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自己承認・他者承認

2011-03-03 15:16:18 | 日記
『受容』や『自己承認・他者承認』をテーマにセミナーを開くと、

不参加の方からは、「今回は都合が悪く参加できないが、私にとって重要なテーマなので、
ぜひ、再び同じテーマで開催してほしい。」

参加した方からも、「今回のテーマは、自分の最重要課題でもあるので、ぜひ、また同じテーマでお願いしたい。」

といったメールを多くいただきます。

生きていく中で、いろいろな場面で形を変えながら
何度も私たちの心に姿を見せる問題なのかもしれません。

自分が自分をOKと思うのを、自己承認

自分以外の人からOKと思われるのを、他者承認
といいます。

他者から認められたいと思う気持ちを承認欲求といいます。

赤ちゃんはお腹がすいたりオムツが汚れて不快だったりすると泣きます。

ママが抱き上げておっぱいをのませてくれたりオムツを替えてくれたりと
自分のうったえに反応してくれた時、赤ちゃんは自分の存在を承認してもらえたことで安心します。

私たち人間は、人生の始まりから他者との間でこの「承認を求める作業」をくりかえしていくわけです。

もの心ついた頃から、社会には何らかのルールがあって、自分のわがままが通らないこともわかってきます。

でも、親に叱られることはあっても

「あなたがいること、それだけで私はうれしい」

と、存在自体を承認されて育つと、

その子の心の中に『存在への安心』(自己承認)がしっかりと根づきます。

存在への安心』のある子は、ほめられると頑張るけど、期待に応えられなくてもそれだけで自分をダメだとは思いません。

つまり、他者承認が基本にあるから、自己承認が可能になるのだと思います。

でも、『存在への安心』のない子、期待に応えることだけが自分の存在価値だと思ってしまうので、他者に認められることだけに努めるから、疲れる人生を送ることになってしまいます。

不安だから、みんなに気に入られようとする、だから、いつも自分がないように感じられ、心からハッピーだと思える時が少ないのです。

あの人にもこの人にも認めてもらいたい自分に振り回され、くたびれてしまうのです。

そうなんです。

こういう人は他者に振り回されているようにみえて
実は、自分自身にとらわれているのです

強い承認欲求が、よけいに自分をダメだと感じさせてしまう。

自信のなさが、強い承認欲求を生み出してしまう。

自分に執着しながらも自己の存在の実感がない・・・。

「こういう人」は、なんて上から目線の他人事のように言っていますが、

何を隠そう、私も「こういう人」だったのです。

コーチングやカウンセリングを学ぶ課程で、自己承認できていない自分であることに気づいたことが私を『存在への安心』に導く第一歩となりました。

そして、どうやって『安心』を手に入れたのか、続きは次回お伝えしますね





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