爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

プロ野球への思い

2019年07月25日 | 日記

戦後、日本のプロ野球が復活した時は中学生だった。NHKラジオ第2放送から流れてくる巨人戦をラジオの前に一人座って一喜一憂しながら最後まで聞いていた頃を思い出す。

初めてプロ野球を観戦したのは昭和27年、後楽園球場での国鉄対大洋だった。初めてのナイター観戦したのは昭和42年、対戦チームは忘れたが、巨人がサヨナラで勝った感動は忘れられない。

東京ドームは、新幹線を利用して一人で日帰りしたり、野球のルールの詳しくない家内を連れて一泊したり。野球に興味のない者から冷やかされながらも、数多く足を運んだものである。

80代になった今、あの頃の元気は何処かへ行ってしまった。今は寝床で横になりながら観戦するも、いつの間にか眠りの世界。翌朝、巨人の勝利記事だけ読み返して楽しんでいる。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お医者さま通い

2019年07月20日 | 日記

所属している自治会の6組は22世帯、高齢者世帯が多くなったこともあり、持病と共存しながらお医者さま通いをしている方が多いようである。爺も数枚の診察券を交互に使って通院している。

平均寿命を超えて生き続けている爺、昨年は心筋梗塞で生死をさ迷いながらお医者様に助けられた。大なり小なり今日まで爺を助けてくれたお医者様を数えて見たら52人思い出した。

記憶にある初めて出会ったお医者様は、小さな村にただ一人、みんなから遠山様と呼ばれ、専門は産婦人科だったが、全科目をを扱っていた。人力車で往診していた姿が印象深い。

患者に、笑顔で接するお医者様に出会ったことはないが、世間話の好きな歯医者さんが居た。治療をしながら、私は口の中しか知らない世間知らずだが、広い世間を見ながら仕事している人が羨ましいと。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

爺のこの頃

2019年07月15日 | 日記

年金生活になって20年にもなると、一日の大半が自由時間の生活にも慣れてしまった。暦の日付を赤丸で囲む予定行事ば月二回の仲間の集まりと通院日だけだが、健康であると暇な時間は少ない。

概ね午前3時半には起床、5時半朝食、11時昼食、16時夕食、19時就寝のリズムがすっかり定着してしまった。初めは人様にお話しするのも恥ずかしかったが、今では正直に公開している。

定期的に内科のお医者様からいただく薬を飲みながらも、夫婦揃って、美味しく食べられて、自由に動かれて,ぐっすり眠られるだけで幸せを感じているこの頃、これ以上に望むものはない。

去る10日、親しい職場仲間も少なくなった中、昨今では珍しい二人のひこ孫の世話をしている相変わらず明るい70代のA夫妻宅を訪ねた。昼食をともにしながらのお喋りで新しい元気を補給してきた。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

整形外科の待合室

2019年07月10日 | 日記

日頃から爺が外出するたびに、転ばないでよと言っていた家内が、5日午前、歩道で転倒。午後になって左足の膝に痛みが出たので整形外科を受診、幸い骨折はなく打撲傷だけ、治療後は痛みも治まった。

午後は2時からの診療開始だが、午前の患者の診察が終わったのが3時、待合室で両隣に座った方は偶然にもお喋り好きな爺と同じ昭和一桁組、世間話をしながら待機すること約2時間。

左に高知出身で86才の奥さん、新潟出身のご主人と結婚、新潟が好きだと言っていた、引っ越しの疲れで体中か痛くて受診。右には酸素を背負った86才の奥さん、車椅子の主人が首が痛くて付き添ってきたとか。

向かいに60才になったと言う奥さん、午後6時ごろ、割れた茶碗を踏んで、足の裏を切り救急で受診。スリッパを履いていなかったのかと御主人に叱られ、痛い思いをしたり、泣きっ面に蜂だったとぼやく。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫好きの初枝ちゃん

2019年07月05日 | 日記

家内と同級で幼友達の初枝ちゃんは、85才になった今も、名前をちゃん付きで呼び合っている。幼い頃からお人形さん代わりだった猫とともに生きてきた人だけに、猫に注ぐ愛情は並みでない。

80歳まで続いた小学校の同級会で猫の具合が悪いので欠席したとか、猫に海老の刺身を与えているとか、出かける日は自分の傍から離れないとか、猫の話題になると話が止まらない。        

3月24日に亡くなった義弟の100日法要が6月29日、家内の実家である上越市の良運寺で行われた。檀家でもある初枝ちゃん、まだ足腰も達者で台所と本堂を往復しながら法要の準備に忙しそうだった。

葬儀当日は、挨拶もそこそこだったが、遺族や親族の居並ぶ前で、家内とハグしながらの挨拶から始まった。幼い頃から良く遊び、良く学ばない幼友達が100日ぶりで出会った85才の元少女の姿を見た。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする