爺の世間ばなし

思いつくままのお喋り

憧れた東京

2007年09月29日 | ブログ

東京は今も昔も地方の若者達には憧れの都

昭和27年 爺 19歳の初夏 父の友人Tさんの好意で始めて東京へ、夜行列車で上野駅に着いたのが翌朝の夜明け前。

最初の行き先が、戦時中、写真に向かって最敬礼し続けた皇居二重橋、訪れる年配の人たちが一礼して去る姿を覚えている。

国電、路面電車、地下鉄など田舎では見られない乗り物を利用しながら記憶にある行き先は、上野 銀座 浅草、田園地帯で育った爺、Tさんを見失わないよう、キョロキョロしながら歩くだけだったと思う。

最大の楽しみ、後楽園球場1塁側内野席でのプロ野球観戦 (国鉄対大洋)

当時は芝生の上に適当な敷物を利用しての観戦、全選手の動きを逃さずに無我夢中、NHKラジオ第二放送での実況放送しか知らない爺にとって、生で見るプロ野球の醍醐味を満喫。  

今から55年前の話 


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爺 婆の集い

2007年09月22日 | ブログ

先日 昭和37年前後 職場を共にした平均年齢75歳の仲間達との1年ぶりの集い。

最近の集い、故人となられた仲間のご冥福を祈る黙祷で始まり故人の思い出話に花を咲かせながらのご供養の場でもある。

今回の話題の故人、大柄なI氏、 話をし始めると、身振り手振りを交じいて、表現も大袈裟に面白おかしく話す御仁。

新潟地震のときのこと、花瓶が倒れても家中が大洪水になったかように、屋敷の池の水の揺れも、大津波が来たかのように、子供たちに昔話を聞かせるように、ゆっくりと丁寧に話す、I氏特有の周囲をひきつける話術は誰も真似できないであろう。

変わったところで、黒羊羹とアンコについては、うるさい御仁でもある。

黒羊羹は、叩くとカチン、カチンと音がするほどに硬くなったものを、鋸で切って食べる。

あんこは家庭でご飯代わりに食べる習慣、お腹の調子の悪いときは、あんこを食べると

直ると言うほどのアンコ好き。

何回か硬い羊羹もいただいたが、美味しかったと言う印象はない。


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何時も笑顔で

2007年09月16日 | ブログ

聖路加国際病院理事長 95歳の日野原先生自身が実践している健康の心得10項目のひとつ「いつも笑顔で」の説明の中で、

人の顔には笑顔を作るための表情筋が36本あり、放っておくと口元がへの字になり機嫌の悪い顔になるんだそうだ。

年をとるにつれて表情が乏しくなるので、日ごろから唇の端を意識して上げておくように、口元をニッコリとする練習を薦めている。

 

鏡に向かって試みてみたが、人を笑わせる顔にはなるが、なかなかニッコリ顔にはならない。

世間には、笑いの表情が少ない人はいる、面白くないのかと尋ねるとそうでもない。

表情筋が健全に機能していないか 少ないのかも。

多くの学者先生、笑うことによって、体の免疫力を高め、血液の流れも活発になって、元気になるので笑わない人には「コチョコチョ」してでも笑わせなさいと言うほど笑いの効用は大きいようであるが10項目中で一番難しい。


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国民学校初等科(3)

2007年09月11日 | ブログ

昭和18年 爺、H国民学校初等科5年生の春 汽車を利用しての日帰り修学旅行、学生生活で体験する最初で最後の修学旅行でもある。

150人の5年生、大部分の生徒が汽車に乗るのは初体験、信じられないかも知れないが、当時の実態である。

修学旅行前日、改札口 階段 ホーム 汽車の乗り入り口 車内の座席などが、チョークで描かれた屋内運動場では、改札を出て汽車に乗り込むまでのリハーサルが繰り返し行われた。

見学先はYA町にある水族館、片道約1時間半程の汽車の旅、水族館が魚類の展示場とは現地に着いて知った生徒がほとんど、戦時中だったので、本来の目的である行軍と称して、長時間 歩かせられたのを覚えている。

生徒たちにとって、初めて体験した汽車の旅を楽しんだ一日だつた。


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宿直当番制

2007年09月07日 | ブログ

昭和40年代半ばまで続いた職員二人が交代で夜間の職場管理に当たる宿直当番は相手が上司だったり、同僚だったり、宿直が大好きな人、宿直料稼ぎの人など色々。 

翌日は平常勤務なので12時前には、パジャマなど利用することもなく、下着のままで寝床に入るのが常である。

宿直当番制 本来の業務とは別に、先輩諸氏から学ぶ場としても、職員相互の親睦を図る場としても、大きな役割を果たしてきたと思う。

宿直当番をめぐる話題も数々あるが昭和30年代の事例

① 相手の寝息も気になる神経質なO氏 寝る前に各部屋に備えた時計をすべて止め、一人で別室で休むのは良しとして、止めた時計を元に戻すことはしない御仁。

② N氏とU氏 日頃から寝言では話題の豊富なご両人 コンビの時は寝言合戦、ある日 寝言で電話ごっこ、一人が 「もしもし もしもし」とお声がけ 片方で、「はいはい はいはい」と答えていたと言う 周囲を笑わせた嘘のような本当の話し。


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