何気ない風景とひとり言

寺社&石仏巡り、小さな旅、散策...ふと目に留まった何気ない風景...切り取って大切な想い出に!

青蓮院-(1) (京都)

2011年08月22日 | 寺社巡り-京都

【京都・東山区】平安時代末期の久安六年(1150)、行玄大僧正を開基として創建。
青蓮院の歴史は、比叡山山上の東塔南谷にあった青蓮坊に始まり、12世天台座主・行玄の時に三条通白川角に里坊を建立、行玄が灌頂を授けた鳥羽法皇第7皇子覚快親王が入寺し門跡寺院に....。
法皇の中宮・美福門院の御願で山上の青蓮坊は青蓮院と改称したが、室町時代初期に東山大谷の十楽院に移転したと伝える。

知恩院から東山山麓の散策路を進み青蓮院の門前に着く....目前に見事な枝ぶりの楠の巨木が迫ってくる。 この楠は親鸞上人お手植えで、応仁の兵火にも耐えたと言われる樹齢800年の古木。
正面奥の総門(薬医門)、右手の石段の上の白壁の長屋門そして大きな楠の古木....門前の格式高い風景と雰囲気は拝観に期待を持たせてくれる感じだ。
総門をくぐって境内に、まずは、華頂殿の縁側に座って室町時代の相阿弥作と伝える築山泉水庭と言われる庭園を静かに眺める。 庭園はまるで、額の絵を観賞しているかの如くで、その素晴らしさに暫し時間を忘れ....そして、庭園に降りてゆったりと散策した。

格式高い門前....右手奥は長屋門、楠の老木は樹齢800年といわれる
 
門前に聳える楠は親鸞聖人のお手植え 長屋門は明正天皇の中和門院の旧殿の門を移築したもの

総門(薬医門)....ここから境内に入る

宸殿の西方に建つ四脚門
 
四脚門

薬医門から眺めた境内の風景

華頂殿
 
華頂殿(客殿、白書院)から眺める相阿弥作の庭園は素晴らしい

華頂殿の縁側から眺めた庭園

華頂殿の部屋の一部
 
華頂殿の床の間、違棚                       小御所への渡り廊下

入母屋造桟瓦葺きの小御所
 
小御所は徳川時代、後櫻町上皇が天明8年の皇居炎上の時、仮御所として使用された

小御所は明治26年(1893)の焼失後に復興
 
小御所の東から北にある龍心池の背後に室町時代の築山泉水庭が....

小御所....ここで後櫻町上皇、光格街天皇、明治天皇が駐蹕して小休止した

小御所の部屋の一つ
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