爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

三種の神器

2020年09月25日 | 日記
皇位の印として歴代天皇が継承してきた三種の宝物(鏡、剣、曲玉)をまねて、その時代の人々の憧れの的だった代表的な家電製品を昔から三種の神器という名称で呼んできた。
 
爺が結婚した昭和33年当時の三種の神器は「白黒テレビ」、「洗濯機」、「冷蔵庫」だった。共働きしながら昭和34年には洗濯機と冷蔵庫を、翌35年には白黒テレビを揃えることが出来た。
 
昭和40年代には「カラーテレビ」、「クーラー」、「自動車」になった。昭和42年に念願のマイホームの建築に合わせて「カラーテレビ」と「クーラー」が、同45年に運転免許を取得してマイカーを購入。
 
平成の御代では、「デジタルカメラ」、「DVDレコーダー」、「薄型テレビ」、令和の御代になると、「ロボット掃除機」、「全自動洗濯乾燥機」、「食器洗い機」説と「4K/8Kテレビ」、「冷蔵庫」、「ロボット掃除機」説が。

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魚の食べ方

2020年09月19日 | 日記
魚の食べ方で性格が分かるらしい。爺は、若い頃から家内や仲間から魚の食べ方が下手だと言われている。幼い頃から周りの人が骨を取ってくれて、身の部分だけを食べていたためかも。

魚の食べ方の下手な人は、無謀なことも、乱暴なこともしない温厚な性格の反面、相当の面倒くさがり屋ということも考えられると言う。爺も魚の食べ方に限ってはそうかも知れない。

食べ方の上手な人は、アブラがのった縁側の美味しいところを、口の中で舌を使って小骨と身をより分けて味わっている。食べ終わった皿の中央には背骨が置かれ、小骨が寄り添っている。

食べ方は下手だが魚なら何でも好きな爺、特にニシンが大好物だが、取り立ての生にしんには暫くお目にかかっていない。魚のお頭のほうは家内に任せ、爺は食べやすい尻尾のほうをいただく。

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紅白歌合戦

2020年09月15日 | 日記
今年は無観客で行われることが決まった。第一回紅白歌合戦は、昭和26年ラジオで聞いた高校3年生の時だった。時代とともに大きく変化しながら、国民的番組として続いている。
 
多くの中高年の皆さんから昔の紅白歌合戦は良かったとの声を聞く。殆どが見慣れない歌手ばかり、舞台演出が過剰で、歌合戦というよりバラエティーショーで、見ていて疲れると。
 
演歌や歌謡曲を中心に、司会が曲を紹介し、歌手が歌うだけのシンプルなものがいい。年寄りから子供まで家族揃って茶の間でテレビを囲んで見ていた頃を懐かしく思い出す。
 
大晦日の楽しみ方が多様化して、スマホやインターネットネットの普及で若者世代のテレビ離れが進んでいる。視聴率も最近は40%前後を低迷しており、存亡の危機説も噂されているとか。

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日本語が変わった

2020年09月10日 | 日記
カタカナ語を使う人が多くなった。爺もパソコンと出会った68歳の頃は、インストール、ダウンロード、バージョンアップなど簡単に覚えた頭も、87歳の頭には新カタカナ語は入りにくい。

河野大臣が、新型コロナウイルスに関する政府の説明にカタカナ語が多いので、ご年配の方も分かり易い日本語で説明するよう厚労省など関係省庁に求めたとか、同感である。

気分転換に馴染みの和洋レストランを訪れたら、入り口に「テイクアウト」を始めましたとの張り紙があった。「お持ち帰り」と書けば誰でも分かるのに、店内は以前の賑わいはなかった。

諺「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということか、アメリカと戦争中は軍による外国語追放がエスカレート、ニュースを報道と読み替えたN H K、今は教育テレビを分かりにくいEテレに。

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お辞儀

2020年09月05日 | 日記
戦時下の国民学校の講堂の正面には両陛下の写真と教育勅語が奉納されていた。当時小学生だった爺、講堂に入る時には無意識にペコリと頭を下げていたのを何となく覚えている。

スーパーで、従業員がバックルームから売場へ出入りする時に一礼している。入るときは「いらっしゃいませ」、出るときには「ありがとうございます」と言っているそうだが。

従業員の動作からは、決められていることを義務的にやっているようにしか感じない。「おはようございます、こんにちは」と馴染みの従業員からの声掛けで、小売店の雰囲気を味わている。

 スーパーも、自分で精算するコーナーが増えてきた。入店から退店まで無言のままの買いものも味気ない。精算は何時も顔を見て、気軽に言葉を交わし合う馴染みのレジを利用している。

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