爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

88歳の日々

2021年06月25日 | 日記
3月に米寿を迎えてから、年寄りになった実感が更に大きくなった。日頃の外出先である病院やスーパー内で、もしか同年代ではないかと声をかけることがあるが、年下の人ばかりである。

お金を貰って、遊んでいられるなんて羨ましく思う方もおられるだろう。病気さえしなければこんなに幸せなことは無いが、リタイヤして21年も続くと、遊んでいるのも飽きる。

順番にやって来る老化現象による話題が多いのは自然の摂理とは言え、風の便りで聞こえてくる情報は、ボケた,転んだ、膝痛、白内障等々。若い頃の姿に思いを馳せながら寂しい気分に。

年を重ねるごとに日常生活での諸動作が鈍くなるのを実感しながら何とも歯がゆい気持ちになる。今は、若い世代に「助けてもらってありがとう、迷惑を掛けてごめんね」と素直に言える。

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ワクチンの副反応

2021年06月20日 | 日記
新型コロナウイルスの高齢者に対するワクチン接種率が他の自治体と比べて最も出遅れている新潟市に対して市民からの厳しい反応もあって、見るに見かねた県が大規模接種を開始した。

接種率9割の先進自治体にいる仲間たちから、接種後の副反応についての親切な情報が入る。2回目は副反応は大きいので解熱剤の用意とか、後から入ってくる情報になるほど尾ひれがついてくる。

我が老夫婦は幸い、かかりつけ医で難なく予約、5月27日に1回目を、6月17日に2回目の接種を済ませた。それぞれ、接種日の翌朝、接種部位に少々の痛みも午後には消えてしまった。

歯医者を受診した一昨日、今回のワクチンは若い世代ほど接種後の副反応が起きやすい傾向があるそうで、若い受付嬢と女性歯科衛生士がお休みとあって、医師自ら受付したり治療したり。

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感染予防

2021年06月15日 | 日記
新型コロナウイルスにうつらないように、うつさないようにしようと、マスクの着用と、病院の受付やスーパーのレジでは一定の距離を置く習慣は、すっかり浸透している。

「目は口ほどに物を言う」の諺通り、目を見れば相手の感情が分かる。ある日のこと、スーパーで買い物に気を取られ、うっかり中年女性に近づいたら、マスク越しに爺を見る目は厳しかった。

感染リスクを恐れての自然な反応であるが、感染者が近づいてきたかのような反応は如何なものかと思う。性格もあるだろうし、長期化したことによる精神的な疲れもあるだろうが。

新型コロナウィルスに感染しないために、手洗い・消毒・咳エチケット、3密を避けるとともに、バランスの良い食事で免疫力をアップしてコロナに負けない体づくりをとは、管理栄養士からのアドバイス。

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持ち帰り

2021年06月10日 | 日記
コロナの感染予防策として、多くの飲食店の入り口では、持ち帰りできますとの貼り紙を見る。スーパーや病院のトイレでは、トイレットペーパーを持ち帰らないで下さいとの貼り紙を見る。

ある公衆トイレを利用した時だった、「トイレットペーパーを持ち帰らないで下さい」との貼り紙が、いたずらされて「ペーパー」の文字が黒塗りされていた。苦笑したり、あきれたり。

全国20〜60代の男女1352名を対象に行ったある調査によると、トイレットペーパーを持ち帰ったことがあると答えた人は8.7%、年収別では高収入の人が、職業別では先生が多いとは驚いた。

トイレットペーパーを持ち帰る人とは、どんな方だろうかと、想像もできなかったが、60歳の警察署長が僅か170円のトイレットペーパーを持ち帰り、逮捕とは、あきれ果てて言葉もない。

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虫干し

2021年06月05日 | 日記
昔はクリーニングなどない時代だったので、夏の土用の時期に梅雨の間についた湿気を取る「土用干し」、10月1日の衣替えの頃には夏の間についた虫払いが行われていた。

物にあふれた現代と違って、物を大切にする時代では、家庭で衣類を長持ちさせる方法として年中行事で行われていたと思う。丁寧に扱い長い間使用していたということである。

爺の子供の頃、理由は分からなかったが、毎年、梅雨明けの天気のいい日に家中の窓や戸を開けっぱなしにして、部屋に縄を張ってタンス内の衣類を干していたのを覚えている。

現代は物を大切にする気持ちを無くなったのか、忘れたのか、壊れたり、破れたり、気に入ら無くなれば捨てる。昔のように修理しながら形ある間は利用する時代は終わった。

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