喜久家プロジェクト

日本一細長い半島、四国最西端「佐田岬半島」。 国内外からのボランティアとともに郷づくり「喜久家(きくや)プロジェクト」。

20年ぶりのふるさとのお墓参り

2010-06-09 | ブログ
 手を合わせ祈っているのは、阿部隆行おじさん。

 今回の法事での帰郷について、こんな話を聞きました。

『今回の帰郷が20年ぶりとなった隆行おっちゃん。
なつかしい姉妹の顔を見るなり、お互いが涙々でこちらまで胸をうたれました。

 隆行おっちゃんは体調がすぐれないものの、
この日のために日々体調管理に気をつけてきたとのこと。
 
「ワクワクしてね、恥ずかしながらこの歳になって修学旅行の前のような気分だった。
平礒のことや姉妹のことを色々思い出して、眠れない夜がいく晩もあったよ。」
と話してくれました。

 考えてみれば、阿部家の兄姉だけでなく、
親が生きている間は帰省しても、親が亡くなると足が遠くなる方もたくさんおられるはず。
 みなさん、それぞれの場所でそれぞれの人生を歩みながらも、
胸の奥にはいつも故郷があるのでしょうね。

 今回の法事が本当に良い機会になりました。
フジ子ばあちゃんもきっと
「遠いがに、ようもんてきてくれたのぅ。」
と喜んでいるでしょう。』

 この話を知って、胸が熱くなりました。
よく帰って来てくれました。

 ふるさとがある、ふるさとに住める
ということは、本当に幸せなことです。

 今回、こんな幸せな気持ちになれたのは、
法事のおかげです。
 田舎の行事には、ずいぶんと人の心が通っているようです。

                        岬人(はなんちゅう)
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