爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

肝試し

2021年07月25日 | 日記
二人の息子が小学生の頃、町内の子供会行事として、夏の夜に怖い場所へ行かせて、恐怖に耐える力を試す肝試しを行なっていた。子供たちにとっては唯一の夜遊びの場として人気があった。

子供たちは、2- 4人程度のグループを作り、順番に決められたコースを巡る。脅かし役は白い布を被ったり、人形などを使ってお化けや妖怪などに仮装し、近づいてきた参加者を驚かせる。

音響機器で不気味な音楽を流したり、竿の先にぶら下げたコンニャクで参加者を撫でたり、中学生や役員たちが様々な工夫を凝らしていた。 中には泣き続けていた女の子も何組か。

ゴールまで辿り着いたことを確かめるため、折り返し地点にカードなどを置いて参加者が一つずつ持ってくる。昨今は田舎でも暗い夜道は無いが、懐かしい肝試しの話は聞こえてこない。

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昔のことは覚えている

2021年07月20日 | 日記
年を取ると昔のことは覚えているが、昨日のことが思い出せないと、多くの先輩の話を聞流してきたが、爺も八十路を下り始めた頃から若い世代との会話で、同じ言い訳をしている。
 
平均年齢79歳の物書き仲間8人で、月に二回、形にこだわらない作文を発表し合っているが、昔の話題になると、みんな覚えがあるので、懐かしくなって盛り上がり、新しい元気が湧いてくる。
 
子供や孫が幼かった頃の写真を見たり、青春時代の流行歌を聞いたり、古いものに触れることで、昔の感情が蘇ってくる。確かに回想することで気持が若返るのが分かって来た。
 
自力で思い出すようにすると、脳に新しい神経ができて、切れていた記憶の回路がつながるので記憶の筋トレになるという。帽子をかぶるだけの頭にはなりたくないので、懸命に思い出している。

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我が家の庭

2021年07月15日 | 日記
スーパーの野菜売り場にはキャベツの外葉を捨てる籠が置いてあるが、キャベツの外葉には、ビタミンCをはじめ、色々なビタミン類が豊富に含まれていることをネット上で知った。

美容や健康を気遣う人は、野菜スープの食材として利用していると言われている。我が家は、猫の額ほどの庭で生活しているダンゴムシ、ナメクジ、アリたちに栄養食品として与えている。

今年も、シジュウカラが昨秋に掃除した巣箱で新しい巣作り、抱卵、子育て、例年の通り一言の挨拶もなく巣立って行った。今年は雀とシジュウカラが巣箱をめぐって争っていたようだつた。

丹精込めてシジュウカラが作った巣をスズメが乗っ取り子育て、我が物顔で自由に出入りしている。秋には来年に備えて巣箱の清掃。巣作りするのは、シジュウカラだろうか、雀だろうか。


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いつまでマスク❔

2021年07月10日 | 日記
街では、ほぼ全員がマスクをつけ、日頃利用する病院、銀行、郵便局の窓口、スーパー、コンビニ、ホームセンターのレジには飛沫防止のための仕切りがあるのが当たり前になった。

完全にマスクなしの生活になるまでには、あと1~2年はかかるとも言われている。マスク越しの会話は、相手の表情が読み取りづらく、感情が伝わりにくく、全てを通じ合うのは難しい。

マスクを長時間着用することによる隠れ酸欠が増えているとか。疲れやすい、目がかすむ、頭痛がする、朝起きるのがつらい、動悸がするなど、体の酸素不足が原因かもしれないと。

親しくしている70代のSさん夫妻とは、お互い行動範囲が限られた生活習慣であること、体調に異常がないこと、ワクチン接種が終了していることもあって、素顔で世間話を楽しんでいる。

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夫婦とは

2021年07月05日 | 日記
配偶者の死は想像したくないが、必ずその日が来る。日ごろは、一緒にいることが当たり前、空気のような存在である配偶者に先立たれた先輩や知人の悲しむ姿を見たり聞いたりしてきた。
 
人生で起きる出来事の中で配偶者に先立たれることは最も辛いことであり、夫婦の歴史が長い夫婦であっても、短い夫婦であっても衝撃は大きく、仲が良かったほど辛さが増すと言う。
 
配偶者の死について心の準備ができている人はいない。予期していなかった死であるだけに、「こうしてあげれば」「ああしてあげれば」良かったと後悔の念が吹き出してくるものだとか。
 
死別の辛さを忘れるため、趣味に専念したり、仏様と生前と変わらない会話をしながら、自分を支えていると聞いている。家内は、爺が先だったら死んだふりして一緒に付いて行くと言っているが。
 


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