爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

共稼ぎの子育て

2009年05月29日 | ブログ

共稼ぎ家庭の少なかった昭和30年代~40年代、行政や周囲からの理解も薄い中での子育ては、男女共同参画、子育て支援の諸制度が整備された今日とは雲泥の差だが、若者が働きやすく、子育てしやすい社会の仕組みづくり、議論は絶えることなく続いているが名案は浮かんでこないようで。

息子たちの子育て支援者は自身の娘4人と一緒に育ててくれた今は故人となった西沢様ご夫妻、法による限られた支援よりも大きな暖かい支援を受けて成長した二人の息子たちも、人並みに共稼ぎをしながら子育て中。

核家族化した昨今、子育てを担う年寄りも、よそ様の子供までお世話ができる余裕のある専業主婦も少ない中で、頼るところは行政しかないであろう、我が家の巣箱では、今年も何の支援もない四十雀が夫婦で子育て、先日、両親が見守る中での巣立ち、みんな元気で成長するよう祈りながら、次の新婚さんの来る日が楽しみ。


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お笑いお茶飲み話

2009年05月23日 | ブログ

久しぶりに手芸店を営む80代のTさんご夫婦とのお茶飲み話、耳は不自由だが近くに住む104歳の元気なおじいちゃんが今時、珍しく猿股に入れるゴム紐を買いに店にやって来た話から、昔の年寄りが着用していたラクダ色の猿股、その前身の越中褌まで話題が遡り大笑いのひと時を過ごす。

子供のころ見た親父はもとより成人男子の下ばきは越中褌だ、クラシックパンツとも言われた長さ100センチ、幅34センチの布に紐をつけた金隠し用の下着であり、現在の医療用に使用するT字帯と言ったところ、ラクダ色の猿股を着用するようになったのは戦後になってからだと聞いている。

国鉄の共同風呂を利用していた爺、仕事を終え入浴する職員達の下ばきは、みんな見慣れた越中褌で、何の違和感もなく、脱ぐときは静かに丸めて棚に収めるが、着用する時は,褌の両端を持ってホコリでも払うように床に向かってパンパン威勢のいい音を立てて払い落してから、おもむろにしめる、ノミやしらみを、はたき落とすための動作だとも聞いたが真実は分からん。


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爺の爺

2009年05月17日 | ブログ

母方の爺さん,元々は大工だったそうだが、爺が物心ついた頃は、呉服商の主として普段は和服姿しか見たことがない。

店の切り盛りは爺さんの姉のオカネ婆さんで、隠居さん的な存在だったのか、普段は殆んど店に出ることもなく,居間の囲炉裏端に座り、キセルで煙草をふかしながら茶飲み仲間相手にお茶を飲みしている姿と夏の鮎釣りシーズンになると釣り竿を担いで河原へ通う爺さんの姿が記憶にある。

周りから薬の好きな爺さんだと言われるとおり、昭和10年代半ば頃の薬、中身は知らんが、お茶と一緒に飲んでいる様子は何回か目にしたし、茶飲み仲間相手が飲んでいる薬まで欲しがり「一服俺にも分けてくれ」と味見するほどの薬好き。

爺の小学生の頃、鉄道員だった親父の仕事の関係で年末年始は母の実家で過ごしたのか、大晦日に大福帳持って掛け取りに回る爺さんと一緒だったのが、おぼろげに覚えている。


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新幹線の旅

2009年05月11日 | ブログ

新潟から北九州小倉まで、JR上越、東海道山陽新幹線を利用、片道料金、約3万円で7時間弱の旅は乗り応えがあり、高齢化に伴い、お金を使うのも楽ではない。

上越新幹線の車内は見慣れた服装、聞きなれた会話、東京駅ホームは、新聞紙の上に座り込んでいる集団、キョロキョロしながら目的地へ向かう姿、田舎者の爺には、仲間意識が働き気持ちが落ち着く光景だが。

東海道山陽新幹線の車内販売員、車内清掃員の垢ぬけした服装、聞きなれない会話、女性乗務員の巡視、車掌による検札、休日とは言え、降りた客の後には新しい客が座り常に満席で下車した後は終着駅まで空席の上越新幹線との違い等など見慣れない光景も数々。

往復とも久しぶりの駅弁、いつものとおり、家内と別々のもの、予想通り包装容器は派手だが味は今一、上越新幹線の弁当の方が確実にうまいが自家製の握り飯を持参するのが一番賢い。


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変わり者

2009年05月05日 | ブログ

お酒を飲むと人が変わるのは、多種多様ながら酔いが醒めれば原状回復、一時的なものとは言え人迷惑な話も多い。

変わったところで,「触り癖」と言えばよいのか、相手が男女を問わず、すれ違い時に、対面での会話中に突然、手で相手の体の一部に障る変態者、爺も一度体験済みだが、聞けば、昔から定評のあるというご仁。

女性は、心得たもので普段から彼の傍に近づく時、すれ違う時、それなりの護身体制が自然に備わっているので被害は少ないが、時に油断もあって「やられた」と声を出しながら同僚に被害報告をしている光景に出合うことも。

もっとも、セクハラが世に騒がれる以前の話であって、想像できない行動だが、そんな彼も、紅葉マークを使用する年頃、どうしているかは定かでないが、こんな変態者、時々、公立ホテルに隔離される有名人の名前が思い浮かぶ。


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