竹の町さつま町で筍は一年中採れる。
大阪での就業体験セミナーでの竹農家の発言に参加者びっくり。
1月17日(日)の大阪市で開催した「鹿児島就業体験セミナー」で、鹿児島県さつま町の竹農家、竹の子村民宿経営の山下さんの話に参加者はびっくりでした。
実は私も一年中とは知りませんでした。早くて年末から7月頃までが生産時期では、その後は竹になるのではと思っていましたので、びっくりした一人です。
筍と言えば、タケノコの代表的なものは中国から伝えられたモウソウチクを筆頭に、 ハチク、マダケ、カンチク、ネマガリタケなどがあり、収穫時期も違うようだ。
山下さんは、50歳を境にそれまでのコンピュータ業界から転職、古里であるさつま町にUターンされ、農業の知識がなかったので、竹に絞って勉強され、完全無農薬、低コスト、高単価の筍の周年生産をされているそうです。数種類の竹を植えて1年中筍を生産する一方、3年前にグリーンツーリズムを知り、この活動でお客さんをつくり、活力を得るために、民宿 “竹の子村” を造られ、受入をされているとのこと。
現在、筍で年収250万だそうですが、その他に竹炭、民宿経営と、経営の幅が広がっているとのこと。
地域農業は人生の楽園ではないと言われながらも、自然と共生され、それでも楽しい農業を目指しておられる山下さんの姿には、多くの参加者が共感を覚えたようです。
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/