爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

入院生活(3)

2018年09月25日 | 日記

85歳の今日まで、大病もせず、自然災害にも会わず、不慮の事故にも会わなかった幸運に恵まれた爺、生存確率の低いと言われている心筋梗塞に見舞われたが、またも運の良さで余生にオマケを貰った。

病棟では大勢の看護師に出会った、名前と顔が一致するのは男性看護師のTさん、女性看護師のNさんとKさんの3人だけ、所定の血圧測定、検温、酸素の確認が終わると、短い世間話で爺を癒してくれた。

看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士の皆さん、患者との基本的な対応は良く訓練されているなと感じたが、3人の看護師さんの、加えて生来の持ち味を生かした対応に元気をもらった。

退院する日の担当看護師は運よくお気に入りの一人Nさんだつた、最後の挨拶で彼女が言った、結婚するので近々退職することになりました、2度と病棟には来ないで下さいねと。


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入院生活 (2)

2018年09月20日 | 日記

人生には、のぼり坂、くだり坂、まさかの三つの坂があるとは、小泉元総理の国会での発言の中で知った言葉であるが、この度の爺の入院は、正しく予想もつかなった「まさか」であろう。

85年の人生の中で、幸い緩やかな下り坂はあったが自力で乗り越え、概ね平坦な道を歩いてきた爺、まさかと言う坂からは一人で脱することが出来ないことを身にしみて実感した。

まさかに出会った瞬間から退院日までの17日間、肉体的、精神的負担という「まさか」に爺と一緒に遭遇した家内、救急車の手配から始まった一連の冷静な初期対応が爺を救ってくれた。

早速に駆けつけた二人の息子の母親をかばいながらの行動力も頼もしく、病室で久しぶりに出会った親子4人の絆の強さをしみじみと確認できた場にもなり、安堵して静養に専念出来た。


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愛犬が天国へ

2018年09月15日 | 日記

何回か紹介した我が家のワンちゃん(愛称ゆうちゃん)が、8月30日18歳2か月、人間の年に換算して90才でピンピンコロリ、入院中だった爺は看取ることが出来なかった。

火葬された可愛らしい骨袋が先祖の位牌の傍に安置されている、春頃からお盆を越せるだろうかと案じた日もあったが、最後の数日は病院で養生しながら苦しむことなく大往生だった言う。

食事時には、肉、魚、野菜など婆から御裾分けしてもらい、日中は家中を我が物顔で走り回り、夜は爺か婆に寄り添い、人間の子供と同じように生き続けた18年であり、幸せな生涯だっと思う。

我が家の養子になってからの諸々の仕草が時折り思い浮かんでくる寂しい気持ちは続いている、老夫婦を癒してくれ、夫婦げんかも食べてくれた、ゆうちゃんありがとう、安らかにお休み。


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入院生活

2018年09月10日 | 日記

息災を自負していた爺も人並みに寄る年波に勝つことが出来ず、8月23日買い物から帰ったお昼過ぎ突然の強い胸の痛みに襲われ救急車を依頼、サイレンを鳴らしていたので切迫した状態だと察知していた。

近くの信楽園病院までは数分で到着したようだ、暫くして医師から心筋梗塞です、かなり重症です、直ちに詰まった血管の掃除をしますと告げられてから約2時間、集中治療室に移動した時は全ての痛みが消えていた。

入院中は、心電図を身に着けたまま、血圧、体温、酸素の確認、X線撮影、心電図、心臓のエコー検査,看護師、栄養士、薬剤師、理学療法士から退院後の生活指導等々手厚い医療を受けた。

初めて体験した17日間の入院生活では、多くの病院スタッフの方々、献身的に行動してくれた家内と二人の息子たち、見舞いに駆けつけてくれた皆さんに心からの感謝とお礼を申し上げたい、9月8日爽やか気分で退院。


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