爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

終活年賀状

2021年01月25日 | 日記
年賀状仲間も高齢化したので「寄る年波には勝てず本年をもちまして年頭のご挨拶を・・・」と言う定型の終活年賀状が、今年は35年~45年も会う機会がなかった3人から届いた。

年賀状を黙って辞めてしまうことを「年賀状スルー」という言葉を初めて知った。毎年のように職場の後輩の中からボチボチ去って行くが、絶縁状のようにも思えて、少々寂しい思いをする。

最近はスマホの普及により、メールやSNSを通して年賀の挨拶に切り替える終活世代ではない40代~50代の中年層にも年賀状じまいの習慣が広がりつつあると言われている。

終活年賀状が届いた3人のうち、高校1年の時から続いてきたN君に電話して見た。奥様の介護に追われているとか、電話での会話で親しさが再燃、お互い元気の証として、続けることになったが。

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雪との戦い

2021年01月20日 | 日記
「この下に高田あり」という逸話もある新潟県西部に位置する上越市(旧高田市)は豪雪都市としても、スキー発祥の地でとしも名高い。昭和33年から27年間を雪と親しんだり戦ったりしてきた。

個人の家庭の除排雪作業は、今も昔も全て自己責任であり、作業が出来なくなった高齢者の冬は厳しい。ひと冬に4回の雪下ろしとトラックによる2回の排雪が雪との最大の激戦だった。

スコップを持って歩道を行き交う若者達に手を合わせながら雪下ろしを哀願している多分1人暮らしのお婆ちゃんの姿を今も忘れられない。お年寄りの事故を耳にするたび思い出す。

毎年くり返す雪との戦いも、若さで勝ち続けてきたが、寄る年波で、雪と戦えなくなった爺は、安全と安心を求めて平成元年3月に新潟市へ避難してから間もなく32年になる。

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今年は大雪

2021年01月15日 | 日記
雪の季節になると、昭和33年から27年間を過ごし上越市(高田)の雪の様子が気にかかる。苦闘した一冬2回~4回の雪下ろし、毎日の雪かきなど、雪との戦いも若かった昔々のこと。

息子達にとっては故郷、爺にとっても第2の故郷でもある地で、辛抱強く生活を続けたものの、老夫婦だけで一軒家の雪対策は厳しいと判断、雪の少ない新潟市に避難してから32年になる。

新潟地方気象台によると、高田では9日午前1時までの24時間降雪量が観測史上最高の103センチ、午後8時には積雪が200センチを超えた。老夫婦たちの心情は察するに余りある。

長い豪雪地での生活で雪の扱いに慣れているとは言え、8日から9日にかけて積もった50センチほどの雪と除雪車が配給した雪塊の処理は、87歳の爺には無理、近くに住む後輩の親子に処理してもらった。

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可愛い子には旅を

2021年01月10日 | 日記
子供は、将来のために、旅に出して世間の風にあてた方がよいと言う誰もが一度は耳にしたことのある諺である。交通手段が馬か徒歩だった昔の旅の苦しさや辛さを例えた諺でもある。

今では、若者たちの多くは、進学や就職のために自由に親元を離れて旅立って行く。爺も20歳の年には下宿生活、親からの解放感もあって失敗もしたが、多くの貴重な体験をした。

爺には、まだ独身の二人の孫がいるが、社会人になると同時にアパート生活をして自立している。コロナ禍で会えないが、幼い頃から食べなれた新潟米が無くなると、ラインか電話が。

身内でも知人でも、親離れしない子、子離れしない親子の姿を見てきたが、温室の中で生活していては、社会で生きるための免疫力がつかないと思う。孫たちの自立に、ほっとした気持ちで成長を見守っている。


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若者言葉

2021年01月05日 | 日記
この頃の爺、孫たちとラインで連絡し合っている。孫娘からの年賀の挨拶はスタンプで「あけおめ」、その弟の陸君に荷物の配達希望時刻を尋ねたら、「夜でよろしく」と、一瞬考えた。

若い世代との会話で「食べられる・見られる」を「食べれる・見れる」と言う「ら抜き言葉」には違和感がなくなったが、常用化してしまっている「とか言葉」は気になって馴染めない。

文化庁が行った世論調査によると「ら抜き言葉」を使う人が初めて多数派になったと言う。今ではアナウンサーも原稿を離れたトークなどの場面や、中高年の方の会話からも聞こえてくる。

 スマホの普及で、幅広い年齢の人達が若者言葉を使っている。若者同士での短縮語、KY式語、ギャル語、ネット語など、暇つぶしに言葉遊びをすると、「なるほど!」と頷くものも多い。

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