爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

年齢公開

2008年07月30日 | ブログ

平成9年に75歳以上の運転者の努力義務として導入された高齢運転者標識も本年61日から表示義務となり、違反者は1点の違反点数と4000円の反則金を上納することになったこともあって、最近は表示された車が目立つ。

11年前に導入され、更に平成14年に70歳に年齢が引き下げられたものの、年寄り扱いに対する抵抗であろう、紅葉マークが表示された車に出会うのは稀。

年齢とは、姿かたちが、それなりになっているのに、他人に知られたくない秘密心理が働いて、あまり公開したがらないものだが、反則金を召し上げられるとなれば別、施行前の531日には紅葉マークが売り切れた店もあったと聞く。

元気なドライバーの皆さん、いやいやながらも年齢を公開したので何卒ご加護を。

80歳になる爺のおじさん、車の運転は家族から止められ、現在の交通手段は、もっぱら自転車、自転車の前後には、もともと器用な御仁、自身が作った紅葉マークが張られている。

これをつけることで、歩道も走れるからと、2枚渡されたが、今の所、自転車にまで年齢を公開する気はない。


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官との出会い

2008年07月24日 | ブログ

昔から官の世界は、悪の面が大きく取りざたされるのが常、昨今は「無駄遣い」の文字が合言葉のように飛び交っている。

爺の少年時代,直接かかわりを持った最初の官と言えば、旧国鉄と郵便局。

国民学校6年生だった昭和19年、戦争末期の駅の出札窓口は殆どが女性職員(男子は軍隊)、恐る恐る「○○まで子供一枚」と言うと、言葉は覚えていないが、何の用件で行くのか、厳しく問いただされる。

遊びに行くと答えたら、確実に乗車拒否、親から教わったとおり、友達のお見舞いに行くとか嘘をつく、用事が無い限り遊び歩くことはできない。

昭和20年代、生徒仲間で「ノメシ」と呼ばれたガリ版刷りで、教材の解説書が東京の出版社から発売されており、送金手続きのため郵便局を利用。

窓口では、黒い腕カバーをした威勢の良いおばちゃん、言葉も態度も、ぞんざいで、慣れない利用者が、おどおどしている様子を覚えている。

今や、電車に乗ってあげる、郵便局を利用してあげる時代、あの頃、活躍したおばちゃんたちも、80歳半ば~90歳になるが、如何お過ごしだろうか。


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ワンちゃんのお散歩

2008年07月18日 | ブログ

ワンちゃんの運動不足、排泄処理、ストレス解消に、愛犬家のみなさん、ビニール袋を片手に、所定のコースを散歩させながらワンちゃんと楽しんでいる。

我が家のワンちゃん、外での散歩は殆どさせないが、家全体が犬小屋として自由に飛びまわっているので、運動不足はないかと、排泄も時々粗相するが、おおむね所定の場所に、ただ、社会性にかけるのか、ストレス発散のためか、習性なのか、人の気配、特に宅配,郵便、新聞 回覧など家に運ばれてくるものに、うるさく吠え続ける。

ワンちゃんの散歩係、ご主人であったり、奥さんであったり、ご夫婦交代であったりだが、ご夫婦一緒と言う珍しい姿を一組見る。

ご主人を先頭に、後方に奥さんが、ワンちゃんを真ん中に、一列縦隊で歩調の合った姿は、高校球児の入場行進を思い浮かべ、滑稽でもあり,可愛らしくもあり、微笑ましくもあり、何とも言えない珍しい眺めである。

毎日、おしっこの洗礼を受けているワンちゃん散歩道の電信柱、今日も、腹も立てずに、じっと堪えている。


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よそ行き

2008年07月11日 | ブログ

今の時代、昔と違って、日常、家で着ている普段着とお出かけの時に着る「よそ行き」との区別はない。

爺の子供の頃と言えば、戦時中の事でもあり、新しいものを買ってもらうことは少なく、運動会に新しいパンツを買ってもらった覚えはある。

当時は、食べ物、着る物、おもちゃなど、のべつ幕なしに買い求める習慣は無く、お正月、お盆、お祭りなどの節目に買ってもらうのが一般的、子供たちは、その日を楽しみに待ち続ける。

もっとも、お金持ちのお坊ちゃま、お嬢ちゃま、は例外だが。

お正月には、普段に着ない着物を着たり、普段の食卓に出る、いわし、にしん、ほっけ、めざし等の大衆魚から軒先に吊るしてあった鮭に変る。

年に一回の鎮守様のお祭りには、友達とお小遣いを持って境内の露店で買い物、「ハッカパイプ、センコハナビ、メンコ、ラムネなど」。

お盆には、父の実家で、講談社の絵本を買ってくれる、「八幡太郎義家」の名前は今も覚えている。

時々、デパートで買い求めた衣類、直ぐに着ようとしない爺、「よそ行き」の意識が,いまだに、とれないようで。


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スイカの食べ頃

2008年07月05日 | ブログ

食べ頃スイカの見分け方には、形や色や糖度のほかに、昔から手で叩きながら音で聞き分ける方があるが専門家によると食べ頃のスイカの音は、ボンボンと響く音、未熟のスイカはポンポンと高い音、熟し過ぎたスイカはドンドンと鈍い音だそうだが爺には同じ音にしか聞こえない。

なじみの八百屋でも、いつも見た目と音を叩きながら選んでくれるが、あたる確率は高い。

スイカに限らず、各種機械の点検時にも叩きながら音で異常を見つけるそうだが、SLの機関士だった親父も機関車の周りを歩きながら金槌で叩きながら音で

異常の有無を確認しているんだと子供の頃聞かされたことを覚えている。

人間の頭も、専門医に叩いてもらえは゛脳みそ満タンの頭と空洞のある頭では音の響きも違うのかも知れないが、まさか、他人の頭を叩いて見ることもできないので家内の頭と爺の頭を叩いて見れば、響きのある音とは言い難い。

インターネット上で、いくつかの質問に答えての脳年齢の測定数値よりも音で聞き分けることが可能であれば、確かかもしれない。


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