爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

爺 婆の集い(2)

2009年07月27日 | ブログ

一年ぶりのOB会、平均年齢も四捨五入すれば80歳の老々男女の集い、30歳代前後に一緒だった仲間たちも、すでに草葉の陰で御休みの方、介護保険、医療保険利用中の方と様々だが、ことし元気で参加できたのは8(4 女4) 夜の集いだった会も、今年から昼の集いに。

みんな、寄る年波で、ボケには至らないが老化現象は年齢相応に進んでおり、特に足、腰、膝に不具合のある者が目立ち、次回から腰掛式にしようかと、半面、お喋りの方は酔うほどに益々冴えて老化を感じない、当時の仲間たちのユニークな話題を次々に取り上げ、皆で懐かしむ話は尽きない。

近年の事務機器はパソコン一色だが 当時は,ソロバンと、ガリバンで事務能力を比較された時代、爺がソロバンの球を一個 動かす間に、3回以上は音を立てる速さの主、Y子さん、K子さんの話題も飛び交ったが、概して、男性はガリバン、女性はソロバンに長けた方が多かったよう。


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先輩たちの近頃

2009年07月21日 | ブログ

先輩の姿を、病院やスーパー等で時々見かけるが、老化の度合いに個人差があっても往年の面影は残っているもの、何故か個性の強かった先輩ほど哀れに見えてくる、近ごろ姿を見かけなくなった方もボチボチ、おくやみ欄にも見当たらないし、如何お過ごしかと気になるご仁もいる。

1年ぶりに、先輩のTさん(93歳)宅を訪問、足腰が若干不自由になり杖を利用するようになったものの、ボケもせず奥さん(80歳代)と共に達者だが、以前には見せなかった嬉し涙を流しながらの出迎え、娘さん夫婦に支えられながら訪れてくれる人とのお喋りが楽しみな日々のようで、我ら70代の夫婦でも若返ったと喜んでくれる。

相変わらず、若い頃、嫁にしたかった5人の女性を実名で披露したり、見合いの席でパクパク食べている奥さんの食の良さを見て健康に惚れたとか、奥さんも負けずに見合い話は何人もあったとか、会うたびに語る定番の話題と、お色気話、二人とも若い。


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蚊帳(かや)

2009年07月15日 | ブログ

応神天皇が播磨の国「賀野の里」=(かやのさと)へ巡幸の際に蚊帳を張ったことから始まったという伝説のある蚊帳.昭和40年代に入り、殺虫剤、下水、網戸、空調設備などの普及によって使われなくなってから久しい、アフリカ諸国等では、マラリア対策として今も利用されているという。

子供のころ、夏は、いつも一つの蚊帳の中で両親と一緒、蚊を入れないために蚊帳の出入りは、できる限り体を小さく、かがんで入ることを親から、きつく言われているものの、時に立ったまま中に入っては、厳しく叱られたもの。

蚊帳の中に紛れ込んだ一匹か2匹の蚊を越中褌姿の親父が,ロウソクの炎で退治する姿を見て育った爺、今度は、立ったまま中に入る我が息子を叱りながら、ロウソクの炎で蚊の退治、見よう見まねで覚えた技、蚊帳を焼かないようにコツもある。

暖房は炬燵だけの昭和30年代下宿生活時代、夏に限らず、冬も蚊帳を吊って暖房対策に利用したもの。


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老化現象

2009年07月09日 | ブログ

仲間からの情報も、ボケた,転んだ、膝痛、白内障等々、順番にやって来る老化現象による話題が聞こえてくるのも自然の摂理、生活習慣と食生活によって遅らせることができると言うが。

誰もが最初に感ずる老化現象が「もの忘れ」、爺が所属する会の活動日は毎週水曜日を中心に全体会、当番制による活動が行われているが日時や会場を忘れる程度は単なる老化、毎日、出かけるようになれば認知症と言うことに、今のところ会員の中には見当たらないが、何時か、わが身が、そうならないとは。

知人で、自宅出産が主流だった時代の助産婦として、数多くの子供を取り上げたSさん、葬儀の参列者は地域の名士並みだったという、晩年は今で言う痴ほう症に見舞われ、毎日、支度を整え玄関前に座って産気づいた方からのお迎えを待っていたそうで、最後まで職業意識に徹した,ほほえましいボケもある。


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会津ころり3観音

2009年07月03日 | ブログ

会津ころり3観音と言えば中田観世音(会津美里町)、立木観音(会津坂下町)、鳥追い観音(西会津町)  平日でも,老々男女の参拝客は絶えない3観音参り、新潟からは一日のドライブコースとして適当な位置にある。

3観音の御堂内にある、「だきつき柱」に抱きつき、観音様のお顔を見ながら心願すれば、どんな願いもコロリとかなうとか、死の床についても長病しないでころりと済むとか、さらに鳥追い観音には「身代わりなり仏像」が安置され、体に直接 手で触れることで病を治してくれるとか。

膝、腰、頭を撫でている方が多いのは頷けるが稀に、お顔を撫でている方も、聞けば顔形を整えたいと言うが無理を承知の願いであろう、若い頃は「賽銭は少なく、願いは大きく」だった爺も、今は静かに手を合わせ諸々の感謝を申し上げるだけでオネダリは一切しない。


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