対話とモノローグ

        弁証法のゆくえ

ヤブカンゾウの花は八重咲きだが

2019-07-01 | 庭の草木
ヤブカンゾウ(薮萱草)は八重咲きだが、不完全な八重咲きといえよう。ふつうの八重咲きの花は雄しべやめしべが花びらに変わり、しべ(蕊)は見えない。しかし、ヤブカンゾウの花びらには、おしべの柱は花びらに変化しているが葯(やく)が残って花びらにくっついているものもある(画像左)。また、まったく変化せず、花びらのなかにおしべが立っているものもある(画像右)。

庭のヤブカンゾウの花は、何か病をもっているのではないかと思ってきた。しかし、花びらが縮んでいるように見えるのは、蕊が花弁に変異した正常な痕跡で、病気ではないように思えてきた。

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