爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

大人のいたずら

2011年07月25日 | ブログ
「尿コップでの暑気払い」
昭和30年代、先輩の計画した野外での暑気払い、参加者は覚えていないが、当時は気のきいたコップなどもなく、臨床検査技師だった幹事のU氏が用意したガラスの尿コップ、U氏曰く、自分の手よりもきれいなものだからと、泡立ったビールを注ぎ合っての暑気払い、似たような色合いと泡立ちしたビール、最初は、喉の通りもいまいちだが、酔いが回るにつれ喉の通りもよろしく。
「酒のつまみにドッグフード」
昭和40年代初めだったか、近くの独身寮にいたS氏、家内と職場が一緒だったことから我が家の二人の息子のお相手やら飼っていたワンチャン(名はパンダちゃん)の世話をしてくれたり、この頃に出始めたドッグフードを同僚との飲み会に酒のつまみだと称して持参、犬の餌とは知らない同僚達、みんな手を出して食べたと言う話、ちなみに、当のS氏も今や大学教授、何を講義しているやら。




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読み書きそろばん

2011年07月19日 | ブログ

学ぶ基本とも言われる「読み・書き・ソロバン」、世の識者によれば、本来の意味は奥深く、ごもっともながら、現実は新聞が読めて、手紙が書けて、お金の勘定が出来れば、日常生活に何の支障が無いこの頃の爺。
若い頭脳を鍛えるためにと否応なく文部省推薦の各教科とお付き合い、苦手だった幾何や物理などとは縁が無いまま、半世紀近い月給鳥として可もなく不可もなく、今は365連休の身なれど、お上が生活費を寝ている間に届けてくれる。
昭和46年に世話になった下宿のおばあちゃん、赤子をおんぶして登校、小学校4年で退学したというが、へき地で農業の傍ら、若い教員の食事の世話を続けて30年、世のため、人のために尽くした数々の賞が部屋いっぱい。
小学生の頃、夏休み帳を一緒に勉強した爺と同年で従兄のAちゃん、算数は大の苦手、考えることもなく,いつも爺の答えをまる写しだったが、大工として棟梁まで上り詰め、長年の消防団員としての功績も多々あり。



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物の今昔

2011年07月13日 | ブログ
第二次世界大戦中のスローガン「欲しがりません勝つまでは」「贅沢は敵だ」、小学生だった爺、大人達から良く聞かされた言葉だが、今思えば、もともと豊かでない時代、一部の金持ちへの警鐘だったのだろう。
終戦後の混乱期は中学、高校生だった爺、当時一番欲しかったものを問われれば「白いご飯と詰襟の学生服」と答える、校内で頻繁に起こる弁当泥棒、食料事情による臨時休校、親父や叔父の古着を加工した服、今では懐かしい思い出ばなしだが。
今日まで、流行を追うこともなく、無駄遣いした認識もないが、家中に眠っている数々の品、捨てるに捨てられず、原発事故による電力不足で大量生産、大量消費、大量廃棄の経済構造が変われば、少しは解消されるのかも。
両親が揃えた寝具、衣類、家具、調理用品等々、一部は震災被害者に役立てたものの、殆どは焼却することになるご時世、息子達のためにも「欲しがりません年寄りは」「買い物は控え目に」を心がけたいもの。




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通学風景

2011年07月07日 | ブログ
朝の通学時間帯の歩道は、ランドセルを背負った小学生、制服を着た中学、高校生、色とりどりの衣装を着こなした大学生、みんな親からの期待を背に将来ある大切な子供達、殆どは長男か長女であろう。
ワンちゃんの散歩時間とも重なり、爺に朝の挨拶をする子、ワンちゃんに声をかけてくれる子、肩幅より広いランドセルを背負った子、いずれに出会っても、さわやか気分にさせてくれる一瞬。
雨降りの日は、お値段の張らない同タイプの傘の行列、昔は当たり前だった間違わないようにと、ネーム入りの傘は見当たらず、近々、燃えないゴミか、放置されてしまう厄介な品ばかり。
混雑する中での傘差し運転の自転車、自らが怪我をしても、他人に怪我をさせても、交通被害者になる事故が増えているご時世、親に代わって爺が心配したりして、余計なお世話かも。





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好きな童謡

2011年07月01日 | ブログ



時々口ずさんだり、ハーモニカで吹く好きな童謡と言えば、朧月夜、故郷(ふるさと)、いずれも、長野県中野市出身の作詞家 高野辰之の作品で、当時の美しい農村風景が偲ばれ、今も歌い継がれている文部省唱歌。
朧月夜⇒菜の花畠に入日薄れ・・・ 
小学生の頃、菜の花畑だらけの周りで遊びながら、菜の花を踏み倒したり、抜き取ったりして、母親に連れられ農家へ詫びに行った記憶がおぼろげに。
故郷(ふるさと)⇒兎追いしかの山 小ブナ釣りしかの川・・・
野山を駆け回っている野兎は良く見かけたものだが、気にもかけず、追いかけたこともなく、小川や堀で上級生に連れられ鮒釣り、釣れない日は上級生が分けてくれる。
日頃、身近に見る農村は、茶褐色の田んぼの畦、畑の周り、農道、用水の路肩、多くの生き物たちも子孫を残すことも出来ない環境、時折、NHKテレビ「さわやか自然百景」で紹介される田園風景を見なから、昔の風景を懐かしむしかない。

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