爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

銭湯の覚え

2010年09月29日 | ブログ

すっかり姿を消した銭湯、50年以上も利用していない、高齢者に交付していた銭湯無料券が仕分けで廃止になるとか、利用地域が特定されているので不公平と云う見解も分からんでもないが、もっと大きな仕分けを願うのみ。

銭湯といえば、昭和30年前後、下宿生活のチョンガ時代、先輩のチョンガ仲間であるG氏と一緒に利用したU銭湯、、当時の入浴料金は13円だったが、お互いに給料日近くには、懐はスッカラピン、ふろ代も事欠くのは毎度のことで、耐乏生活が何日か、ラジオもなく、久しぶりの掃除洗濯、寝ころんで天井の節穴を数えたりと平和な日々が続く。

何が縁だったか記憶にないが、G氏と二人でU銭湯の自宅で、時々、夜遅くまで酒を飲みながら、夕飯をご馳走になる機会があり、部屋へ入る途中にあった小さなガラス窓から湯けむりが舞う女湯を恐る恐る覗いたりして、奥さんから軽く、たしなめられたもの、公になっていれば、前科何犯の罪びとに。






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幼子との触れ合い

2010年09月23日 | ブログ

毎日の食べ物を求めて、スーパへ足を運ぶのも元気の証、特売日やポイントカードサービスデー等には原則として遠慮してるが、うっかりかち合うことも、混雑の中での買い物は、のんびり型の年寄りには馴染まない。

平日の買い物客と云えば、当然のことながら、お年寄りと、幼い子供連れの若いお母さん達だが、普段は見ることの少ない幼い子に出会うと、珍しさと可愛さで、つい声をかけてしまう。

子供たちの反応も色々だが、可愛い仕草で反応する子に出会ったときは、幼かった頃の孫と語っていた時と同じ感情が自然に湧いてくる、我が孫も、よそ様の孫も可愛さは一緒、余裕の心境であろう。

時には、親が仕込んだ隠し芸を披露してくれる子もあり、先日は声掛けした1歳半位の男の子、母親から「00ちゃん握手は」と云われて、爺に手を差し伸べる仕草、久しぶりに小さくて、柔らかい子供の手にふれ、幾つか年が減った感じ。





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辺地での四コマ

2010年09月17日 | ブログ

昭和52年~55年、冬季はチェーン着用することの多い豪雪地勤務で見た のどかな風景を四コマほど。

道路の真ん中を占有した小型の耕運機同士、乗ったままで煙草を吸いながらの長話、交通量が少ないとはいえ、静かに一言、注意しても、「もともと俺の土地だった」と言われ、何故か腹も立たないが次の言葉もなし。

歩行者を保護するためのガードロープは、物干し場として、歩道はムシロを敷いて、農作業や年寄り達のお茶会の場として有効利用している風景が所々に、気にかける人もなし。

勤務地には小さな食堂が2軒、田植え、稲刈りなど農繁期は臨時休業、車で40分ほど離れた町のパン屋がやってくるが、あんパン、ジャムパン、クリームパン程度の物だったが良く売れてた。

治安は誠に良く犯罪もない静かな町で事件もなく警察も御暇だったのであろう、交通安全週間には耕運機の免許証不携帯、5キロオーバーした車のスピード違反まで、警告書を戴いた実話も。




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来賓あいさつ

2010年09月11日 | ブログ

小学生時代、入学式、卒業式、運動会、記念式典など学校行事の度に大勢の来賓あいさつ、内容の分からない子と聞いていない子が殆どでなかったかと、時には体調が悪くなったり、オシッコを垂れて隔離される生徒も。

中学高校生ともなれば、来賓あいさつの内容も理解できるし、静かに聞いてはいたが、今も爺の記憶に残っているのは「平凡の蓄積が非凡」だと熱っぽく語っていた阿部校長の顔だけ、確かに日常生活の殆どは平凡なことの繰り返しだが。

社会人になって、爺も柄にもなく、来賓として方程式的挨拶を体験済みだが、拝聴する機会も数え切れないほど、畏まって丁重に伺っていたものの、時折、何気なく式次第を見つめたりして、終わった時には静かな溜息。

5代目春風亭柳昇の結婚式風景と云う落語に出てくる来賓のユニークな挨拶を爆笑しながら何回か聞いたが、最近は仲人なし、来賓祝辞も少なく、友人中心の集いに様変わりしたようで、異議なし。






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物腰柔らかいNさん

2010年09月05日 | ブログ

0年近くも、お隣同士だったJ市のNさん宅へは、年に一度は、ドライブ方々、予告なしにご機嫌伺いに立ち寄り、1年分のよもやま話で過ごす、今年は、ご主人が77歳、奥さんが70歳、ラッキー7が3個そろった目出度い年とあって、子供たちから温泉に招待された話から始まる。

ご主人の物腰の柔らかい人柄は、知る人の間では定評のあるところ、それでも、夫婦喧嘩はショッチュウすると奥様のことば、3日間続いた時は、閉口したとご主人のことば、二人の娘さんは嫁ぎ、今は、お二人だけの生活、絵の先生であるNさん、公民館で絵の愛好者を相手にボランティア活動中とか。

帰り際、作業中のゴミ収集車の係員に丁重にご挨拶するご主人、今冬の大雪の中、自宅付近で動けなくなった自家用車を救出してもらったという、以来、当日の係員の顔を覚えていないので、収集車が来るたび、ご挨拶するようになったと、いかにも、Nさんらしい。




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