログ
 田舎の法事っていいものです。

 効率や手間を重視すると、決してこんな法事はできません。
明日は、母方の阿部フジ子ばあちゃんの13回忌。
そしてさらに、ばあちゃんの義父、惣太郎の66回忌。

 多くの親戚縁者が集まるのです。
こんな機会でもなかったら、なかなか会うこともない人もいます。
 時代とともに法事も簡素化、やらなくなってきてもいます。
でも、田舎にはこんなすばらしい風習がまだ残っているのです。

 明日は、久々に再会する親戚縁者と
ありし日を想い出しながら、話に花が咲きそうです。

 
                   岬人(はなんちゅう)
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幼なじみからの連絡

2010-06-04 | ブログ
 息子の誕生日ということで、お祝いメッセージが届きました。

 驚いたことに、久しぶりの幼なじみからのメール。
小学校4年生からのおつきあいで、中高と一緒でした。
松地区出身の貴子さん。
いつもニコニコしていて、一緒にいると楽しくなれる人。

 この喜久家プロジェクトのブログを見るのが、
毎日の日課になっているとか。
 毎日楽しく見させてもらい、元気が出てくる、
とお礼の言葉もそえてもらいました。

 そんなこととは、初めて知りました。
毎日130人くらいの人が見てもらっているようですが、
その1人だったのです。

 とってもうれしいものです。
このブログが、ふるさとをなつかしんでもらったり、
ふるさとの人を大切に思ってもらったりする、
きっかけになれば、これほどうれしいことはありません。 

 また一人、ブログの向こうに読む人の顔が見えました。
こんなふうに、つながっていきたいものです。

                    岬人(はなんちゅう)

 
 
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息子の誕生日

2010-06-03 | ブログ
 平成9年6月3日。
待望の子どもが生まれました。
ベッドに横たわる妻にこう言いました。
「ごくろうさん」

 あれから、13年が過ぎました。
今日が、13歳の誕生日。

「大きくなれよ。」

           岬人(はなんちゅう)
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「おかけや」を応援します

2010-06-03 | ブログ
 喜久家プロジェクトは、「おかけや」を応援します。

 その企業理念がとてもすばらしいからです。

 代表の柴崎さんは、
みんなが集い、ともにはたらき、巣立っていくような。
「ちがい」と「おなじ」の大事さに気付けるものとしたい。
そう願われているようです。

「焦らずに、自分たちが思うものをつくっていこう」
と、少しずつ準備を進めてこられました。
 いろいろな人が、自分なりのスタイルで社会にかかわっていく
ための場所として、「おかけや」を使ってくれれば・・・と、
考えられています。

 オープンまでに多くの感動秘話があったようです。

 作業療法士の方が自閉症の青年を連れて、
お店の内装・ペンキ塗りの手伝いに通ってくれたそうです。
 片腕の不自由な女の子が、遠くから電車で通って、
伝票の入力やチラシ作りを手伝ってくれたそうです。
 オープン日は、その友人が、バルーンアートをしに来てくれるそうです。
 幼稚園ママさんは、子どもたちが幼稚園に行っている合間の時間を使って、
インテリアコーディネートに力を発揮。
 小学生ママさんは、オープン記念品をせっせと手作りしてくれたそうです。
 みなさん、大事な「おかけやボランティア」。

 おかけやを「ボランティア・デビューの場所、
社会デビューの場所みたいにしたらええな」
と、アドバイスしていただいた方も。

 ぜひ、佐田岬平礒にも来ていただき、
柑橘作業を一緒にし、汗を流しましょう。
 お礼は、現物をお渡しするということで。
サンフルーツや伊予かん・清見タンゴール・デコポンを。
 
「競争から共生」の世の中へ。
都市と田舎の交流。
田舎には、夢があります。

                   岬人(はなんちゅう)
 
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おかけや ~OKAKEYA~ 

2010-06-03 | ブログ
 親友に柴崎さんという、とってもすてきな方がいます。
感性豊かな、とっても知的な方です。
 国立大洲青年の家勤務の時に出会い、
それ以来親しくおつきあいさせていただいています。

 柴崎さんには、長年の夢があり、
ついにそのスタートの日が近づきました。


「おかけや」
という株式会社です。

 すべての人の
「はたらきたい!」
「社会とかかわりたい!」
「自然に生きたい!」
という想いを応援する企業です。
 
 ブログでのPRとして、
『愛媛県東温市に、ちょっと変わった会社「おかけや」が誕生します!
美味しい卵かけご飯あり。
こだわりの手仕事あり。
癒しの空間あり。
何でもありのこの会社。
あなたも参加しませんか?』
とあります。

 こだわりの卵・水・ご飯・ガス火で作った
1杯350円のおいしい卵かけご飯。
 
 この営業をとおして、
社会的に弱い・苦しい立場にある人たちとの
共生をめざされています。
 めざす営みの軸がぶれずしっかりとしているのが、とってもすばらしいです。
喜久家プロジェクトの未来像と重なることも多く、
応援させていただきたいし、学ばせていただきたいと思います。

 オープン記念イベントは、
6月12(土)・13(日) 午前10:30~
キッズコーナーでの絵本読み聞かせや、
バルーンアートほか、
ミニコンサートや、
コーヒーサービスなどもあるようです。

 場所は、愛媛県東温市見奈良
みなら特別支援学校正面の点滅信号を西に50m。

 私もぜひ寄ってみたいと思います。

                   岬人(はなんちゅう)


 

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障害者による農業

2010-06-02 | ブログ
 昨日のブログとつながりますが、
 喜久家プロジェクトの将来の姿として、
障害者もかかわり、農業していけたらいいなと考えています。

「あいあいキャンプ」に関わる大藤君と、
そんな夢のある話で盛りあがりました。

 また、知りあいで北海道十勝の新得町で酪農・チーズづくりを
障害者の人たちと行っている共働学舎の宮嶋さんの実践を参考にして
いるところです。
共働学舎については、ぜひ検索して見てみてください。
すごいです。
   http://www.kyodogakusya.or.jp/

 ぜひ、アイディアや意見・感想があればお寄せください。

                    岬人(はなんちゅう)
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