- 天覚山から川苔山・蕎麦粒山方面 -
ほぼずーっと杉檜の植林の中を歩くというコースです。
ですから、これからしばらくは花粉症の人には辛いコースになると思います。
私は全く花粉症の症状はありません。
西武鉄道の吾野駅から歩き始めます。
改札を出て左に進み、「吾野湧水」の案内に従い地下道で駅の反対側に出ます。
そうすると大きな墓苑があり、「吾野湧水」の傍らに案内がありますので、これに従い山道に入ります。
薄暗い植林の中を登って行きます。
一旦緩やかな場所に出た後、尾根の少し下を巻くように進みます。
尾根のタワの前坂に着きました。
ここからは向きを変えて、小さな峰を登ったり下ったりが続きます。
相変わらず植林の中を行きます。
登り下り以外に変化がないので、たまに現れる大岩さえ刺激的(?)です。
途中で道路を横切り、露岩のある細尾根を登って行くと ・・・
大高山の山頂です。
展望はほとんどなく、僅かに大岳山方面が望めるだけです。
また、「明治四十一年九月」と刻まれた「若宮八幡大神」の石祠が鎮座していました。
ここまでの道の様子から途中で休めるような場所はなさそうなので、ここで少し休憩です。
先へ進みますが、道の様子は変わりません。
時折現れる大岩やヤブツバキが若干変化をつけてくれます。
また、道の周辺で常緑の広葉樹が見られる場所が時々現れるようになりました。
途中、少しだけ木々の疎らな場所から大高山の姿が望めました。
小さな登り下りを何回も繰り返して行きます。
それが訓練になるのでしょうか、すれ違った人の半分ちょっとがトレランの人でした。
三角点のある天覚山の山頂に到着です。
木々が一部邪魔ですが、場所を少し変えれば、ほぼ南側半分を見渡すことができます。
川苔山・蕎麦粒山方面
大岳山・御前山方面
大山・丹沢の山々
遠く東京の高層ビル群
誰もいなかったので、電車の時間に合わせて少しのんびりしました。
さて、ここから東吾野駅に下りてしまいます。
山頂から少し下ると、山頂直下には大きな岩が ・・・。
そして、その下には「両峯神社跡」という小さな石碑がありました。
背後の大岩が「磐座」として信仰されていたのでしょう。
社はありませんが、石垣や石段の跡が残っています。
この神社跡の前から東吾野駅へは尾根コースと沢コースがあります。
沢コースを選択し、急な斜面をぐんぐん下って行きます。
沢に沿うようになると緩やかになり、水道施設と舗装道路が現れます。
舗装道路を行くのかと思いきや、水道施設の脇を通って道が延びていますので、これを行きます。
やがて、尾根コースが左から合流し、そこから少し進むと人家が現れます。
ここで舗装道路に出て、東吾野駅までは僅かです。