人生には様々な楽しみがあるが、年を重ねるにつれ、食べる楽しみのウエートが一番大きい、今日も食事制限のない朝昼晩の食事、食事時間が近ずけば空腹感が、早朝に飲む新茶と朝食の美味しさは格別。<o:p></o:p>
数年来、知人から届く山菜、フキノトウ、コゴミ、ウドは春一番の楽しみ、今年も好物のスイカ、枝豆、桃，梨、葡萄の季節が来れば、馴染みの生産農家へマイカーを走らせ、お喋り、買う、食べる、送る、喜ばれる、五つの楽しみが。<o:p></o:p>
相変わらず市内のスーパーを交互に、時には郊外での食料仕入れ、何処へ行っても、何でも一杯並んでいる中から、品定めをしながら商人との知恵比べ、お買い得品にも当たるが、安物買いの銭失いになることも。<o:p></o:p>
食の豊かな時代、食事処、テレビ、雑誌、チラシで目にする料理は、豊富な材料と調味料を使った美味しそうなものばかりだが、内容も量的にも、シルバー向きは少なく、つい外食時は一品料理か、麺類に。<o:p></o:p>
6月には12歳になるのに相変わらずの元気良し、この頃は人間の食べ物の味を覚え、時々食べ過ぎによる胃腸障害を起こすこともあるが、ワンちゃんのために用意した胃腸薬のビオフィルミン一粒で簡単に回復してしまう。<o:p></o:p>
老夫婦の生活習慣に合わせた日々、決まった時刻に、爺の枕元で起きるまで頭をタップすることから一日の始まり、一日2回の散歩は爺、一日3回の食事の世話は婆、近頃は自己主張が益々、従うしかない。<o:p></o:p>
食事を与える婆が一番好きなようで、夜は婆の足元か枕元で安心しきって眠っている、爺は単なる昼間の遊び相手、最近は新しいサッカーボールがお気に入り、疲れてはボールの傍で横になり。<o:p></o:p>
ワンちゃんの食事、主食は高齢犬用のドッグフード、副食として、ハクサイ、キャベツ、イモ、カボチャなど野菜の茹でたものと鳥のささみ、他に人間の食べ物をつまみ食いしながら一日3食という正にお犬様。<o:p></o:p>
退屈でも苦痛なのに仕事で楽なものはないだろう、日頃から爺なりに、きつい仕事だと思いながら、一言ご苦労さんと声をかけたり、かけたくなる方達が大勢いる中から。<o:p></o:p>
生活道路の工事現場で、夏は肌が干し柿色になりながら、冬は厚い防寒服を纏いながら旗振りしてる交通誘導員、仕事の性格とは言え運動不足のせいか、体型も極太の方が目について、健康状態が気にかかる。<o:p></o:p>
郊外の公園では、背中に園児をおんぶして、２人の園児を乗せたベビーカーを押している近くの保育園の若い保母さん達に出会う、一言声をかければ、世の中は少子化でも私どもは子だくさんですと奮闘する保母さん。<o:p></o:p>
道の駅や高速道パーキング内のお手洗い清掃員、産婆さんと同じく男性は見当たらないが、団体客が去った後の作業、利用者とのトラブル等々ボヤキを聞いたことも、好んでやりたくない仕事だけに、自然に一言声をかけてしまう。<o:p></o:p>
年をとると、角が取れて丸くなると言うが、この頃は半世紀以上も続いた夫婦喧嘩も、お互い反抗する力の衰えか、角が取れたと言うのか、諦めたのか、疲れたのか、穏やかな日々。<o:p></o:p>
年を重ねても、身だしなみの良い方も居れば、無頓着な方も多い、かっては組織のトップで颯爽と活躍したh氏と市内で偶然お見かけ、現役時代のイデタチとの大きな落差、老いても服装は程ほどにと一時的に思っても。<o:p></o:p>
寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目覚めるのは年寄りの特徴だと言われているが、爺は環境が変わらない限り、８時過ぎには眠りの国からお迎えが、途中一度トイレ休憩、翌朝の４時過ぎには必ず帰してくれる。<o:p></o:p>
腸の働きの老化で、便秘に悩まされるのは自然現象ながら、老いても秘め事、一人お悩みのご仁は多いらしい、爺も時には渋滞する日もあるが概ね流れは順調、渋滞時は先日NHKで紹介された門トレを試して見たらガッテン。<o:p></o:p>
世間ばなしを始めてから５年の節目を迎えるが、随分お喋りしたと思う、最近１年間の解析されているアクセス数も、毎回大きな変動はなく、固定した読者は３０人程と推定され、今日まで継続できた要因でも。<o:p></o:p>
小学生時代から作文は苦手な科目だった爺、社会人として第一周目の人生では、文書を作ることより、多岐にわたる文書を読むことが多く、第２周目は案内文、通知文、陳情文、祝辞，弔辞等々自ら作り続けて９年を過ごすことに。<o:p></o:p>
半世紀近く文書と関わってきた人生、文書作りには何の抵抗もない、昔は下手な字で紙と鉛筆と消しゴムと辞書の世話になりながら、今は指先だけで早く美しく出来上がる便利さの反面、漢字能力が極端に低下したのも事実。<o:p></o:p>
爺の世間ばなしのお相手をしてくれる方がいなくなるか、自身が亡くなるか、何れかまでは、脳味噌の枯渇防止のために、楽しみながら喋り続けるつもりでも、最終回は何時になるやら、知る術はないが。<o:p></o:p>
