爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

若葉マーク

2007年11月30日 | ブログ

運転免許の初心者マークとして定着した若葉マーク、ホテルなど接客にあたる新入社員のワッペンとして利用されている例もある。

一般に自家用車を所有するようになったのは、昭和40年代に入ってからであろうか、だから、 爺と同年代の免許所有者も少なく、女性は稀だったかと思う。

定年を迎える年頃になって、第二の職場での必要性、レジャー、通院、買い物等のために取得する人も見受けられたが、高齢者の免許取得は規定以上の技能実習時間を要し、取得後も上手にならない方が多い。

知人のW氏もその一人、50代半ば、人知れず目立たないように田舎の自動車学校に通い、免許取得はしたものの、狭い道路での対向車とのすれ違い、車庫入れには自信がなかったようで、大型車とのすれ違い時は、路肩に寄せて停車、一度は寄せ過ぎてガードレールに接触して自損事故。通り合わせた爺、新車の傍で呆然と突っ立っているW氏に慰めの言葉もなかったことを思い出す。

帰宅したW氏を見た奥様、味噌汁を温め始めたものの、待てど暮らせど玄関に入る気配がない。見れば車庫入れに首をさすりながら悪戦苦闘中だったと言う。

W氏宅前の道路は幅員4m、車庫の幅も狭く、W氏の技能では無理、後に、近くの有料駐車場を借りたらしい。


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男性独身寮

2007年11月27日 | ブログ

昭和42年~45年頃、J市の我が家の近くにある男性独身寮には市内に住むチョンガ達、折に触れ集まってくる。

住み込みのおばさんの食事、ワンパターンで若者達の評判も、いまいちだったようで、暇はあるが財布が寂しくなる頃になると単独で時には複数で我が家に流れてくる。

二人の息子たち(小学生 園児)も遊び相手にもなってくれるし、楽しい雰囲気で食事ができるので大喜び、若者たちにとっても時には家庭の味に浸りながら満足して帰る。

その一人、青年部が計画したダンスパーテーに行ったはずのT君、勇気を出して行っては見たが、恥ずかしくて、踊れそうもないと言って、屋台で買い求めた焼き芋を懐に包み込んでやってきたことがあり、どう見ても、ダンスをする服装とは言えない。

T君 姿かたちは寿司店のお品書きに例えれば並といったところ、爺と同様で女性が飛びつくタイプとは言えないが優しく純情なる青年、失恋して夜遅くに訪ねて来たり、何時もは楽しく明るい雰囲気を運んで来るが、時には物議も持って来る御仁。

我が家に出入りした記憶にある7人の若者たちも、還暦も過ぎて第二の人生を歩いている人、走っている人、さまざまだが、寝ている人は、まだ、いないようだ。


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思い出す先輩(2)

2007年11月22日 | ブログ

爺、58歳での第二の人生、異質な環境の中で戸惑う爺に全面的な信頼を寄せてくれた責任者のK氏、陸軍士官学校出身で身長180センチ近い大男、終戦時の位は佐官クラス、戦時下であれば近寄りがたい存在であろう。

軍人時代の話題は自らは殆どしないが、南京虐殺事件と沖縄戦に関して自身の認識を爺に語ってくれたことがあり、納得できる内容だ。

戦後は会社を設立、市議 商工関係の役職など地域の名士として活躍された御仁であるが関係した話題もしないし、態度にも表さない。

若い会員にも何時も同じ目線で話しかけるし耳を傾けてくれる姿は好々爺といったところ。

「爺より20歳ほど年上のK氏の横顔」

○公衆トイレ等で並ぶときは、マタボタン(チャック)をはずして   順番を待っている。

(軍隊では次の番になると粗品を出して待つんだと真面目に話すK)

○会議中の居眠りも、姿勢正しく、筆記用具は離さない。

○睡眠中は寝息も聞こえないほどに静か、心配で顔を覗きこんだこともある。


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頭の体操

2007年11月20日 | ブログ

先日、54年前に3年ほど、K市の勤務地で一緒だった同年のY子さんから思いがけない電話、25年前、偶然に出会った時の姿かたちをイメージしながら、思いつくままに、話題も諸々、最後は機会を見て会いましょうで、長電話の終了。

暇と、懐かしさと、頭の体操を兼ね、当時(54年前)の職員の名前を思い浮かべながら、総勢35( 女性13)の名簿を出来上げた。

赴任当日、早々に麻雀の手ほどきをしたUさん、社交ダンスも指導員クラス、後に誘われたようだが、人前での踊りは全て苦手、爺の踊りは何故かラジオ体操になってしまう。 

和服姿で働く用務員のおばさん、勤務暦も長く、本来の仕事よりも諸々の相談役として、時に、お目付け役的な存在でもあり、爺にとつては親代わりと言ったところ。

先輩諸氏に囲まれながら末席で、そろばん、計算機、ガリ版をフル回転した頃の記憶は一人ひとり、今も確かによみがえる。、

気の向くままに、昔を思い出して見るのも、結構、頭の体操になるようだ。


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せっかち仲間

2007年11月18日 | ブログ

辞典によれば「せっかち」とは先を急いで気ぜわしい人の様とある。

爺も、かなり、せっかちな性分ではあるが、爺が呆れるほどのせっかちも何人かいる。

そのうちの一人1年間、職場を共にした数年先輩のS氏。爺とは、お昼休みの将棋相手、時間内で4番から5番の勝負をする。

食事も早飯食いの名取、食事中の爺の傍で駒を並べて、もどかしそうに待っているので、ゆっくりと食事する雰囲気ではない。

二人の対戦、なかなかの人気、大勢に囲まれながらの勝負であり、時に、口を出す人、手を出す人もあるほどに熱戦が繰りひろげられる。

外食するときも、簡単にできるものを勝手に注文し、いつものとおりの早飯、爺が終わるのを見つめながら、箸をおくと同時に、「さあ出ようか」と席を立つ。

口をもぐもぐさせながら食堂を出る爺。

電車やバスに乗るときも早めに乗車口へ、降りるときも早めに出口へ、早足、早口等など万事に忙しい御仁。S氏ほどではないが、爺も似たような面があるかも。


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