ヤブカンゾウ(薮萱草)は八重咲きだが、不完全な八重咲きといえよう。ふつうの八重咲きの花は雄しべやめしべが花びらに変わり、しべ(蕊)は見えない。しかし、ヤブカンゾウの花びらには、おしべの柱は花びらに変化しているが葯(やく)が残って花びらにくっついているものもある(画像左)。また、まったく変化せず、花びらのなかにおしべが立っているものもある(画像右)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/de/93071c7e49686b349e49ba4fae838656.jpg)
庭のヤブカンゾウの花は、何か病をもっているのではないかと思ってきた。しかし、花びらが縮んでいるように見えるのは、蕊が花弁に変異した正常な痕跡で、病気ではないように思えてきた。
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庭のヤブカンゾウの花は、何か病をもっているのではないかと思ってきた。しかし、花びらが縮んでいるように見えるのは、蕊が花弁に変異した正常な痕跡で、病気ではないように思えてきた。